中垣:なんかあれやねん、
松田:へえ。
中垣:
太郎:その二人が総務省の事業を予算もらってやってんの? 最強やな笑
松田:
中垣:なんやろ…よく言われんのは、省庁系の仕事はやっぱり言葉づかいをより厳密にするって。例えば表記ブレとかって、一般的にも避けるべきやねんけどその度合いが特に高い。
松田:なるほど。
中垣:そういうのが結構すらすら出てくんねん。慣れてるから。
松田:しかもそのそれぞれに相応の妥当性を見出せるんやろ?
中垣:そうそう、全部説明してくれる。なんて言うかね、
代慶:ふーん。
中垣:し、なんか…
太郎:「〜とは認められていない」とか?
中垣:あ、そうそう。そんな感じ。
太郎:「原発事故によって出た放射線の被曝で死亡した人はゼロ」って言うんじゃなくて、
中垣:せやねんせやねん。
太郎:そうそう。
中垣:そうやねん。まさにそれやった。
太郎:実際、
中垣:あとはなんか、「取り扱い」に「り」を入れるかどうかとか。何読みって言うっけ、
太郎:それは、内閣法制局っていう法律を最後にチェックする機関があるんだけど、法律を作ってそこに持って行くと、そこの役人が日本語として間違っていないかをチェックするプロセスのときに
中垣:「取り組み」の間に「り」を入れるか入れないかで、
太郎:それは法制局に行ったときに「シュソミ」って読み上げるからだよ。
シュソミの生まれる瞬間
松田:まじかよ。
代慶:へー。
中垣:で、おれが「り」が入ってるのと入ってないのを併用してたらめっちゃ指摘される。
代慶:へー。
太郎:でもこれ併用するんだけどね、実は。動詞で「取り組む」だったら「り」が入るんだけど、名詞で「取組」だったら漢字二文字。で、
中垣:
代慶:笑
松田:さっきの例の哲学はなんなん?笑
太郎:つまりさ、
中垣:結構おもしろいで。聞くとなるほどやし、意識できる限りはそうしたいと思えんねん。
みなと:シュソミ…
松田:まあ聞いていて嫌いではない笑
太郎:ある種のカルチャーだよね。
代慶:それって育まれていくものなの?
太郎:まあなんか、法律を作る担当者にならなくても偉い人が読み上げる文章を書く機会は結構あるし、その他にも日本語を書く機会は多いからね。
みなと:
2019年10月4日
Starbucks 東京ミッドタウン店