松田:このあいだ、ヤフオクでノーウェアの時期のヒューマンメイド…じゃない、BAPEのスウェットパーカーが出ててんな。
河東:はいはい。
松田:前になんか中垣が言っててん、ノーウェアの頃の、迷彩とか使ってないBAPEはありなんじゃねって。確かにって思ってヤフオク見てたら、今のヒューマンメイドっぽいええ感じのがあって。
松田:ほんで落札してんけど、パターンがなんか変やねん。すげえ身幅があって、なんて言うんかな、アームホールのカットが縦に真っ直ぐで内側にカーブしてへんから、腕が横に出てまうねん。着心地あんまよくなかったから一瞬でヤフオクに流してんけど、古着でもそういうのはたまに試してみたりする。
河東:うんうん。
松田:あとはなんか、フランス軍のF1ジャケットが欲しかってんけど、デッドストックで探しても見つからんかったから中野のユーロサープラスで古着で買うっていうこともあったな。
河東:おれは結構服好きやけどさ、なんやろ、いつもとは全然ちゃう格好をノリでしてみたい、みたいな気持ちもあんねん。アメカジでどうこう…みたいなん好きやけど、いわゆるモードな服とか着て街歩いてみたいって思うこともあるし。
河東:なんやろ、松田はそういう感情ってあんまりないん? こんなん絶対自分は着いひんっていう格好をしてみたい、みたいな気持ちってない?
Sapeursみたいな話やね
コンゴの世界一おしゃれな紳士たち「サプール」写真集、日本語版刊行 – GQ→
『SAPEURS – Gentlemen of Bacongo』青幻舎→
松田:それはないなぁ。ただ、そういうことを全面的にしないかというと必ずしもそうでもなくて、ここんとこずっとギャルソンのウールパンツばっかり履いててんけど、今度10日間ほど旅行に行くねんやんか、そのときに普段と一緒の格好しててもおもんないなって思って、それ用にチノパン買ってみてん。そういう感じで、普段なら着ん服をあえて買う、みたいなことはあるかな。
河東:いいね。チノパンにpatagoniaに。
松田:みたいな気持ちで自分的にトリッキーな服を買うことはあるけど、丸ごと自分がしなさそうな格好…って何があるやろ、まあそういうのはしないかな。
河東:スーツとか着たことあんの?
松田:ないよ。今後も着ることなさそう。
まずビーサン以外の靴を持っていない
河東:松田によく思うけど、いっぺん好きになったら人がいかんようなとこまで到達するけどさ、意外と入り口は狭い…受け入れるもんは結構少ないやんか。
松田:確かに。何でもかんでも手つけたりはせえへんな。
河東:なんやろな、中垣とかは結構なんでもやってみて、それで良かった悪かったって判断するけど、松田は良かった悪かったの判断をせんでも切ってるもんいっぱいあるやろ?
松田:うん。なんか沼に入んのがめんどくさいねんな。それにその沼が実際に深いんかも大概怪しくて、ディグること自体をめんどくさがってるだけって話まである。
河東:ディグんのめんどくさいよな。
2019年10月25日
東京ミッドタウン