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ライフハック

Kindle本と紙の本の違い

3 years

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松田:今週フェミニズムについて勉強しようと思って本を買ってんけど、そのときにKindleで買うか紙の本を買うかでめっちゃ迷って

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みなと:分かるわ…

松田:そもそもKindleで本を買うのに成功したことが、今までほとんどないねんな。

中垣:分かる分かる。

山本:しんどいよね。

松田:Kindleやと緩急つけずにスーッと読み進められはするねんけど、読んだ後に何も頭に残ってない感じがあるのね

中垣:うんうん。

松田:だから一回読んでおくだけでいいカスみたいな小説とか、そういうのじゃないとKindleでは読めないというのが現状やな。それで今回も紙の本にして、やっぱ紙の本の方が全然いい気がするねんけど…これはなんなん?

みなと:なるほど。でも僕の場合、『嫌われる勇気』はKindleで買ったけどよかったよ。

岸見一郎・古賀史健(2013)『嫌われる勇気』ダイヤモンド社
Image: Amazon.co.jp

岸見一郎・古賀史健(2013)『嫌われる勇気』ダイヤモンド社

山本:へー。

みなと:あれは形式も内容も軽いからね。

松田:そうそう。逆に内容が難しくて論理展開がしっかりあるタイプの本やと、全体像みたいなのがなかなか頭に入ってこない気がするねん

頭悪いだけ説

みなと:そうだよね、なんか平坦な感じだよね。

松田:だから今のところ紙の本派やねんけど…でも一方で、「やっぱ紙の本じゃないと」とか言ってるのってダサい感じあるやん。おれはどうしたらいいの?

みなと:まあ分かるよ笑

松田:つまり紙の本の排他的な優位性を示すか、Kindleでの読書に習熟する方法を模索するか、そのいずれかをしたい。

山本:笑

みなと:そうだよね。普通にKindleに慣れてないだけなのかな?と思うところも、個人的にはある。

中垣:でもそれはそんな気はするけどね。慣れというか…例えばおれの場合、飛行機で読んだときは別にKindleでも特に違和感は無かったのね

松田:あー、はいはい。

中垣:そのときは本の中身が平坦な感じもなかったし、どんな内容やったか今でもしっかり覚えてるねんやんか。

松田:うんうん。

中垣:そこで思うのは、周りの環境からの情報量と読書の仕方からの情報量の差が著しいと気持ち悪くなるんじゃないかって話で。

みなと:あー、なるほどね。

中垣:要は、飛行機の中ってクリーンで情報量が少ない環境やから、そこではKindleみたいな形で読書をするのって違和感がないわけ。

松田:はいはい。

中垣:逆に自分の部屋みたいなフィジカルにリッチな環境でKindleを開くと、そこのギャップに違和感を覚えるんじゃないかって。

松田:なんかありそうやな。

中垣:他にもおれは風呂でKindleを読んだりもするねんけど、そういうのやったら平気やと思うねん。

松田漂白された温度低めの環境やったらKindleがいいってことね

中垣:そうそう。

佐藤オオキん家に住んでる人にはKindle、中村ヒロキん家に住んでる人には紙の本がおすすめってこと

『Casa BRUTUS』2016年11月号, マガジンハウス
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山本:あとは単純に、普段スマホの画面を集中して見るっていう習慣がないから、スマホでKindleアプリを見ても集中できないっていうのはあるのかなと思う。

松田:あー、アプリやとそれはありそうね。

とは言えあのカジュアルさでいつでもどこでも本を読める感じはすごく好き

中垣:まあものによるな。雑誌とかは絶対に紙媒体じゃないと無理、絶対そうやん?

松田:あー、間違いないね。雑誌から得られる情報ってテキストだけじゃなくて、写真とかレイアウトとかも含めての、ある意味ですごく解像度の高いカオス的なものやもんね

中垣:そうそう。Kindleで読む雑誌って、それはもうインスタとかピンタレストでよくない?って思っちゃう。

Pinterest
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山本:うーん、確かに。

中垣:雑誌はそれこそスクラップブックに近いよね。昔に松田も言ってたけど、この号のこのページのこの辺に何があるみたいな、そういう記憶の仕方ができるのが良さというか

みなと:あとはKindleって前に戻ることがしにくいよね

松田:パラパラってできひんもんね。

みなと:そうそう。章ごとに論理が展開されていったとき、前の内容を参照しようとしても1ページずつしか戻れないから、そこがいまいちしっくりこないなとは思う

山本:うんうん。

松田:そうやんな。ちゃちな小説とかならええねんけど、章立てがはっきりしてるような本やとKindleはしんどいよね。

中垣:でもね…もちろんおれもできてへんねんけど、Kindleって結構いろんな機能があるから、今は手で感覚的にやってることを全部それで置き換えたら、たぶんそっちの方が便利やとは思うで

