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いいこと思いついた 人生 思索

死生観についての雑談

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白濱:最近ちょっと、自然への興味が出てきてて

松田:はいはい。

白濱:まあたいした話ではないんだけど、前にカエルが死んじゃってそれを埋葬して、それに始まり…

松田:あー、そうなんですね。

白濱爬虫類とか両生類とかのペットが死んじゃうと、普通みんな燃えるゴミとして捨てちゃうのね。一応は火葬サービスっていうのもあるんだけど、やっぱ高いし。

愛するペットが死んだら「燃えるゴミ」なのか – 東洋経済ONLINE

松田:どれくらいするもんなんですか?

白濱:まあ言っても一万円くらいなんだけど、でも1,000円とか2,000円で買った個体にそこまで出すか?みたいな話もあって。

白濱:あとは管理の対象だから、思うように動かないとムカつくんだよね。前にカメレオンを病院に連れて行って一万数千円とかかかったんだけど、そんなの関係無くカメレオンって馴れないのよ。

松田:笑

白濱:レオパを初めて飼い始めたときでさえ「これで馴れんの?」って思ったのに、カメレオンはその比じゃないの。もう魚とか昆虫とかと一緒だよ。薬飲ませるためにケージから取り出そうとしてるのに威嚇されるとか意味分かんないじゃん。

松田:笑

白濱:そうなるとやっぱムカつくんだよね。それに対して「生き物なんだからそれは当然でしょ?」みたいに反論されたとして、でも僕はムカつくんだよね。

Source: commmon

まじでなんで飼ってんの…

c ペットと子供の違い

松田:笑

白濱:で、どこかの公園の土に埋めるっていうのも法律で禁止されているから、だからみんな燃えるゴミに出すしかないんだよね。

松田:へー。

軽犯罪法

第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
二十七 公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者

Source: e-Gov法令検索

軽犯罪法 – e-Gov法令検索

白濱:でもさすがにそれは忍びないということで、ホームセンターでバクテリアを買ってきてそれを土にバーって入れて、その中でカエルを分解させてて

松田:あー、なるほどね?

白濱:で、その土でミルワームを育てて、それを別のペットにあげるっていうのをやろうかと。

松田:うん、それはちょっとまるいですね。

人間の遺体を堆肥に 米国内で初めて合法化 – BBC NEWS

遺体を堆肥化する「エコロジカル埋葬」 土葬も火葬もしない第3の方法とは? – Newsweek

白濱:そういうことをやってると、菌にも昆虫にも興味が出てくるし、となると今度は山買いたいってなってくるし…

松田:飛躍したな笑

白濱:いやいや。僕としては今のそのサイクルを、代官山のマンションの一室ではなくよりアウトドアで実践したいわけよ。

松田:はいはい。

白濱:あとは単純に、自分自身もそのサイクルの部分なんだなと思うと、自分が死んでも…というか、過度な人権意識とか個性を偏重するようなそういう価値観が、まあそもそもそんなにないけど、よりなくなってきたなと思っていて。

松田:あー、はいはい。

白濱:例えば、まあ親が死んだらもちろん悲しいんだけど、でも僕も数十年後には死ぬし…みたいな、そういう気持ちというか。

松田:うんうん。

ナンシー・ウッド(1995)『今日は死ぬのにもってこいの日』めるくまーる
Image: Amazon.co.jp

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白濱:で、それが結構おもしろいのね。そういうふうに考えると、じゃあこの数十年であれもこれもやりたいとか、死ぬまでにこういう状態になりたいからあれもやんなきゃみたいな、そういう発想が出てくるし。

松田:うん、そうですよね。

“If today were the last day of your life, would you want to do what you are about to do today?”

― Steve Jobs

Source: goodreads

人生の刹那性の自覚は、虚無主義への降伏というよりはむしろ、人生に積極的に関わっていくための第一歩と言えるのではないでしょうか。

Quote by Steve Jobs – goodreads

白濱:あとは、それこそペットは生まれてもすぐに死んじゃうって考えると、あれもこれもやりたいっていうのが実現できないうちに病気になったとしても「なんかまあ、そういうものか」って思えそうな気はしてる。まあね、実際に病気じゃないから分かんない部分はあるけどね。

松田:うん、確かにな。

ヴィクトール・E・フランクル(2002)『夜と霧 新版』みすず書房
Image: Amzon.co.jp

ヴィクトール・E・フランクル(2002)『夜と霧 新版』みすず書房

c 『夜と霧』から知る、人生の豊かさと意味

白濱:自分も他人も他の生き物も、そんなにたいそうな存在だと思わなくなったというか。それが最近楽しいね。

松田:うんうん。そういう考え方って実際ピースフルですよね。

白濱:そうなんだよ。だから僕が死んだらその遺体は昆虫とかに食わせて、その昆虫を僕のペットの餌にしてほしい。それを遺言として遺す。

松田:あー…ちょっとそれ、似たようなことを前に考えたことがあるんですよ。

白濱:はいはい。

松田:自分が死んだら…まあ墓なんてどう考えても肯定できないし絶対に入れてくれるなと思う上に、散骨でさえめんどうだと思うので、最も理想的には火葬場のバーナーを最大火力にして骨ごと全部燃やし尽くしてもらいたいんですよね

青山霊園、あそこ更地にしてタワマン建てた方がいいんじゃないですかね(名案)

白濱:笑

松田:もう全部灰にして豊洲の埋め立てに使ってくれと…なんですけど、それが第一の原理としてある一方、これは実はもうひとつの原理と対立してしまうんですよね。

白濱:うんうん。

松田:そのもうひとつの原理っていうのは、人生は結局生きている限りのものであって、死んだ後について「こうありたい」「どうしてほしい」と望むのは間違っていると

白濱:あー、なるほどね。

松田:だから僕が死んだ後のその遺体について、僕が意見するのはおかしいと。

白濱:なるほどね。

松田:それで第一の原理と第二の原理について考えた結果、第二の原理の方がより重い気がして、だから第一の原理の実践は、自分の親が死んだときをもってするしかないと。

白濱:あー、なるほど。

松田:だから白濱さんも、親が死んだらそれを元にコオロギを繁殖させて、それをトカゲに食わせないとだめですよ

白濱:いやー…うん、そうね笑 でもちょっとそれむずいな。

松田:笑

白濱:でも思考ゲームとしてはおもしろいね。自分の亡骸は自身の生命観のもとで扱われていいと思えるけど、親の亡骸は…虫に食わせるのはちょっと違う気がするんだよな

Phrase of the Day
「親の亡骸は…虫に食わせるのはちょっと違う気がするんだよな」

松田:そう、そうなんですよ。結構難しいですよね。

マイケル・ローゼン(2021)『尊厳 その歴史と意味』岩波新書
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2021年4月13日
代官山 T-SITE

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