🐹:
松田:はいはい。
🐹:
松田:あー…?
🐹:なんか…大人向けというか、機微の分かる人に向けた内容ならいくらでも工夫のしようはあるけどさ、
子供は機微が分からないとかいう偏見
松田:笑
🐹:でも実際のところ絵本って、なんなら普通の本よりメジャーなものなんじゃないかとまで思うし。
松田:うーん…つまり、絵本が延々と更新され続ける理由が分からんというか、
🐹:そうそう。
松田:個人的に思うのは…例えば
東大の学生相談所の受付の方は、僕が見てきた中では「タンク ルイ カルティエ」がもっとも似合っていた女性なのですが、彼女も「この本素敵よね、私も好き」とおっしゃっていました
🐹:ううん。
松田:たぶんお母さんの本棚にはあると思うよ笑 全国のカウンセリングルームにある系の本やから。
🐹:じゃあありそうだな。
松田:おれはその本が結構好きやねん。で、
🐹:まあそうだよね笑
松田:ただ、
🐹:あー。
松田:これに限らず絵本に見出し得る魅力のひとつとして、テーマの輪郭がどこまでもぼやっとしているというか、
🐹:あー、なるほどね。
松田:あれがただのテキストなら「はあはあなるほど」となるだけで、その内容を積極的に自身に適用しようとはならないのかなと思うな。
🐹:なるほどね。今のを聞いて思ったのは、
松田:うんうん。絵があることでそこに何かがあるという確信は持てるから入りやすいんだけど、それが何かは主体的に見出さなければならないというか。
🐹:うんうん。
松田:だからまあ、絵本もいいんじゃないのとは思うよ。
🐹:うん、納得したわ。でもなんか…絵本コーナーってちびっ子とお母さんがいがちだから行きづらいんだよね。
松田:それなら
🐹:へー。
松田:
小さめのサイズと表紙の色味が気に入っていた。中身は知らん
長尾玲子(1995)『あっちゃんとゆびにんぎょう』福音館書店
🐹:えー、すごい。それすごいね。
松田:そうやねん。今コロナで大変らしいから行ってあげるといいよ。
絵本専門店が新型コロナで「SOS」 人が人に出会う場所「なくしちゃいけない」 – J-CAST トレンド
🐹:え、行こう。
松田:他に好きやった絵本ってあるかな…
🐹:
松田:あ、そうなん?
🐹:絵本ってなんか歌がついてるやつがあるじゃん。文の後に音符マークがついてる感じの。
松田:あー、はいはい。
🐹:お母さんが歌うのが好きだったから、
松田:へー、すごいね。
🐹:
松田:そっちもすごいね。
🐹:でも物心つくかつかないかくらいだと、表紙は覚えてても内容は全然覚えてないよね。
松田:そうやんな。
🐹:へー。
松田:すごくいい話やった。それこそ絵本の良さが活きてると思ってて、
レオ・レオニ(1969)『スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし』好学社
🐹:へー。
松田:あとは
🐹:はいはい。衣装がころころ変わるやつだよね。
松田:うん…まあそうね。
🐹:笑
松田:今はもうどっかいったけど、駒場に住んでたときは本棚に入ってたわ。
🐹:へー、好きなんだね。
松田:ただあれな、
🐹:笑 『100回生きたねこ』くらいでいいよね。
松田:そうやねん。
2020年12月11日
Aux Bacchanales 紀尾井町
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『おおきな木』『ぼくを探しに』などで知られるシェル・シルヴァスタイン。作家・イラストレーターとして知られるほか、1969年・1984年にグラミー賞を受賞したシンガーソングライターの顔も持つ。
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