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ことば 仕事

サラリーマンの方便はつらぽよ🥲

4 years

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中垣:なんやったっけ…松田が3~4ヶ月くらい前に、方便としてならいいっていう、そういう態度すらどうなんだい?って話をしてた気がするねん。

松田:はいはい。

「方便だから〜」とか言ってるといずれは方便じゃなくなっちゃうので、方便は使わないか、使うのであれば方便だとのエクスキューズはせずに堂々と使うのが吉ではないでしょうか。

中垣:なんか…まあ当時の文脈はちょっと忘れたけど、とにかく方便って必要なのか?っていう、解けない問いやねんけどそれを投げたくて。

みなと:うんうん。

中垣:まあ必要なのかというか…おれが方便が嫌になってきたのね。具体的に言うと社会に接続するため、つまりサラリーマンとしてやっていくためにつかなければいけない嘘がむちゃくちゃ嫌になってきて

みなと:うんうん笑

中垣:むちゃくちゃ嫌やねん、今。

みなと:それは日常的なところではさ…

中垣:いやそれで言うとね、今のチームのメンバーは気の知れた人やしお客さんも長いから、日常の業務では特にないんやけど…例えば、社内での評価のためにセルフチェックシートを書かなあかんかったりするねん。「私は〇〇の分野で××をして~」みたいな。

みなと:あー、うんうん。

中垣:「めんどくせー」「知らねー」って感じやん。そんなんどうでもいいし、はっきり言ってよく分からんし…でもきちんと評価されるためには、そういうものも書かなければいけないっていう。

分かる、そんなん知らんよな

みなと:うんうん。

中垣:まあ「書くぞ」って思ったら30分くらいで書けるねんけど、でもこんなん意味あるか?って。

みなと:笑

中垣:あとは…例えば転職したいと思ったりもたまにはするねんけどさ、そのとき、就活の二の舞にはなりたくないとすごい思ってて。

松田:はいはい。

c 就活

中垣:なんて言うか、キャリアをより良く見せて採ってもらうみたいなやつ、それが自分の中で超キモくて

みなと:うんうん。

中垣:まあより良く見せてというよりは、綺麗なことを言ってという感じかな。いずれにせよ転職には転職のメソッドがあってさ、キャリアとか動機をどう語るべきだとか…まああるんやろうけどさ、それが超嫌やねんやんか。

みなと:うんうん。

中垣:それでちょっと考えるのは、ほんまに素の自分のまま面接なりを受けて、それで通ったのならそこにいけばいいんじゃないか?みたいにも思うけど、とは言え別に、会社に入る以上は少なくともそういうことは必要なんだから、別に面接だけそうやっても意味無くね?みたいな。

松田:まあそうやな。

中垣「え、じゃあおれはサラリーマンを辞めるのか…?」みたいな、でもそれはそれでしっくりこないし。

みなと:うんうん。

c サラリーマンか否かは主題ではない

中垣:…まあこれ別にたいした話ではないねんけど、でも自分の実感として、すごい嫌やなぁと思ってるっていう

松田:うんうん。

中垣:何が嫌やと思ってるって、別にパンク的な意味で嫌って言ってるんじゃないのよ。「サラリーマンなんてフェイクだ」なんてことを言ってるんじゃなくて、そこで要求されるコミュニケーションが全く本質的じゃないから嫌やねん。

みなと:うんうん笑

中垣:面接で経歴ずらーっと並べるみたいな、そんなんコミュニケーションじゃないねん。確かに、自分はこれこれができますっていうのをきちんと分かる形でコミュニケートすることはできるしやるべきなんだけれど…なんて言うのかな、とにかく本質的でないコミュニケーションがほんまに嫌、です

白濱:ちょっと思ったのは…例えば世の中にはびっくりするくらい図々しいようなやつっているわけだけど、そういうやつの言っていることって、コミュニケーションの芯の周りについているものに関しては、そのボリュームは誰でも検知できるわけじゃん。

松田:あー、うんうん。

白濱:「こいつ伝えたいこと以外の装飾がえげついな」みたいな。で、そうなったときって「口調とかはいったん置いておいてコミュニケーションの芯にだけ注目すればいいんだ」ってスタンスに切り替えられるんだけど、それが最初に発生すればいいのかもね。

中垣:あー、それは分かる。確かにな。

白濱:千原せいじとかね。

Source: commmon

c 無駄がなくかつ豊かなコミュニケーションの方法

松田:笑

みなと:うん、分かる分かる。最近先輩が転職することになったんだけど、話を聞く限りではその人とかも、面接ではかなり盛って喋ってるみたいだし…てかその先輩、中垣の会社に行くわ。

中垣:笑

みなと:で、その先輩が面接で良く評価されてるみたいなことを嬉しそうに言ってたときに、この人は一生このゲームをやるのかなって…まあいいと思っている限りはそうしていればいいと思うんだけど、でも自分はそれはしたくないなというところがあるな。

松田:うんうん。

みなと:それでさ、うちも自己評価シートみたいなのがあるんだけど、そこにはいかにコミットメントをしてきたかみたいなことを書いて、それが上司の評価にもなるわけじゃん。

中垣:うんうん。

みなと:だからきちんと書くんだけど…これって構造としては再生産され続けることになるわけで、その構造の中にずっといたくはないなって、僕も最近まさに思ってた。僕は別に転職したいと明確に思っているわけじゃないけど、でもこれはこれで結構しんどいなって。

中垣:しかも悲しいのがさ、そもそもそれが方便だと分かってない人は、これはもういいやん。ただ、別にそこを分かってる人も結構いてさ、でも「会社ってこういうものだから」って言ってやってるわけ

みなと:そうそう、そうだね。

中垣:それを見るのが悲しくてたまらんよね。

みなと:そうなんだよね。

c 言葉の意味

中垣:なんかこう…眠くなる会話をしたくないねん。

松田:笑

みなと:この輪廻…僕の場合はループしてるっていう意味でそういう感じがあるんだけど、これってどうすれば抜け出せるのかな

中垣:まあそうね、別に組織人でもそこから抜け出せている人はいるんだろうけど…

みなと:まあやっぱり、自分はその方便を使わないっていうことから始めるしかないんだろうね

中垣:うん、そうやと思う。そうなんよねぇ…

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2021年5月19日
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