なつき:技能実習生で日本に来てる知り合いのカンボジア人の話なんだけど、2週間くらい前に日本で女の子を買おうとして、2万円払った後で
中垣:おお…
松田:えぐいなぁ。
なつき:
中垣:それやばいな。
なつき:で、「日本にも詐欺があるんですね」って言ってたんだけど。
松田:いやいや…
中垣:なんでそんなことになったん?
なつき:
中垣:あ、そもそも業者が騙す気やったってことか。
松田:あるよね、適当にイチャモンつけてサービスを提供しないで、お金も返さないタイプの風俗。相手が日本人であってもね。
こっわ
松田:あとはそうでなくても、女の子が「キツいです」って言ってバックれちゃうのも、まあありそうな話ではあるよな。
なつき:そうだよね。なんか、高い勉強代だったねとしか言えない。
中垣:ちょっとやばい話やね。
なつき:
松田:まあ確かに。
中垣:なんか、
なつき:そうそう。
松田:いずれにしろ抜群に悪いやつがおったことだけは間違いない。
なつき:まあ数年後には笑いばなしになってるんだろうけど。
松田:とは言えキツいよな。
なつき:彼にとっての2万円は大きいしね。
中垣:そうやんな。
なつき:さらにすごかったのは、彼は
松田:やば。ガチガチに切り詰めな無理やん。
なつき:そうそう。今時給が1,250円で、10時-19時が定時らしくて。だから一日1万円ちょっとの稼ぎで、そこからの月15万円だから相当だよね。
松田:でも個人的にはさ、
中垣:まあいっちょやってみよって感じちゃう? おれらが海外でそう思うのと一緒やろ。
松田:まあそれは分かるけどさ、にしても彼にとってはめっちゃ高いわけやん。
なつき:彼からその話を聞いたときも笑っていいのかが分からなくて、「残念だね」としか言えなかったんだけど…
中垣:
なつき:そうだよね笑
中垣:身近なそういう話を上げていくねん。大義名分としては、本人には言いにくい話を代わりに告発する、小さな声を拾うアカウント。
なつき:はいはい。
中垣:でも本当の目的はただただバズらせることっていう、おれが一番嫌いなアカウント。
なんで言い出した
松田:笑
中垣:でもどうやろう、そういう内容やけど文面はすごい抑制がきいた感じ、あくまで扇動的ではない書き方やったらおもしろくない? 「これには別の側面もあって~」「本当に大事なのは~」って。
松田:粛々とね。
中垣:そうしたら、
おもしろいアイデアがまたひとつ生まれては消えました
なつき:でも、ちょっと人間らしいストーリーだなというか、
松田:うんうん。
なつき:すげえ共感できるし。なんかね、
中垣:はいはい。いるにはいるやろうけど、なかなかね。
なつき:それにいても圧倒的に人気もあるんだと思う。
松田:確かにね。
なつき:しかもその彼は大卒なんだよね。だからわりといい教育を受けてきてるんだけど、
オートサロンに行ったときの僕の気持ちですね
松田:へー。
なつき:周りの人は感情を言葉に表すことができないって、彼は言ってた。抽象的に物事を処理することができないんじゃないかな。
中垣:
松田:あー、はいはい。
中垣:おれらがハワイに行ったとして、
松田:確かに、それはありそうやな。あとはまあ、そんなん言うなら
はい配慮に欠ける発言
なつき:彼が日本に来ることを選んだのは、たぶん向こうで仕事についても現地の平均月収くらいしかもらえないけど、
松田:まあそうか。なるほどな。
なつき:あと彼が行ってた中学高校は日本人が作った学校らしくて、授業科目に日本語があったらしいのね。
松田:へー。
なつき:だから元々日本語が結構話せたみたいで、それもあって来やすかったんだと思う。
中垣:まあね、日本はその辺は結構遅れているというか、
なつき:技能実習生っていう大きい括りの中の、とても解像度の高い、言ったら悪いけどおもしろい話を聞けたって感じだったね。
中垣:まあそらそうや。
2020年8月3日
Aux Bacchanales 銀座