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ことば 思索

なんでおれらの話は通じひんの?

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嶋田:おれ会社に入ってビビってんけど、周りとはこのテンポで話されへんわけ。

中垣:うんうん。

嶋田:それこそさ…おれらは行間フルネスがひどいわけやん

commmon語録に追加された

中垣:はいはい。会話がコンテクストゲーやもんな。

倉留:行間フルネス笑

嶋田アレって言ったら、それはもうアレやん

中垣:うんうん。

嶋田:でも周りの人とそういう話し方をすると、「お前何言ってんの?」ってなるわけよ。

松田:うんうん。

嶋田:だから一言一句丁寧に説明して会話せんとあかんねんけど、それがおれは嫌やな…

倉留:それ中垣も言ってたね。

中垣「ロジカルシンキングって言うならPythonで喋れよ」やね。

c ロジカルシンキングって言うならPythonで喋れよ

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倉留:笑

嶋田それが鬱陶しくてしょうがなくて。「なんでこいつら分かってくれへんねん」って。おれはいつも正しいのに

うーん、高慢

松田:おれはいつも正しい笑

中垣:それに関してさ、嶋田はどう思ってるん? おれはあいつらがアホやと思ってるねんけど

うーん、高慢

倉留:笑

嶋田:あれは、あれはああいうゲームなんやなって思ってる。

中垣:あ、じゃあ本人らも分かった上で、あくまでそういう話し方をしようとしてるってこと?

嶋田:いや、ちゃうと思う。ほんまに分かってへんと思う。

中垣じゃあアホやん。アホってことやん

倉留:笑

嶋田いやでもさ、彼らには彼らのコンテクストがあると思うねん。バックグラウンドが違うってそういうことやなって。

松田:うんうん。

中垣:いや違うよ、バックグラウンドなんて関係ないよ。どの方面に才能を伸ばしても共通に到達する知性みたいなのはあって…

嶋田:その知性が共通じゃないねんって。

中垣:ちゃうねん、別に専門的なナレッジみたいな話ではないねん。もっと人間力的な話で…

松田:人間力とか言うなや笑 「人として」とか「人間的に」とか、おれすごい嫌いやねん。

倉留:笑

中垣:もちろん知識が無くて話が伝わらないみたいなこともあるねんけど…

嶋田地域差はあると思うで。おれ大学入ってすぐの頃も思ってたもん。

松田:あー。

嶋田:「こいつら何言ってんねん」「なんでこんなん説明せなあかんねん」って思ってたけどさ、そもそも関西人が話飛ばしがちっていうのはあると思う

松田:それはちょっとありそう。

中垣:あー…あんのかな?

松田そもそものコミュニケーションの仕方に違いはあると思うよ

嶋田:違う言語体系のもとで生きてるなって思った。英語とかでもそうやん

中垣:英語は確かにそうやな。曖昧コミュニケーションがしにくい。

松田:そういう質的な差はあるんじゃない?

中垣大阪弁の道案内的なね。話飛ばしがち。

Source: ウルフルズ/YouTube

あーあれー、この道ブワーッと行って
グワーッと曲がって、
でっかいビル、ボワーン立ってるから
その角シュッと曲がんねん、あー、なるほど

嶋田:あ、そうそう。あとな、おれの中で関西人英語下手説っていうのがあるねん

中垣:笑

嶋田:英語流暢に話す関西人見たことない。

大阪弁を流暢に話す英語教員なら高校にいた

中垣:主体性だけ強い笑

松田個人主義のバイブスだけは共有しているな

嶋田:だからまあ、おれは地域差かなと思ったけどな。

中垣:そうなんかね。

嶋田:だからおれ、大学のときも関東出身の友達ほとんどおらんかったもん。

倉留:でもこのテンポで話す関西人も結構限られてるけどな

嶋田:そうかな。

倉留:そういうやつ、たまに会ったら嬉しくなるねんけど、あんまおらへんと思う。嶋田の喋り方はガッキーとも違うもん。バーってめちゃめちゃ飛ばして喋る人って、あんまりいない気がする

