中垣:ペットとペッパーくんの話ね。
河東:はいはい。
中垣:今からの話はきっとどっかの誰かが既に言ってると思うんだけど、結論から言うと、
松田:はいはい。アンダーコントロールでないものというか、
中垣:そうそう。おれの彼女が買ってる猫とか、松田の彼女が飼ってるとかげを想像してたのね。で、猫とかとかげは、たぶん食いたい寝たいドリブンで生きてるねんけど、でも
松田:分かるわ。彼女もよく「怒ってる」とか「笑ってる」とか言ってる。おれからしたら全部同じ顔やねんけど。
中垣:そう、それって都合よく解釈してるだけなわけ。でもこれはすごく大事なことで、普通の人間関係みたいに、
相手の感じていることが分かればそれに働きかけられるし、場合によってはその感情の原因がそもそも自分であることを考えると、どうしても認知資源を割かずにはいられないもんな。
中垣:で、普段の人付き合いにそういう疲れる要素がある中で、
松田:なるほどね。
中垣:昔、自然の中に小屋を立てて生活していたときなら、台風が来たら普通に家が飛んでくわけよ。あるいは熊が来たら村が死ぬとか。
松田:ベースの蓋然性が低いよな。
中垣:そういう
細かいロジックは知らん
松田:うん。
中垣:だから
松田:たまごっちとかもそうやんな。
中垣:そう、そういうこと。であるとすればよ、ペットは動物である必要はないねん。
中垣:で、ペッパーくんは結構カオスやからそれでいいし、たまごっちも勝手にうんこしたりいきなり死んだりするからそれでいいねん。
河東:笑
松田:なるほどね。
河東:
中垣:そうやね。
カオスを飼うってコンセプトでルンバ買うやつやばいな
中垣:それでちょっと思うのが、
この話とやや似ている
c ブランドのブティックでふてこい接客されてむかついてんのはおかしくね?
松田:なるほどな。そう考えると、この二項対立をいろんなものに適応できる理論として常に持っておくのは結構いい気がするな。
2020年5月30日
Aux Bacchanales 銀座