松田：先週からNetflix契約してんねんけどさ、あれほんますごいな。民放のドラマとは全然ちゃうな。

中垣：せやろ、全然ちゃうで。

松田：『全裸監督』観てんけど、カット毎の情報量がすごいねん。舞台が今から30~40年前やねんけど、例えば山田孝之が歩道を歩いているだけのシーンでも、当時の車を車道に2台も走らせて時代設定に説得力を持たせてんねんな。他にもホテルのラウンジで悪役らが話しているシーンでは、寄りでそいつらのテーブルだけ写せばええのに、わざわざ大きく引きで撮ってんねん。そのためにラウンジの真ん中でピアノ弾いている人とか、他のテーブルの人とか、ラウンジの内装まで写ることになるのに。その全てを時代設定に合わせた見た目にせなあかんねんで。

Netflix 『全裸監督』→

中垣：『全裸監督』はまだ観てへんねん。それちょっとすごいな。

松田：あとは当時の街並みを写すシーンがあって、役者が立っている手前の部分は実際のセットやねんけど、それより奥の部分はCGで作ってそれを継いでんねん。それもCGのクオリティとか継ぎ目の仕上げが綺麗やから、流して見ている分には全然気にならへん。

2019年8月16日
東京ミッドタウン