🦒:おれ、今の会社に4月に新卒で入って、
🦒:で、業務が結構多い部署だったから、
松田:はいはい。
🦒:それで、
🦒:加えて上司との折り合いも悪くって。その人はかなり厳しい人で、理不尽なことこそ言わないけど感情的に怒るし、自分が忙しいときだとその傾向がより強くなるんだよね。
西川:感情的なんだ。
🦒:そう。で、
松田:うーわ、まじか。
中垣:質問に対して質問で返ってくんの?
🦒:そういうこともある。で、「これが分かんないんですけど、こうしようと思っています」って送ると、
中垣:何それ。
🦒:週に何日かはそういうことがある。しかもおれは今その上司から仕事を引き継いでるから、
松田:はいはい。
🦒:他の同僚に聞いても「それは上司しか分からない」ってなって、やっぱり直接聞かざるを得ないんだよね。
松田:うんうん。
🦒:
🦒:で、数週間前にそれが本当にキツくなっちゃったことがあって、
知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス – 厚生労働省
国って偉いよナァ
🦒:で、そのときは上司も分かってくれたみたいで、丁寧に仕事を分解してくれたおかげでその週はうまく乗り越えられたし、人事もおれがストレスを抱えていることは把握してくれた…っていうのことがあって。
🦒:で、そのときは上司がというよりは仕事が回せていないことの方が辛かったの。だからその週以降は「仕事が詰まっちゃうことが多いみたいだから」って言って、
🦒:確かにそれはありがたくて、それが始まって一週目は仕事もうまく回せたんだけど、その次の週がまた上司の機嫌が悪い週だったの。で、
理由がなんであれ、課題解決の場面で感情的になるやつは死ねばいいと思います
🦒:今度はそれが負担になっちゃって。
倉留:その時間を取るようになったがゆえにね。
🦒:
中垣:自分ではどうにもコントロールできないものやもんね。
🦒:
松田:あー。
🦒:で、実際に終わらなくて、先週は毎日遅くまで残業だったのね。そういう状況で動悸は止まらないし、今度は漠然とした不安が出てきて、
🦒:それが数日前なんだけど、さすがにやばいなって思って、友達に3LDKに住んでるやつがいるから、その内の一部屋を借りて仕事をさせてもらうことにして。
松田:なるほど。
🦒:そうやって月曜から仕事してたんだけど、そもそもの仕事がややこしい案件だったのもあって、その日のミーティングで上司から
中垣:お前のせいやろって話やんな。
「なんでこの時間までに終わってないの?」と聞いた上司は、自分の想定していたやり方に基づけばミーティングまでに仕事が終わっているという結果が予想されるのに、実際には🦒の仕事は終わっていないという結果だったため、そのギャップを確認する意味で「なんで?」と聞いたのだと思います。
しかしこの問いを立てるには、少なくとも上司と🦒の間でベストプラクティスが共有されている必要がありますが、今回の状況はそのようではなさそうです。そのため🦒はせいぜいのところ、「こういうやり方をしましたが、今時点で進捗はこれです」くらいのことしか言えず、本質的な解決はできません。
🦒:もちろんおれのパフォーマンスが悪かったってのもあるけど、そもそも上司のマネジメントが悪過ぎてうまく進められていなかったのもあって、
🦒:ちょうど部屋を貸してくれてた友達も昔心療内科にかかっててたんだけど、「鬱になってからじゃ手遅れだから早めに手を打った方がいい」って言ってくれてたし、あとは自分の母親も鬱になったことがあるっていうのもあって、やばい状態になってからじゃ手遅れかなと思って…
河東:それってもう休職認められてんの?
🦒:それがね、なんかよく分かんなくて。人事の話では、すぐに休職にはならなくて、とりあえず有給休暇を使って休むのが一般的っていう表現をされた。
河東:あー、なるほどね。
🦒:働けない期間がしっかりあってからじゃないと、休職っていう扱いにはならないらしくて。
中垣:手続き的な話としてやんな。
🦒:そうそう。
松田:はいはい。
🦒:まあなんだろう、テレワークって環境のせいもあるし、物事をシリアスに捉えがちっていうおれの元々のメンタリティもあるし、あとは上司っていうどうしようもない要因もあるしで、おれにできることに関しては全て手を打ったなって気がしてて。
🦒:診断書をもらって締め切り仕事を投げ出すっていうのはちょっと強引な手だなとは思うけど、でもそうしないとどうしようもなかったというか…
中垣:まあそうするべきやんね。
🦒:とりあえずそういう感じで、今月中は有給で休むことになった。
松田:なるほど。
🦒:今年の有給が十数日あるから、それを使い切ったら今月いっぱいになる。まあ有給なんて、どうせ一年目は使いきれんしさ。
中垣:それはそう。
🦒:でも今度はさ、
倉留:逆にね。
河東:同じ部署に戻るん? その辺は人事とは話してないの?