みなと:うんうん。

中垣そもそも適切な読み方がかなり違うと思うねん。あとから戻りそうなところはとりあえずハイライトしといて、かなり先まで読み進めてまた戻ってくるとか、そういう辺りの効率化はできるから、それに慣れるとたぶん、それこそビジネス書みたいな本は読みやすくなるんじゃないかなと思う。

みなと:あー、そうだね。

松田一巡目はとりあえず黄色でハイライトしまくって、あとから戻ってなお重要やと思ったら次は青でハイライトするとかね

山本:うんうん。

松田:あとは現在地を見失わないためにも、あとから参照するためにも、章立てをことさらに意識しながら読むように心がけるとかね。

中垣:そうそう。

松田:ただKindle端末やとそういうハイライトはしにくそうやな。あいつほんまトロいやろ。

中垣:アプリじゃないとハイライトの色も選べないしね。

みなと:だから僕は、気になった部分があるページごとブックマークをつけるようにしてる

松田:なるほどね。その辺も考えると、iPad miniでアップルペンシル持ちながら読むのがよさそうやな。このあとビックカメラ寄ろうかな…

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みなと:あー、じゃあ僕のiPadあげるよ。ちょうど売ろうかなと思ってたし。

松田:え、くれんの?笑 売ろうかなと思ってたら人にはあげないと思うけど…

山本:笑

みなと:いやほら、手放そうと思っても捨てるわけにはいかないし、そういう意味でね。

松田:ありがとう、いずれにしてもいただくわ。

中垣絶対一週間後にはメルカリで売るって

松田から又貸しされたミシンを勝手に売ったのはどなたでしたっけ。ごめんなゆえちゃん

松田:しません笑

中垣:まあKindleに慣れるのはありやと思うよ。

松田:そっちに向けての努力って、今まで別にしてこなかったしね。

山本:うんうん。

中垣:あとはなんか、データで残ってるからこそ一気通貫の検索とかもできそうやん。

松田特定のタームが出てきた文脈を確認したいときに検索すると、その本の中の全ての該当箇所が出てくる感じ、あれは結構いいよね。

中垣:そうそう。それでじゃないけど、Google ドライブの検索機能ってほんまに優れてて、ファイルの中のテキストまで全部検索してくれるねんな。

Google ドライブでファイルを検索する – Google ドライブ ヘルプ

みなと:そうだね。

中垣:あれに慣れてると、紙の書類をまとめた束の中から目当ての物を探すときもそうやって検索したくなるのね。

山本:うんうん。

中垣:そういうことを考えても、デジタルデータにできるものはそっちにしちゃった方がいいよなとは思う。

松田:まあそうね。

中垣:それで、似たようなことがないかみんなにも聞きたいねんけど、部屋のインテリアを並べ替えた後で「⌘+Zで戻りたい…」みたいなことない?

みなと:それすごい分かるわ。

中垣:さっきの状態に戻すだけやねんから、ショートカットひとつでできていいはずやん。

はずってことはないよ

みなと:そうそう。

中垣:すごいナチュラルにそう思うというか、「戻したいから…⌘+Zができたらいいのに」とかじゃないねん。

みなとやろうと思ったらできないんだよね

中垣:そうそう。やっぱあるよね。

山本:笑

松田:思ったことないわ笑

みなと:僕の場合、電気ケトルを使うときも思うんだよね。「電気ケトル」っていうアプリケーションを立ち上げたいんだけどな…みたいな。

中垣:でもスマートホームってそういうことやんね。

松田:うーん、デジタルネイチャーがおれらを待っているって感じやな。

c AI時代の働き方とプライバシー

2021年2月7日
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Kindle Paperwhite
HeaderImage: THE VERGE

2018年に発売の第10世代Kindle Paperwhite。IPX8等級の防水性能がついたほか、 ディスプレイがベゼルの間の段差がなくなる、本体がより丸みを帯び持ちやすくなるなどの着実な進化を遂げ、上位モデルとの差が一気に縮まった。

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