松田:このチノパン、生地もいいし、裏側の仕立てもそれなりに…というかかなりしっかりしてるねん。
みなと:確かに、なんかいい感じだね。チノパンとしては捨てられていないというかさ、無視されていない感じもする。
松田:あ、そうそう。これがドレスの綿パンやったらなんかちゃうねん。あくまでチノパンが欲しいのであって、ドレスの綿パンが欲しいわけじゃないねん。おれとしては、さして服に興味があるわけじゃないけれど、比較的恵まれた服ライフを送ってきたおかげで何を選んでも様になってしまう人、みたいなスタンスにしたかったから。
自意識過剰やで
みなと:笑
松田:このチノパンをことさらじゃなく着る。ユニクロのスウェットくらいの感じで付き合う。
みなと:なるほどね笑
松田:おれの理想としている人がそれを着るときは、別におしゃれ着として着るわけじゃないねん。持っているいくつかの綿パンのうちの一本に過ぎない。
みなと:普段着なんだね。「結構いい感じかなとは思っている…まあよく分かんないけど。普段からよく履いているよ」くらいの。
松田:そうそう。「それなりに綺麗に見えるからまあいいかなって」みたいな。まああれやねんけどな、買う前にめっちゃリサーチするし、バッチリおしゃれで着てるんですけど。
ですよね
みなと:笑
松田:前さ、物買う前にって話で…
みなと:あー、買った瞬間が効用Maxになっちゃう問題ね。
c ちゃんと調べてから服を買うのは楽しくない→
松田:ちょっと考えてんけど、さっき言ったみたいなスタンスをやるにはさ、買う前に調べまくってるせいで気持ちのピークを買った瞬間に迎えてて、それ以降の経験がそのピークを上回らないっていう方が、「あがった」人っぽくていいんじゃないかって。
みなと:あー、なるほどね。確かにそうだね。
松田:服に期待している感じとか気合入れてる感じっていうのが、気持ちのピークが過ぎているからか全然出ない、みたいな。なんも期待せずに履いているのがむしろ「あがってる」っぽくていいなって思った。
みなと:確かにね。
ファッション村の方もこうおっしゃっています
2019年10月4日
Starbucks 東京ミッドタウン店