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【教えて大森さん】今の仕事と本当にやりたいこととの間で悩んでいます

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中垣:僕は松田ほどリスクを取る勇気はなかったから今みたいな仕事をしていますけど、そこに対する悩みがないわけではないんですよ

松田:別にリスクとかじゃなくて、おれにはこうするしかなかってんけどな。

中垣そういう悩みって大森さんにはないのか聞きたいですけどね。別に、コンサルがしたくないことだとまでは思わないですけど…

大森あー、あるよ。めっちゃある。全然リスク取ってないなぁみたいな気持ちはあるし…なんだろう、松田くんの話を聞いて思うのは、変な話、やりたいことが見つからない若者みたいな話なわけじゃん。

松田:はいはい。

大森:それはおれもそうだし…ただおれは、やりたいことは見つからないけど、たまたまやってることがまあまあおもしろいから、別にそれでいいんだけど。

“The only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work, and the only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking, and don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it. And like any great relationship, it just gets better and better as the years roll on. So keep looking, don’t settle.”

– Steve Jobs

Source: goodreads

中垣:あー。

大森:でも、本当に自分がやりたいことってなんだろうとはたまに考える

中垣:はいはい。

「本当にしたいこと」って考え方が既に間違っているんじゃないかという話はある

c 「している限りにおいてそれがしたいこと」ってどういうこと?

大森:それは全然思うし、今本当にやりたいことがあったとして、おれがそれにチャレンジするのって別にリスクもないはずだよなとも思う。

中垣:実際そうですよね。マネージャーまでなったら、どこで何してもまた戻れますもんね。

大森:うん。それに貯金もまあまああるから、それだけで数年は暮らせるし。だから本当にノーリスクなんだけど、それでも今のコンサルティングの仕事を上回るおもしろさの仕事っていうのがあまり思いつかないというか…

中垣:あー。

大森:今の仕事辞めてまでやるか?って。それに、やるからにはリスクに見合うリターンがないとナァ…とかも思っちゃうし

中垣:自分含め、年を重ねるごとに何かを判断するにあたって打算的になるじゃないですけど…

大森:分かる分かる、すげえ分かる。

中垣:でも若さってそうじゃなくて「なんかやりたい気がしたからやる」じゃないですか。それがどんどんなくなっていくじゃないですけど…

c 若いうちしかできない

大森:分かる分かる。

中垣:実際に今もそうで、僕はまだ2年目ですけど、この先どんどんなくなっていくと思うんですよ。

大森:そうだと思うよ。

中垣:それがやっぱり怖いですよね。

大森:おれ学生の頃、すげえ無邪気にNHKとか受けてたけど、今考えたらNHKの給料なんて今の何分の一なんだよとか思っちゃうわけ

職員の年収はどれくらいか よくある質問集 – NHK

面接で自分の短所について「謙虚さに欠けるかもしれない」と自己申告して無事落とされたと言っていましたね

中垣:笑

大森:それで地方なんかに行かされて、その上撮る番組の内容も不本意とかだったら何なんだそれって話じゃん。

松田:笑

中垣:とは言えNHKに行ってたら、もしかしたら何かのきっかけでラジオのMCになれてたかもしれないですよ。

大森:まあね、そういう話もあるかもしれないとは思いつつ、でも大半の仕事はそうじゃないじゃん。つまり、電通に行ってもコピーライターになれるかは分かんないし…みたいな。そうやって打算的になっていくよね

中垣:さっき大森さんのことを目の上のたんこぶって言ったのはまさにそこで、こうはなりたくないと思うわけですよ。

大森:ああ、なるほど。

中垣:しかも、大森さんがいわゆるカルチャーっぽい話はできないし、こういう話も通じないただの先輩ならそれは勝手にやってくれって話なんですけど、わりといろんな文脈を共有できる先輩にも関わらず、普通にサラリーマンやってそこそこ満足いってるっていうのが、余計に危機感を煽るじゃないですけど。

大森:あー、なるほどね。

中垣:ここで大森さんが「仕事辞めたわ」って言い出したら、「まじかよ…」ってなるんですけど。

すぐ周囲に仕事辞めさせようとする

大森:笑

松田:勝手過ぎやねん笑

大森:でもその気持ちはめっちゃ分かるよ。おれが中垣くんの立場なら、おれに仕事辞めてほしいと思うよ

松田:笑

大森:それはめっちゃ思うな。

中垣:だって、例えばおれが30いくつになっても今の仕事をしてたら、それは絶対に大森さんを言い訳にしてるなと思って。「大森さんっていう先輩がいて、これがなかなか…」って。

大森:そうね…笑 あとさ、選択肢が減っていくんだよね。いろんな理由をつけてできなくなっちゃう

中垣:林修とか橋下徹がテレビで言ってるのがYouTubeに上がってるんですけど…

大森:うんうん。

中垣:それは高学歴ニートの特集だったんですけど、「君たちの年齢だったらいくらでもノーリスクでできるじゃん」って言うんですよね。それを観た瞬間はやらなあかんなとは思うんですけど…

Source: Elena Cuomo/YouTube

林修が高学歴ニートと激突!君たちはなぜ働かないのか – MBS

Source: ケースケ KSUKE/YouTube

橋下徹 vs 高学歴ニート「死ぬまでに”燃焼”してほしい」 – MBS

大森:そうだよね。おれが最悪だなと思うのは、中垣くんがさっき言ってた40歳で年収3000万円の話じゃないけど、今のままやっていくとそれが待っていて、それが結構でかいっていうのも、より一層やる気を削ぐよね

中垣:はいはい。

大森:やる気っていうか、他の選択肢の魅力が下がるというか。

中垣:そうですね。

大森:現状は、主観的にじゃなく客観的に見ても結構輝かしくて、このレールをそのまま走ってると結構なとこまでいけるぞ、って

中垣:そうですよねぇ…

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれかわって運命をひらくのだ。それには心身とも無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。

Source: 岡本太郎(2017)『自分の中に毒を持て』青春出版社

岡本太郎(2017)『自分の中に毒を持て』青春出版社

松田:そう考えると、確かに辞められる気はしないですね。

大森:そう、それがぶら下がってるのに辞めるって、どんだけやりたいことなんだよって

中垣:笑

大森:しかも現状、そんなに仕事が苦痛でもないっていう。もう無理だよ。

中垣:あー…昇進見える前に辞めよ。

It’s now or never

2020年9月10日
Aux Bacchanales 紀尾井町