植竹:一人暮らしを始めるにあたってさ、今まで思い描いていた理想の一人暮らし像みたいなのがあるわけだけど、
中垣:そうやんね。
植竹:その
松田:あー。
中垣:なるほどね。
植竹:ある程度は環境を整えないと仕事にならないんだけど、でも
中垣:はいはい。
植竹:どう考えてもおしゃれな一人暮らしと仕事の共存ができない。
松田:しかもさ、まさに今引っ越したタイミングやからさ、今までよろしくやってた部屋に無理やり仕事を導入するとかじゃなくて、
中垣:確かにね。
松田:スタンスがとりにくいよね。
植竹:うちの近所、ヴィンテージ家具屋さんとかめちゃめちゃあるじゃん。
中垣:あ、アーケストラは河東も大好き。
植竹:おれもなんか、たまたま最初に入ったんだけど、この一週間で3回くらい行っててさ。
そらそうやろ
中垣:そうね。
松田:でも別にリモートワークって言ったって、
中垣:うん。
植竹:はいはい。
中垣:朝とか、会議があるときだけそこで仕事して、それ以外は
植竹:へー、そうなんだ。家ではやんないの?
中垣:いや、半々くらいかな。一日のうち3時間くらいは茶店でやって、残り3~4時間は家でやるって感じ。
植竹:はいはい。
中垣:やっぱね、
植竹:おれ会社のパソコン持って外に出たくないんだよな。
中垣:まあね、パクられたら言い訳きかんしね。
植竹:で、リモートワークをどう部屋に溶け込ませるかを考えた結果、唯一の抗いとして
松田:あー、スタンディングで使えるやつ?
植竹:そう。それを買って、天板は一枚板にして、
「流行ってたんで買いましたけど、あんなんただの汚い家具ですわ」って言うため以外に買ってる人っていんの?
松田:それ、その机買った時点でミスってへん?笑
植竹:まあそうだよね。
なんやこの地獄は…
松田:だからさ、思いっきり好きな部屋にして、
中垣:そうやんな。
植竹:なるほど、自分を変えるしかない…
松田:なんしかその机は絶対捨てた方がいいって。
植竹:でも家にカウンターチェア置けるっていうのが楽しいからさ。
カウンターチェアは外せない
松田:じゃあさ、
植竹:それはあるんだよ。
中垣:おれもそれでいいと思うけどね。
植竹:でもすぐそばに布団があるっていうのがね。
中垣:布団は下の部屋に下げちゃったらいいやん。
植竹:
中垣:あー。
松田:あれでいいやん、
無理寄りの無理。高過ぎ
植竹:笑
松田:何言ってんのって話やんな。
中垣:あれか、なんかデザイナーズのやつやんね笑
松田:そうそう。あれを下の部屋に置いておいて、寝るときはそれをベッドにしたらいい。
植竹:笑 でも確かにな、ロフトを仕事場にするっていうのは結構完璧なんだよな。
中垣:そうやんね。
植竹:
松田:うんうん。
もっと狭い部屋で、床で寝袋で寝ている人の同意
植竹:それがどうしても嫌、
松田:はいはい。
植竹:だから、場所が2つあればその2つは明確に分けたい、っていうのはある。それもあってロフトでは寝るもんって思ってたけど。
中垣:でもそれもいいと思うよ。だからさ、
カウンターチェアは外せないって言ってんじゃん
松田:それでさ、
中垣:そうやね。
2020年6月28日
渋谷 Cafe BOHEMIA
ピエール・ジャンヌレによってインドのチャンディガールの都市計画のためにデザインされた、一連の家具のひとつであるスツール。実際の制作はインドの現地の職人による手作業だったため、個体ごとのばらつきが大きいことが特徴。ファッションブランドならvisvim、インディアンジュエリーならアーニーリスターにも通じる、「綺麗過ぎない」魅力がある。
90年代初頭までは価値を見出されず、劣化したものがチャンディガールの施設の内外に廃棄されていたが、2010年のGalerie 54、2014年のGalerie Patrick Seguinによる写真集を通じて人気に火がついた。