西川:今の私の悩みは時計問題。
松田:働き出すから時計がいるって話?
西川:そう。
松田:時計はcommmon roomにとっても重要な問題やで。前回も中垣の時計問題が出たもん。中垣の場合は一生解決しないにも関わらずいっつも悩んでるねんけどな。
西川:それは何に悩んでるの?
中垣:おれは元々こういうチープな時計が好きやねんけど、普段はスーツ着てるからさ、これやとなんかちょっと恥ずかしくなってきてん。最初は「これがおれのスタイルじゃ」って思っててんけど、だんだん違うなって思い始めてまともな時計が欲しなってきてんけど、まともな時計って言いだすとなかなか沼な世界で。
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中垣が本当は好きな時計
中垣:それで予算と折り合いがつかず、もがき苦しんでる。しかも嫌なのが、まともな時計やからって別に便利になるわけではないっていう。言うたらGショックの電波時計が一番いいっていう話になっちゃうわけ。
松田:自分にとって重要なパラメーターを上げようとすると、全然関係ないパラメーターも上がってまうのが問題らしい。具体的にはとりあえずガワが見栄えする時計がよくて、ムーブメントはなんでもいいらしいねんけどな。
中垣:おれは見えている部分さえカッコよければ、あとはなんでもいいねん。
何回も言いますがそんな時計ないです
松田:でも残念ながらガワだけいい時計なんてなくて、ガワのいい時計はムーブメントにも手間かかってて、その分値段も高い。それが中垣の時計問題。
西川:なるほどね。私の時計問題はね、スマートウォッチがある中で時計を買うべきかっていう問題。
松田:あー、普通の時計をってこと?
西川:それにケータイあるから、そもそもスマートウォッチいらなくねっていう話もあるし…
中垣:そもそも時計いらんってこと? 時計がいるかもって思ったのはなんでなん?
西川:パッてみて時間が分かるのがいいかなって。
中垣:そうそう、結構便利やで。
西川:自分一人ならいくらでもケータイ出せばいいけど、社会人になることを考えるとね。あった方が便利なのかなって。
中垣:あった方が便利よ。
西川:でも本当にいるか?って。スマートウォッチだってあるんだし。
中垣:あ、そういうこと? おれは今までずっと時計着けてたからあった方が便利やねんけど、今まで着けてなかったんなら別にいらないんじゃない? 着けてない人も全然おるし。
松田:下手に時計着ける習慣を身に付けるよりは、最初っからなしでいく方が楽ではあるよな。
西川:でも私、ケータイに依存したくもなくて。ケータイなしで生きていきたいくらいだから、時間確認する用には時計があった方がいいかなって。
松田:でもさ、そういう話やとApple Watchでもないよな。
西川:そう…
中垣:でもApple Watchならそれひとつで済むし、機能もいい感じに制限されてるからそれでいいって話はないん? 音楽もApple Watchで聴けるし。ラインも見れるし。
松田:ちなみにこれは以前に出た話やねんけど、みなとが女性がApple Watchを着けるのはめっちゃええって言っててんな。
西川:ほー。
松田:それは確かにそんな気もするねん。飾りっ気のないApple Watchをプラクティカルに着けてる感じ。でもよく見るとバンドはピンクとか、そういうのがいいなって。
中垣:Apple Watchは充電せなあかんのが嫌やねんな。
松田:西川はさ、スマートウォッチじゃなかったらなんか欲しい時計とかないん?
西川:スマートウォッチじゃなかったら、この前どっかのカフェに行ったときに時計集めが趣味のおじさんが店主で、その人に機械式にしろって言われて…
松田:いやいや…
中垣:笑
ポリス出動です
松田:まずな、そのおじさんがどれほどのコレクターかは知らんけど、基本的に時計のコレクションをしようと思ったら相当な資金が必要なわけ。で、もしガチ富裕系の時計フルコミ勢ならともかく、そのパターンはほとんどの場合、実際はたいして時計が好きなわけでもないのに、他にアイデンティティがないから「機械式時計に拘っている自分」に固執していて、しかも迷惑なことにそのアイデンティティを周りに吹聴して回る、みたいな人やと思うで。
松田:その人に聞いたこと全部忘れて。全シカトでおっkーやで。
中垣:機械式時計なんて人に勧められへんよね。どんだけ持ってても、「Apple Watchにしときな」って他人には言うよ。
西川:その人は手巻きの時計を推してきて…
中垣:それはもう、いよいよやばいで。
西川:で、機械式で探すと結局欲しいと思えるのはなくて、安い電池式だとノットっていうのがまあいいかなって。
松田:何それ?
中垣:分かるで。日本のダニエルウェリントンみたいな。
松田:あーね。西川は今回の予算はどれくらいなん?
西川:うーん、10万円まで。
松田:10万円か。じゃあもうセイコーのルキアでいいやん。
中垣:女性もん?
松田:うん。セイコーの女性向けカジュアルウォッチで一番ええやつ。ただただ堅実な時計で、20代の女性ならそれを着けてて不利益を被ることは絶対にないで。
西川:へー。
松田:時計に積極的な動機は一切見出し得ないけど、でも時間を見るための時計は働く上で必要だよねみたいな、そういう社会的要請のもと時計を探しているのであれば、そのときはルキアでいいと思うよ。
中垣:たださ、女性の世界って結構よく分からへんやんか。スペックとかちゃんとしてても、「でも可愛くないじゃん」みたいな。
松田:まあそうやんなぁ。
中垣:なんせフルラが売れる世界やん。
松田:そうね笑
西川:なんで? フルラそんなダメなの? 私のお母さん好きなんだけど。
中垣:あ…
はい失言
松田:お母さんがフルラ好きは結構くるものがあるな。
西川:えーなに?笑 どういうこと?
2020年2月28日
Aux Bacchanales 銀座