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コンサルはフリーランス

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中垣コンサルはフリーランスっぽいなってちょっと思ってるところがあって

松田:はいはい。

中垣:まあ普通の会社をよく知らんけど、要は前から言っているけど、この部署でこの仕事をしますとかないわけ。チーム単位で、期間は短ければ1ヶ月から3ヶ月とか、ころころ入れ替わっていくし、あるいはチームをまたいで仕事をすることもあるし

中垣:だから〇〇部〇〇課で上司がいてみたいに関係も固定されていないし、守られてもない。もちろん会社としてのお客さんがいるわけやん、おるねんけど、そのチームの中でも全員がお客さんなわけよ、おれにとっては。上司もお客さんやし、部下も客っちゃ客やし

中垣:っていうのがあって、このあいだ今の仕事のメンバー全員と新年会みたいなのがあって喋っとってすっげえ怖いなと思ったんが、みーんなにニコニコ喋っとって盛り上げてんねんけど、その動機は政治でしかないねん。もちろん政治できてないやつもいるねんけど、そいつは上には上がれない

酒井:ふーん。

中垣:だから、全てコントロールしてるねん。この場はどういうメンバーで、どうやったら仕事につながるか、どうやったら関係を良好に保てるのか、どの人との関係は切ってもいいのか。上に上がれている人は全てコントロールしている。もちろんサラリーマン全般においてそれは大事なんだけど、その程度が甚しくて。

松田:イヤー。

中垣:今それを思い出したのがさっきの松田の話で、別に3人でやるんだから3人で、とかじゃないわけよ。そいつを切るのか切らないのか、あるいはその間なのか、間なら30%なのか70%なのか、全て計算して判断して、それで30%ならその分だけのコミュニケーションをして。どうやってコミットメントを引き出して、どうやって感情面をコントロールするか、全て考えて最適な手を打ち続けている。っていうのをお客さんにもするし、内部でもする。で、とりあえず自分が生き残る。

酒井:うーん。

松田:なんかその話さ、前に、初めてチームで会う人にどういうスタンスでいくかみたいなこと考えたら振る舞い方が分からなくなって、とりあえずフィット感を重視することにした、みたいな話が出てたやん。

中垣:出てたね。

松田そことの相関で言うと、今の話はどうなるん? 今言っていたような振る舞い方の行き着く先はフィット感の彼方なわけやん。

中垣:うんうん。それで言うと前していたような話は、少なくとも今のおれにとってはそれをしないといけないわけ。つまり自分のコンサルとしてのスタンスがないから、そうしないと向こうに飲まれるわけ。そういうふうに、自分の中のフィット感を突き詰めた上で、さっき言ったような振る舞いがあると思っていて。

松田:はいはい。

中垣今のおれには正直それはできないっていう、フェーズの問題かなって気はしてて。だからそれで言うと、どっかでフィット感を超える…というかただのゲームになると思う

松田:うんうん。

中垣:それでおれがちょっと思ったのは、そのタイミングで飽きて辞めると思う。要は今、上の人らが政治しているのは分かるねんけど、それらがどういうメッセージなのかまでは、いまいちはっきり分からなかったりするわけ。でもなんか、それが概観できたら飽きるやろうなって思う。

松田:なるほどね。

中垣:だって不毛なわけよ。だってさ…何も生産していないからね、我々は。まじで。

松田:なるほどね。今はそのゲームが分からんってこともあって、とりあえずフィット感ベースでいくってことね。

中垣:そうそう。

松田:ほんでフィット感を超えた先で「あ、こういうゲームね」ってなったら終わりって話やんな。

中垣:そうそう。

2020年2月7日
Aux Bacchanales 銀座