みなと:普段椅子に座ってるときはさ、これくらいのリラックスした姿勢でいたいんだよ。
椅子に座っているときの彼はほんとダラっとしてる
みなと:でも座って寝なきゃいけないとき、例えば飛行機とかだとさ、腰を立てないと絶対に寝られないじゃん。ダラーっと座ってたら首とかすげえ痛くなるし。腰を立てた状態だと真っ直ぐで安定できるというか、背骨の上に頭が乗ってるから変に疲れたりしないでしょ。
みなと:どうやったら疲れずにダラーっとできるのかな。
松田:姿勢問題な。アーロンチェアって分かる?
みなと:姿勢がちゃんとできるっていう高ーい椅子でしょ。
椅子界のプレデター
松田:そう。ハーマンミラーが出してる、まあオフィスチェアのいっちゃんええやつ。
松田:で、昔ベイプのグラフィックデザイナーをしてて今はデザイン事務所をやってるみたいな人がやってる、僕のオススメのもの、みたいなブログがあるねんけど、そこで紹介されててん。
松田:「僕は姿勢に気を使ってたんですけど、そもそもいい姿勢っていうのが分からなくなって、挙句アーロンチェアの上にあぐらで座っていたときにこれに出会いました」って言って、別の椅子を紹介してた笑
アーユル チェアー HIVISIION→
これはまじで姿勢がよくなる。姿勢の零点規正ができる
みなと:バカにしてるでしょ笑
松田:アーロンチェアはいい姿勢をめぐってはアガリではないらしい。
みなと:それで言ったら僕さ、椅子においてクッション性って大事だと思うんだけど、会社の椅子がオカムラのすげえいいやつでさ、確かにクッションはしっかりしてるんだけどさ、暑いんだよ。
松田:あ、うん。暑い椅子あるよな。
みなと:熱が逃げなくてさ。
松田:そうそう。
みなと:頑張ってメッシュにして空気抜けるようにしといてくれよって。
松田:それはまじでそう。一方でさ、大学のときに新しい教室に置いてあった、メッシュだけの椅子あったやん。背板と座面にメッシュ一枚張っただけのやつ。
松田:おれああいう椅子すごい嫌いで、あれの何があかんかって、かなり丈夫なナイロンの生地をすごいテンションで張ってるわけやん。その結果さ、あれパンツの生地がすごい痛むねんな。
みなと:あー、そうなんだ。
松田:いつやったっけな、そういう椅子にずっと座ってた時期に、Gパンのお尻のとこ一瞬で逝ったもん。だからおれはああいいう椅子には絶対座らないようにしている。あれは涼しいねんけどな、あかんねん。
LVCの55501が死んだ
みなと:だからやっぱあれか、畳に座るしかないのか。
松田:え? ごめんどういうこと?
みなと:いや、畳素材とかさ。
松田:いやぁ、畳も大概パンツ削ってきそうじゃない? しかもパンツ削るくせに自分の方が早く消耗しそうやし。
みなと:お互い不幸になるね。血で血を洗う…みたいな笑
松田:何がええんやろうな。あれや、なんだかんだで皮張りの椅子って、それなりに合理性のある話やと思うねん。この点では合皮はダメ、ケツの湿気を吸わへん。
みなと:そうだね。
松田:ここでまたさちょっと面白い話があって。カリモク60が出している椅子やねんけど、デフォルトの素材は合皮やねんけど、さらにちょっとプレミアム合皮みたいなんを選べんねんな。
松田:それがシルクのタンパク質を混合させたみたいなやつで、それのおかげで多少の吸湿性があってサラッとしてるらしいねん。だから合皮みたいにべたっとする感じはないらしいよ。まあおれは座ったことないから知らんねんけど。
シルクは動物性タンパク質、サンキュー蚕
みなと:なるほどね。あとはやっぱ、普通に木とかね。
松田:あー、うんうん。硬く作ったらええよな。やらかいからべたっと張り付いてくるわけで。
みなと:そうそう。ただオフィスの椅子が木ですってなったら、それはそれで結構キレそうになるけどね。
松田:だからほら、ダイニングチェアとかやったら木でもええねんけどな。あとはほら、リネンの張座とかもいい。まあオフィスチェアってなると難しいな。アーロンチェアってどういうシートやったっけ。
みなと:あれはさ、背中とかはメッシュになってなかったっけ。
松田:そうか。ただやっぱりおれ、アーロンチェアとか実は好きじゃないねんな。なんか情緒を忘れてきた椅子って感じがするやん。
みなと:そうだね。見た目から刺々しいもんね、あれ。
松田:そう。もうアスペかお前は、と。アーロンチェアっていろんなところを調整して自分にフィットするようにするわけやけどさ、最適に調整できるやつなんて絶対いないやん。なんだかんだ歪んだまんま使うに決まってるねん。
みなと:確かにね。
松田:それやったら20-30分に一回立った方がいいと思う。
椅子の話をしろよ
みなと:確かに。
2019年10月4日
Starbucks 東京ミッドタウン