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転売だって楽じゃないんだから

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🐆今はちょっと難しいね、買うこと自体が難し過ぎる。

松田:ふーん。今までbotか何かでやってたってこと?

🐆:うん、今も昔もbotを使ってる

松田:それも競争激しくなってるって感じなん?

🐆:botを買うことがまず難しい、最近は

松田:あー、なるほどね。

🐆:強いbotを買うのが難しい。普通に買えるbotでも戦えるねんけど、数打たなあかんことになって、そうなるとGoogleのアカウントとかいろんなものが必要になる。強いGoogleのアカウントが必要になるねん。

松田:強いGoogleアカウント?

🐆:まず一番身近に買えるbotはブラウザ型のbotやねんな、Chromeのアドオンみたいな。それは普通に売ってるから、初心者の人はそれを買いますと。

松田:うんうん。

🐆:ただブラウザ型のbotって、カートインしてチェックアウトするときにリキャプチャが出てくるねん

Image: Google

松田:はいはい。

🐆:でもそこで、ブラウザにログインしているGoogleアカウントが強かったらリキャプチャは出てけえへんねん

松田:そうなんや…

🐆:Googleに信用されてるから。

なつき:へー。

🐆:だから、強いGoogleアカウントを持ってないとブラウザ型のbotは使えへんねん

松田:なるほどね。

🐆:で、ひとつの商品を買うごとに強いGoogleアカウントがひとつ要るわけやんか。

松田:うんうん。

🐆:でも1分の1で買えることってまずないから、例えばタスクを10個組むとしたらアカウントも10個いるし、同じ商品を10個狙うならIPも全部変えないとあかんからプロキシも作らなあかんってなって…

松田:なるほどね笑

🐆:そう、だからクソめんどくさい。今はもう、2010年製のGoogleアカウントとかはあんま売ってなくて

松田:はいはい。

🐆:ヴィンテージのGoogleアカウントね

すげえこと言ってんな

松田:笑

なつき:笑

🐆:しかもそのヴィンテージのアカウントを買っても、やっぱり多少は育てないとあかんねんな。

松田:へー。

🐆:おれは今アカウント育てるbotを使ってるねんけど

たまごっち的なね

松田:笑

🐆:なんでそんな服買ってんの?って人には言われるけど、要はそういうことやねんな。

松田:笑

🐆:わざわざ言うようなことでもないから言ってないけど。

松田:でも最近ってさ、Supremeの相場だいぶ下がってへん?

Image: Supreme

🐆:あー、うん。もう全然安い。

松田:そうやんな。

🐆:諸説あるねんけどな。デザインがあんまりよくないっていうのと、商品の数が多くなったのもあるし、あとは大学生とかの転売ヤーも増えてきて、彼らは売り急ぐから相場が下がってる

松田:なるほど。

🐆:一番はそこかもしれん。鬱陶しいよね、おれらだけやったら相場もある程度保てるのに。

松田:でもそう考えると、なんやかんやで大変やねんな

🐆:まあまあ慣れたらあれやねんけど…でもエグい人はもっとエグいよ

松田:ほう。

🐆:一時期SNKRSでもbotが使えた時代があって、そのときはアカウントを10,000個回してる人とかいたね

Image: Apple Inc.

Nike SNKRS – App Store→

松田:やば。

なつき:すげー。

🐆:10,000個のアカウントで抽選してるねん。おれがめっちゃ回したってときでも80個とかやもん。それはもう勝てんなって思った。

松田:へー。

🐆:それに住所も必要になるもん。ひとつの住所にひとつしか送られへんから。

松田:そうやんな。

🐆:それで面白かったんが、なんかガチの転売ヤーが村を買い取ってるっていう話があって

松田:笑

🐆:やばくない? 村人に住所を借りて村ごと押さえてるらしい

松田:すごいな。

🐆:すごいよな。それ聞いたときは焦ったな。

2020年4月24日
zoom


HeaderImage: Supreme

4月24日にアメリカとカナダ限定で発売された、Supremeと村上隆のコラボレーションのボックスロゴT。「新型コロナウイルスでホームレスになりそうなユースとファミリーを支援するためのチャリティーT」らしい。転売マーケットでは定価の12倍以上で取引されている。