中垣:あー、まあまあ。そうか。

嶋田:でも松田もどっちかと言うとそうやんな。

松田:まあそうかな。

嶋田:ただおれも相手によるな。松田と話すときは伝わるやろうと思ってこういうふうに喋るけど、普段はこんなんちゃうで。めっちゃ物静か

頭悪いやつには自分のこと分かってほしいってそもそも思わないしな

倉留:でも関西人とおったら喋ってまうのはむっちゃ分かる。サクサク進むからな

中垣:まあそれはあるんかもな。

倉留:ここで笑って、次いって…みたいな。

中垣:あー、はいはい。確かに、どこで落とすかをお互い考えてるみたいなんはあるかもな

松田どこまでが一つのブロックとか、どこで話のピークがくるとか、そういう認識は共有できてるかもね

中垣:一個一個話の前提を積んでいく必要が無いというか。

松田:旋律があるって感じやんな。その旋律にお互いちゃんと乗せていきましょうねっていう共通認識がある

倉留:笑

嶋田:やっぱそうなんちゃう? 音階が違うねんで。

倉留:なるほどな笑

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尾上圭介(2010)『大阪ことば学』岩波現代文庫

松田:一方で中垣が言わんとしてることも、もちろん分かるよ。何というか、ひとつずつ言語的に明確にしなければ先に進めないみたいなふりしてるけど、なんでそういうスタンスなん?って周りに感じることはあるよ

嶋田:はいはい。

中垣:そうそう。コンピューターじゃないんだからっていう。

松田:なんでそのやり方でしかコミュニケーションを取ろうとしないんだって。客観的な、論理的な正しさに拠らなければコミュニケーションが取れない臆病さというか、主体性の無さというか、それにイラつくことはあるよ

嶋田:あー、それはあるな。中垣はさ、「ムカつくなー」と思って…どうすんの? 適応すんの?

倉留:commmonでグチる。

松田:笑

嶋田:話が通じひんのはさ、今の会社でって話なん?

中垣:いや、まあどこに行っても思うことやねんけどな。それにもちろん、就活でのロジカルシンキングみたいなのも一方ではすごく大事だなと思うし。だからイメージで言うと、大きな範囲でのロジカルシンキングとミクロ的な意味でのロジカルシンキングっていうのがあって

嶋田:はいはい。

倉留:うんうん。

中垣:マクロ的なロジカルシンキングはすごく大事やねん。大きな概念を切り分けて整理し直す、みたいなのはすごく大事

c 禅がよく分からん

嶋田:そうね。

中垣:でも一挙手一投足というか、一言一句のロジカルシンキングみたいなのはまじでどうでもよくて

嶋田:はいはい。

松田:それはただのアスペやもんな。

中垣:そうそう。そこを履き違えてただのアスペをやってる就活生とかコンサル一年目がすごく多いねん。なんか、そんなに賢くない人が賢いフリをしようとすると、ロジカルシンキングに頼らざるを得ないのかなって

嶋田:しかもミクロのね。一部分だけ見て「気付いた!」って笑

倉留:笑

中垣:そうそう。じゃあそのロジカルで自分の人生を問うことはできるんですか?って。

嶋田:それってロジカルシンキングって話なんかな…だって、要は筋悪いって話やろ?

松田:そういう言い方したら話にならへんねんって笑

倉留:筋悪いって久しぶりに聞いた笑

嶋田どうでもいいところでロジック作り上げてるみたいな話やろ

中垣:そらそうやねんけどな笑 筋悪い笑

嶋田:だって正しいところでロジカルシンキングやっても、そら100%正しいに決まってるやん。変なところで武器振り回してるのがおかしいねん。

中垣:でもさ、その筋悪いっていうド正論が通用する環境ならいいけど、あんまりそうではないねんな。ロジカルシンキングで賢いフリするのがまかり通るというか。

嶋田:はいはい。

中垣:なんか、一言一句のロジカルシンキングに適応できることが、コンサルとして優秀であることの条件であるような空気感があって

嶋田:あー、確かにな。おれもそれは嫌になるな。周りはみんなそうなん? こいつはイケてるみたいな人はおらんの?

中垣:いや、全然人による。10人に一人くらいは、まず自分がいてその上にロジカルがあるみたいな、そういう泰然自若とした人もいるけど、まあ9割…特に若い人はね…

嶋田:まあ一割おったらいいんちゃうん? 会社でめっちゃ賢いなって思う人なんか、おれもそうおらんで。

中垣:そんなもんか。

倉留:入社前に思い描いてたのと全然違った?

嶋田:うーん、思い描いてた…まあ別に期待してなかったしな

戦略

中垣:うわ、言いてー。

総合

松田:笑

倉留:笑

嶋田:みんな言うて普通やで。全部80点みたいな人が結構おる。だから話してておもろいってなると、それこそ高校の友達とかの方がね

2020年6月19日
Aux Bacchanales 紀尾井町