2020年11月22日と23日の二日間、commmonでは福島への視察旅行を実施しました。原発事故からの復興の現状をお伝えします。
帰還困難区域
太郎:今左にあるガソリンスタンドは
中垣:それはここを通る人のために?
太郎:そうだね。
松田:はいはい。
みなと:
太郎:あー、そうだね。別にガソリンスタンドでもいいし、あとは工場がやりたければそれでもいいしって感じ。
以下の事業のうち、いずれかに該当すること。
(ⅰ)復旧・復興に不可欠な事業
(例) 廃棄物処理、ガソリンスタンド、金融機関(郵便局・農協の金融 サービスを含む。)などを想定。(ⅱ)地域の経済基盤となる雇用の維持・創出に不可欠であって、次のい ずれかに該当する事業
(ア)復旧・復興に携わる事業者や一時帰宅者などを対象とした事業 (例)小規模小売店、食堂、診療所(入院を除く。)など。
(イ)製造業など居住者を対象としない事業
(ウ)営農
Source: 経済産業省
(注1)営農は、屋外で自営業者等が行うことが通常であることを踏 まえ、除染等による線量低減について確認した上で、毎時2.5 マイクロシーベルトを超える場所において行う場合の線量管理等 (後述 2.(6))に留意して実施することとする。
(注2)営農については、品目によって、出荷制限等の対象となって いるものや、出荷再開に当たって検査が必要となるものがあるの で、あらかじめ当該地域における状況を確認すること。 また、稲の作付については、「米の作付等に関する方針」に基づ き、毎年、地域ごとに実施可能な取組内容が定められているので、 あらかじめ当該地域で実施可能な取組内容を確認すること。
認定特定復興再生拠点区域内での事業実施の要件のうち、事業内容について
きむ:工場やっていいのか。
太郎:うん。
きむ:あ、ここで工場作ったら助成金がたんまりもらえるとかでもないの?
太郎:うん、そうだね。
松田:しかしあれやんな、帰還困難区域って
中垣:笑
太郎:いや、それはほんとそうで、
松田:うんうん。
太郎:だから結果的に見れば適切な名前ではなかったけど、
松田:「困難」っていうのがまたね…
中垣:ね。
松田:帰りたい人からすれば
みなと:「禁止」とか「制限」って言えばね、まだいいんだけど。
太郎:そう、立ち入り制限区域とかにしておけばよかったよね。多分当時はそこまでコミットしきれなかったんだろうけど。
松田:まあそうやんなぁ。
中垣:SFで、
みなと:そうだね笑
松田:ハリウッドクルーが視察に来てもいいかもしれん。
道路の除染作業
松田:この道路も除染はしてるん?
太郎:うん。こうやって
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松田:なるほどなぁ。
太郎:でも、
松田:まじ?
太郎:まさに6号線を除染したって言っていた気がする。
松田:なるほどな。その人手が足りないっていうのはさ、100人いるところに追加の50人が必要っていう足りなさというよりは、最初誰から行くんですかって話なん?
