中垣:農業について思ってることがあって。農業というか、作物?植物?
松田:はいはい。
中垣:
松田:はいはい。
中垣:だってこれ、勝手に育つわけではないにしろ…でもそれこそバナナは自生するし、
松田:笑
とある商社の海外駐在先についての資料には「この地域はバナナが自生しているので治安はそこまで悪くない」という記述があってですね…
中垣:そのときは普通に感動して、確かに、
松田:はいはい、そうね。
中垣:とは思ってんけど、大事なのはここからの話で、
松田:うんうん。
中垣:と言うのはですよ、
松田:間違いない。
中垣:
松田:うんうん。
中垣:で、iPhoneっていうのはそのトマトとかキャベツの延長線上にあるわけで、
松田:うんうん。
中垣:って考えたときに、もちろん野菜を見て天の恵みには感謝するんだけど、
松田:はいはい。
中垣:動物は野菜を見てもただ食うだけやからね。作物を見て「これはすげえや、もっと作ろう」って思う時点で、これはすごく人間的なことやねん。
松田:はいはい。確かにiPhoneと同じく野菜がすごいっていうのはまさにその通りやと思うな。
中垣:うんうん。
松田:つまり、バナナでもなんでもいいけど、そこには遺伝情報という形での
中垣:うんうん。
松田:この点において、つまり
c 子供を作る意味
中垣:そうやね。唯一の違いはiPhoneは地球には生えていない、それは間違いないんだけれども、とはいえ
今回の記事の内容は、全面的にこの本の下位下位下位互換です
デイヴィッド・ドイッチュ(2013)『無限の始まり ひとはなぜ限りない可能性をもつのか』インターシフト
中垣:もちろんそうしたいのなら勝手なんだけれど、それは別に人類の文明を否定するとかではなくて、
松田:あー、そうやね。要は
中垣:そう。
松田:だから両者に本質的な違いはないねん。ロハスな生活をするのであれば、
中垣:そうそう。結局我々は猿に立ち返ることはできないわけですよ。
松田:そうやね。
中垣:
松田:それはすごく思うな。だからおれ、豊かさを志向しない価値観がすごい嫌いやねん。
c 子供を作る意味
中垣:うんうん。
松田:
人類の進化を遡るとアメーバがおるんかについてはよく知らん
中垣:そうそう。もちろんそう言うのは自由だし、その上で自分に見合った程度のものを選択するのも自由なんだけど、
“Strive for perfection in everything you do. Take the best that exists and make it better. When it does not exist, design it.”
– Sir Henry Royce
Source: goodreads
松田:うんうん。
中垣:前にもちょっと話したけどさ、
まあ知らんけど
松田:うんうん。
中垣:これはたぶんほんまにそうやん。で、これが何を表しているかって…
松田:
中垣:そうそう。縄文人の赤ちゃんだって、全然アップルのエンジニアになり得るわけですよ。
松田:笑
中垣:それでさ、縄文時代にiPhoneがないのちょっと不思議じゃない?…というか、
松田:笑
中垣:古代ローマとか孫子とかはまだ分かるねん。あの時代にあそこまでできたのは立派って感じやねんけど…縄文時代、もうちょっとやりようあったんちゃう?
松田:それはやっぱりさ、段階っていうものがあるねんって。
中垣:じゃああの時代の人らは脳みそを持て余してたのかというと、そうではないと思うねん。彼らは脳みそをもっと別のところ…よりスピリチュアルなところに使ってたんじゃないかって。
松田:いや、そうじゃないよ笑
中垣:そうか、やっぱり蓄積って大事なんやな。ショートカットできるねんもんな。
松田:そうそう。
中垣:まあそういうことを考えてたんか。
松田:
中垣:じゃあ天気の予測とかは結構正確やったんかな。
松田:いや知らんよ笑 でもそれにしたって、全員が別々に毎日一回そのことを考えんとあかんわけやで。
気象予報士だけが天気のことを考えて、残りの全員はiPhoneの天気アプリ見とけばいい現代とは違うわけです
中垣:
松田:
中垣:笑 でもさ、現代の人からするとあんなん考えるなんて暇かよって感じやん。そういうことに時間を使ってたんじゃない?
松田:ちゃうって笑 [あれもさ、世界について説明をするための試みなわけで、現代におけるいろんな研究とかと一緒やって。
中垣:いや、それはそうやと思うで。
松田:持て余してたとかじゃないと思うけどな。
中垣:まあ持て余してるっていうのはちょっと違うけど、
松田:あー、はいはい。
この日はなんか疲れてたっすね
2020年8月21日
Aux Bacchanales 紀尾井町
オックスフォード大学の物理学教授、デイヴィッド・ドイッチュによるTEDトーク。人類の知性の可能性とリーチについての著書『無限の始まり』は、未来に対する積極的楽観主義に満ちた一冊であり、マーク・ザッカーバーグが必読書として紹介もしている。