中垣:
松田:うんうん。
中垣:それ系で、放課後に彼氏が彼女に勉強を教えてるアニメっぽいイラストの動画に、アテレコをしてるみたいなやつがあって。
松田:はいはい。
中垣:なんかその絵がすごい良かってんな。
松田:うんうん。
中垣:夕方に「あー…」みたいな。で、先に授業が終わったクラスのやつが外で遊んでる音とかが聞こえてくる感じ。
みなと:あー、あったあった。
中垣:あれって超チルかったやん?
松田:笑
中垣:窓ははめ殺しで風は入らないし、夕日が入らないようにブラインド降ろしちゃったりするし。あとは外の音とかも聞こえへんしね。
みなと:そうだね。
中垣:だから会社ももっと学校みたいにさ、終業時間になったらブザーが鳴って外でサッカーしだすやつがいて、
みなと:「こっちはまだ終わってないんだよ…」みたいなね。
中垣:そういうふうにしたら超幸せやと思うねんな。
松田:なんか、
中垣:そうそう。
松田:それを会社でやろうと思ったら…やっぱデスクだけのスペースっていうのは良くないんじゃない?
中垣:うん。ただそれがGoogleのオフィスみたいな、バランスボールとかがあるあの感じやと思うねんけど…まああれはあれでいいんか。
『Creative Office Design』商店建築2019年12月号増刊, 商店建築
松田:うん、別にあれはあれなりにいい気がするよ。あとは何より「就業時間中はちゃんとやろうな」っていうんじゃなく、
中垣:うん。あとはなんやろうな…
松田:うんうん。
中垣:掃除の時間はほうき持ちながら友達と喋って、最後にペペペッて掃いて掃除したことにする感じ、あれはすごい好きやった。
これはら抜き言葉なのか? チルの動詞形の活用型…
みなと:なるほどね、うんうん。
中垣:あとこれはコルクの佐渡島さんが言っててんけど、昔で言うところの祭りごとみたいな、そういうイベントは大事だと。
松田:はいはい。
WEEKLY OCHIAI シーズン2 コミュニティをアップデートせよ – NewsPicks
中垣:そういうのがないと、人の内的な何かを発散させる場がなくなっちゃうからって。でも確かにそれはそうで、
松田:なるほどね。自由のアンチテーゼを置くことで、そこに初めて自由が生まれるっていう話やんな。
本当の自由を前にそれを行使できる人は非常に稀なのです
中垣:そうそう。だからさ、
みなと:でもうちの会社はそれあるわ。毎日ではないけど3週間に一回お掃除の日があって、あとは毎朝ラジオ体操が流れてたりもする。
中垣:でもそれみんなちゃんとするん? 会議入ってたりする人もおるやん。
みなと:
松田:おお、すごい。それは偉いね。あと中学校の掃除についてさ、実はあの頻度であんなに時間をかけてせんでもええと思うねんけど…でもそれが大事やと思うねんな。
中垣:あー、分かる分かる。
みなと:なるほどね。
中垣:これは知ってる会社の話やねんけど、そこでは15時になったら「15時になりました、席を立ってリラックスしましょう」みたいな放送が流れて、でもみんな無視してるのね。
みなと:うんうん。
中垣:だからそういう会社ってなくはないと思うねん。他にも、17時になったら斉藤和義の『歩いて帰ろう』が流れる会社も知ってるねんけど、そこでもやっぱりみんな無視してるねんな。
みなと:まあそうだよね。
中垣:
松田:だからやっぱあれやで、今やってることを止めるだけじゃなくて、代わりに何かをするような仕組みになってないとあかんねんって。
中垣:ただそうなると、その時間が終わってから仕事に戻るのがちょっと難しそうやけどね。
松田:いやぁ…それも込みでいいんじゃない?
中垣:まあそうか、そうやんな。
松田:あとはさ、
中垣:そうそう。一応は「だりー」って言うし本人的にもそう思ってるつもりやってんけど、でも案外そうじゃなかったっていう笑
松田:おれはね、当時は掃除のたびに何するかを考えてたわ。周りがどう思ってたかは知らんけど、おれとしては「自由枠」を獲得してるつもりでおって、なんやかやでみんながケツ拭いてくれてた気がするねんな。
中垣:うんうん。
松田:だから毎回いろいろ試してた。校舎の裏のゴミステーションに緑のネットがカーテンみたいにかかっててんけど、
中垣:まあおれはそういうことはしないけど…でも、それこそ今みたいに話してたね。
どうもこうもないのである
みなと:笑
松田:前にさ、
中垣:いや、何してんのほんま。
みなと:笑
松田:あと掃除の時間って教室の外に出られるから、隣のクラスのやつと話したりできるのも良かったよね。
中垣:うん、良かったね。
みなと:うんうん。
中垣:あの時間はほんまに無限やったね。
松田:おれそれね、中学校から家まで歩いて5分やったからどう頑張っても無理やってんな。おれだけ一番最初の分岐で離脱してまうねん。
中垣:確かに。一番最初にいなくなる田村ってやつのこと、いつも可哀想やなって思ってた笑
みなと:うんうん。
松田:学校って
みなと:自由じゃないからこそね。制服とかもそうじゃん。
c 制服の意味
中垣:そうやんな、制服はあったほうがいいよね。私服は私服でいいねんけど、でも中学校で制服があったのは良かったと思う。
松田:うん、おれも普通に楽しめてたわ。うちの中学校はゴムのネクタイやってんけど、それやとネクタイをだらしなく緩めるのができひんわけやん?
中垣:はいはい。
松田:だから
みなと:笑
中垣:でもどうする? 都内のガチおしゃれボーイなら、同じ生地を使ってちゃんとしたネクタイを仕立ててもらうかもよ。
東京に期待し過ぎです
松田:うわー、でもそういうことやんね。
中垣:で、将来もし自分の息子がそういうことをやりだしたら、「おれに任せとけ」って言って…
松田:絶対やってまう気がするな。
中垣:同じような柄のロロピを使って制服仕立てるねん。
みなと:笑
松田:それ用のパターンを抜くために、制服一式買って全部ばらすとかね。
中垣:あるいは夏季用のポロシャツをさ、
松田:あー、生地は同じでパターンで遊ぶのね。はいはい。
「おさがりなんででかいです」
中垣:でも学校ってそういうことやと思うねんな。
松田:制服のベルトのバックルをそのまま原型にホワイトゴールド無垢で作って、ダイヤでブリンブリンにパヴェってもいいね。
みなと:笑
2021年3月14日
Aux Bacchanales 紀尾井町
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