太郎:そうそう。
松田:なるほど、そういうことか。
太郎:当時は
松田:へー。
東京電力廃炉資料館
「反省と教訓」東電が廃炉資料館 富岡町で30日オープン – 産経新聞
松田:昨日の伝承館もこの廃炉資料館も、
太郎:まあ金かけてるからね。
松田:いやほんまに。なんか分かりやすく金かけてるというか、その些細な装置にそんなええプロジェクター使う?って。
太郎:笑 なんかたぶん、
松田:まあ確かに。
太郎:なんならここ無料で見られるわけだし。
きむ:確かに。
太郎:まあお金なんて取ったらね、死ぬほど批判されるに決まってるよね。
松田:間違いない笑
太郎:でもおれはやっぱり
松田:うんうん。昨日の段階では太郎の言う伝承館の違和感がそこまで納得はできてなかったけど、こっちを見たらその気持ちもまあ分かるね。
みなと:そうだね。
太郎:なんて言うんだろう、おれはどのスタンスで話してるのかをはっきりさせてほしい人なのかもしれない。
廃炉資料館は平身低頭のごめんなさいスタンス。見てるこっちまで沈んだ気持ちになる
松田:うんうん。
太郎:コロナの前まではね、決まった時間内でガイドしてもらうんじゃなくて各々勝手に見て周る感じだったから、
松田:そうやんな。
みなと:今の
松田:まあ一方でね、ああいうふうにガイドしてくれた方が最後までちゃんと見るって話はあるよね。重めの展示って後半の方が巻きになっちゃいがちやから。
太郎:そう、それはそうだね。
みなと:自由に見てくださいだとね、「へーすごい」で終わってしまう可能性があるよね。
太郎:し、向こうがガイドするにしてもちゃんと抽出するところを選んでくれてる感じもあるよね。
トリチウムなど含む水 “海洋放出が前提” 国の地元への説明で – NHK
きむ:笑
松田:ほとんど全編平身低頭のごめんなさいスタンスやったのに、トリチウムのとこだけは
太郎:笑
みなと:
トリチウムは普通の水素に中性子が2つ加わった水素の仲間で、三重水素とも呼ばれます。水素とほぼ同じ性質を持っており、主に水として存在し、自然界や水道水のほか、私たちの体内にも存在します。ベータ線という弱い放射線を出しますが、そのエネルギーは小さいため、紙1枚で遮ることができます。日常生活でも飲水等を通じて体内に入りますが、新陳代謝などにより、蓄積・濃縮されることなく体外に出ていきます。
Source: TEPCO
太郎:あと、
松田:そうそう、そこちょっと気になってた。トリチウムの動画で言ってたよね、何やったっけ…
太郎:
みなと:
きむ:そう言ってたね。
松田:「政府の方針を元にお示しします」とかかな? なんかそんなんやったね。
汚染水のタンク
松田:でも汚染水な、当初の多核種除去設備で処理されていないやつはともかく…もちろん、太郎の話とさっきの資料館での情報にのみ基づいた、しかも当事者ではない立場からの意見やけど、それを
汚染水のタンクは一基一億円。現在でも数日にひとつのペースで満水になっており、このままでは2022年夏頃には敷地内の1000基以上のタンク全てが満水になります。
太郎:まあそうねぇ。あれ、
松田:そうそう、あれは何の違いなん?
太郎:かつて、とにかく汚染水を減らさなきゃモードだった時期は、タンクを作っては水を入れてたんだよね。
松田:はいはい。
太郎:で、板がツギハギになってるくすんだ色のタンクがあったじゃん、あれは当時のタイプでフランジ型ってやつなんだよね。
みなと:はいはい。
太郎:ただ、あれは中身が漏れるリスクが若干あって、それはよくないよねって話で水色の溶接型っていうやつに切り替えられたのね。だから
タンク解体での作業員の被ばく線量を約3割低減「レーザー除染工法」で廃炉作業がより安全に – 東京電力
松田:ほーん。
太郎:しかも最終的に水を処分したところで、
きむ:…あー。
太郎:だから無闇にタンクを増やすと、そういう廃棄物が増えることにもなるんだよね。
松田:確かにな。
2020年11月23日
福島県
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福島第一原子力発電所の敷地内で発生した膨大な汚染水を貯蔵しているタンク。
事故後約2年間、「多核種除去設備(advanced liquid processing system、ALPS)」と呼ばれる除去設備が開発されるまで、貯蔵されている汚染水はセシウムのみが除去された高濃度なものであったが、ALPSの開発以降、トリチウム以外の62種類の放射性物質を汚染水から除去できるようになっている。
安全・安心を第一に取り組む、福島の“汚染水”対策①「ALPS処理水」とは何?「基準を超えている」のは本当? – 経済産業省 資源エネルギー庁