シーマがほしーま

松田：おれは日産のシーマに乗りたい。

みなと：シーマってそんな特殊なの？

松田：シーマって900万円くらいで、国産セダンとしては結構高いねん。クラウンよりも高い、日産のフラッグシップやねんな。でもグレードは何種類もなくて、なんぼ言うても日産で、要はこれ買っとけばええというか、時計で言うところのGSみたいな、スノビズムのレースから一瞬で降りられる感じの車やと思う。

みなと：なるほど。

松田：これが例えばレクサスとかやとさ、ただの逆張りという謗りを免れないわけやん。しかも何より、シーマはデザインがいい。

みなと：確かにクールだよね。じゃあぼく工場に配属になったらシーマ買おうかな。

松田：ほんまに言うてんの？

みなと：でも900万円ならぎりぎり…いや、ふざけてるな笑絶対買いたくないわ。

松田：「おいあれ誰のだよ」ってなっちゃうな笑

みなと：そう笑あとうちの工場の所長車って車種が決まってるんだよ。なんだったけ、トヨタの高い車…

松田：センチュリー？

みなと：そうそうセンチュリー、全部あれなんだよ。製鉄所って鉄粉とか亜鉛粉舞っててめっちゃ汚くなるのにさ、センチュリーなんかに乗ってバカなんじゃないかと思うよ。

松田：ならでもそれこそさ、調子乗ってシーマなんか買われへんな。センチュリーに喧嘩売ってる感じになるし。

2019年8月23日
東京ミッドタウン