🦒:えっとね、休職したいですってメールしたときに人事から電話があって、とりあえず今は仕事のことは忘れなさいって。
河東:まあそれでええよな。
🦒:ただ、人事を信用していいのかがまだよく分かってなくて。
倉留:はいはい。どこまで味方になってくれんのかっていうね。
🦒:そうそう。そこが不安ではある。
倉留:まあ同じ部署はないよな。でも診断書もらって仕事セーブするっていう手を打ってる人が周りにいてよかったよね。それがなかったら、ほんまにどうしたらいいのか分からなさそう。
🦒:それは本当にそう。同期との関わりもあんまりなかったし、ちょっと話す限りでは同期は全然残業していないみたいで、おれの状況を分かってくれる人があんまりいないし、
倉留:
🦒:そう。だから、その上司のやり方が社会のスタンダードなのかもしれないっていう思いもあって。
これははっきりさせておきたいけれど、それが多数派であることによって十分に肯定されるのって電子決済アプリくらいだからな
河東:今は朝起きたら気分ええの?
🦒:夜は全然寝られてる。
河東:じゃあええやん。
🦒:日中が一番キツいんだよね。暇になっちゃうと仕事のことが頭に浮かんで「どうしよう…」みたいな。心拍数も上がるし。
河東:そんなんやったらな、2週間くらいじゃ足らんよな。
中垣:まあそうやんね。それに宙ぶらりんなのもちょっとね。
倉留:
中垣:そうやんな。
倉留:おれの隣の部署の新卒の子も結構しんどい感じになっちゃってて、でも
河東:新卒リモートはほんまにやばい。
中垣:やばいよね。
倉留:で、その子の話をよくよく聞いてみたら「そいつやばいやつやん」ってなって、おれの部署は比較的ゆるいからこっちの人に相談してみる?って言って、そのことをマネージャーに相談してみてんけど、首突っ込むと越権行為になるから難しいってなって。
倉留:でも、とりあえずうちの部署でzoom飲みを企画してその子も呼んで、そこでひたすら愚痴を言ってもらって非公式な形でマネージャーの耳にも入れて…っていう感じのことをしたな。
河東:めちゃくちゃいい会社やな。
倉留:まあやったんおれやけどな。
西川:笑
倉留:でもそういうふうにでもしないと、
中垣:いやー、そうやんな。
河東:全員からうざいと思われてるって感じやったら逆におもろかったりするしな。「あいつまたこんなこと言ってんぞ」みたいな。
倉留:そう、そうやねん。
松田:笑
中垣:でもスタンダードが分からへんとそうなってまうよな。
倉留:それにすぐに異動ができひんってのもね。その決断をすぐにしてくれへんっていうのも、なんか嫌やね。
中垣:そうね。
河東:ほんまに。新入社員を異動させるなんて楽勝やろ。
倉留:仕事なんてまだなんも覚えてないねんからさ。
🦒:そこがちょっとややこしいんだけど、おれの人事権は本社が持ってて、でもそれとは別に所属してる会社の人事もいるし、そもそもうちの人事異動は部長同士で話し合ってそれを人事が追認するっていう仕組みらしくて、あんまりすんなりといく感じじゃないんだよね。
倉留:
中垣:そうやんね。というか、
河東:分かる分かる。
中垣:今の会社って新卒をどうやって扱うかに慎重過ぎて、ほんまに蝶よ花よって感じやん。
河東:包まれてるよな。
中垣:「残業は絶対にさせたらあかん」みたいな。
倉留:そうやんね。
中垣:それに、
西川:笑
倉留:一人採用するのになんぼかけてるねんって話やしね。
中垣:アホやんね。
河東:まああれやね、
松田:あー、そうやね。
河東:だから有給使い終わっても「まだ嫌やな」って思ってたら、そっからでもなんぼでも休んでええんちゃう? 有給が何日かなんて、どうでもいいことやねんから。
🦒:うん。
松田:
2020年7月10日
Aux Bacchanales 紀尾井町
2011年に創業されたZoom Video Communications, Inc.が提供するweb会議サービスのZoom。新型コロナウイルスの世界的な流行により企業がリモートワークを推進したことで、2020年2~4月期の売上高は前年同期比2.7倍に達し、4月のピーク時には1日あたりの会議参加者が3億人を超えた。
一方でエンド・ツー・エンドの暗号化をめぐるセキュリティー上の脆弱性も報じられており、NASA、BANK OF AMERICA、台湾政府、ドイツ外務省などが使用を禁止または制限している。