みなと:いい大学出て、ある程度名前の知れた会社に入ってたらさ、
松田:うんうん。
みなと:何かをやりたいと思ったときに踏み切るための方便として、
松田:うんうん、それはあるよな。
みなと:みんなが普通に考えているよりは少ないはずだよね。
松田:そう、みんなが思ってるより少ないし、コンビニバイトはみんなが思ってるより稼げる笑
みなと:笑 そうだよな。東京だと賃金も高いし。
1,013円
松田:確かに名の知れた企業に勤めてたら10年後も20年後も安泰っていうのはあるけれども、今の文脈ではそもそも10年後20年後の話はしてへんからな。
みなと:そうそう。
松田:むしろ、したいことして大成するための方便としてのコンビニバイトの話やし。もちろん将来が約束されていないことへの不安はあるやろうけどね。
みなと:そういう心理的な懸念は最後まで払拭できないにしても、
松田:でも最近それめっちゃ思ってるわ。このあいだ中垣と話してたときに、「これはすけべな質問とかじゃなくて、批判するとかでもなくて、松田は将来のことをどう考えてるん?」とか言われて。
みなと:笑
松田:「おれもそれ思ってた、そろそろこの話ちゃんとしようか!」みたいな気持ちになったのね。
みなと:なるほどね。
松田:で、今のままではcommmonはお金にならないから、どっかで資本主義にバイブス合わせなあかんなぁとか、もうしばらくはおれ自身が経済的に脆弱なまま生活せなあかんなぁとか思っててんけど、とは言え好きでやってることやし、である以上、
みなと:そうだよね。
松田:その上で、コンビニバイトって思ったより堅いし余裕じゃん、って。
みなと:いや、ほんとそうなんだよ。
松田:だから日々清々しく過ごせている。
みなと:僕も、別に今会社を辞めたいとかじゃないんだけど、考えてみると
松田:うんうん。
みなと:だから今のうちから、コンビニバイトをすれば大丈夫っていうマインドを丁寧に丁寧に刷り込んでいくことで、
松田:なんか、
みなと:あー、そうそう。
松田:そうやんなぁ。みんな、
肥大化した消費の欲求の前に、際限のない労働に邁進する人々のなんと多いことよって感じ
みなと:あー、そうねそうね。あなたが踏みきれないのは、想定している前提がおかしいから無理だと思えているだけであって、その前提さえなくなればいくらでもできるし、って感じだよね。
今の生活は所与の条件ではなく、どこかのタイミングで自身が選んだものであって、新たに希求すべき価値を知った以上、それに劣る価値はもはや捨てたらええんやで。
松田:そうそう。
みなと:別にコンビニバイトじゃなくてもいいいじゃん。深夜の土建のバイトでも、派遣でも、コールセンターでもいいし。
派遣とその他2つがMutually Exclusiveでないのが気になりますね…
松田:この話はさ、ひとつには選択と集中というか、本当に自分にとって大事なものにコミットしましょうみたいな話でもあるねんけど、
みなと:あー、そうね
松田:多少ミニマルに生活したらお金の勘定は合いますから、って。
みなと:そう。シンプルに暮らしている分にはお金なんて全然かかんないもん。
松田:
2020年5月29日
下北沢 ざこや