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【シリーズ】今日のファッション #5

1 month

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松田今日の河東おしゃれやな。六本木にそんなやつおらんで。

六本木ってまじでエストネーションみたいなやつしかいないよね

河東今日のコーディネートは完璧やと思ってるで。「芸能人か…?」という雰囲気やね。

松田:まずもってティンバをおしゃれに履いてるだけでもう勝ちやんな

10 Great Timberland Boot Moments in Hip-Hop History – GQ

河東:おれはティンバの良さをcommmonで提唱したいよ。こいつは身体能力を向上させてくれる感じがあるねん、安定感がすごい。

松田:どういうこと笑

河東:なんかね、足が地面に吸い付く感じがあるんよ。うんこ座りしても後ろにこけへんねん

誰向けのメリットなん?

松田:あー、でもちょっと分かるかも。地面から伸びてきた手に足首を掴んでもらってる感じか

河東:そうそう。とにかく安定感があってしゃがみやすい。

松田:だからヤンチャな人が履きがちやったんか。

倉留:笑

河東:あと今履いてるこれは大昔のビームスの別注やねんけど、足首の部分もウィートで統一されてるのが偉いねんな。しかもゴアテックスやし。これは名品やで。

TIMBERLAND×BEAMS / 別注 ゴアテックス(R) 6インチブーツ – WEAR

松田:あー、ライニングがゴアテックスなんか。でもティンバってゴアテックスじゃなくてもそうそう水染みひんやろ笑

河東:まあそれはそれ、とにかく履きやすいよ。アッパーが甲をまるっと覆ってるから、足を上げたときすごい軽い感じやねんな。

松田:上に着てるそれは何なん?

河東:これはbarrで買った。40’sくらいのアメリカ海軍の、ガスマスクを着けて作業するときに着るやつ

US 40's gas protective parka
Image: barr_vintage_select_store/Instagram

barr_vintage_select_store – Instagram

松田:だから首周りにそんなに余裕があるんか。

河東:そうそう。

松田似たようなやつ、世界史の資料集の第一次世界大戦のところで見たで

倉留:笑

河東:そう、そのガチのやつ。当時実際に使ったやつは汚染されてすぐに捨てられるから、手に入るのはデッドストックか古着として出回ってるやつやねんけどな

松田:それでなんぼすんの?

河東:49,800円とかそれくらいじゃない? 店によってはもっと高いと思う。

松田:結構するな笑

河東:あとちょっと話変わるねんけどさ、先週ヴィンテージをディスる記事が上がってたやん?

中垣:おれはヴィンテージなんて嫌いやで。超嫌い。

松田:笑

中垣:もちろんさっき言ったように、物にストーリーを感じられるのってすごく大事やとは思うねん。iPhoneの画面が割れてるのが好き、とかね。

松田:うんうん。

中垣:そういうのってすごく素敵なことだとは思うんだけど、その感情の持ち方として“““ヴィンテージ”””とか言い出しちゃうのって、あまりにも説明可能性が高いと言うか、自分なりのストーリーが欲しいのに他人のストーリーを拝借しちゃってないかい?的な、そういう矛盾があるとすごい思うな。

Source: commmon

c ヴィンテージよりカッティングエッジ

松田:あー、そうそう。あれはあれで言いたいように言うとってんけど、河東みたいな古着着てる勢からするともうちょい言いたいことあるやろうなとも思っててん。

河東:なんやろ…まあそんなたいした話じゃないねんけど、今この服を松田と倉留がええなって言ってくれたみたいに、時を経た服の雰囲気みたいなものは、なんか分からんけど存在すると思ってて

松田:うんうん。

河東:だっておれが今日着てるのなんてロンTとスウェットだけやのに、これがあるだけで急に説得力が出てくるねんな。

松田:まあそれは事実として否めないよな。

河東:上手く言語化はできひんけど、古着こその目を引く感じはあるねん。

松田:確かにさ、変にプレってるやつはともかく、別に古着って昔に作られて今でも捨てられてへんだけの服なわけやん。だからヴィンテージとか以前に、シンプルに服のバリエーションのひとつとして存在してはいるよ

河東:それに「これは古着やからどうこう」みたいな分け方をしてるわけでもないしな。

松田:うんうん。

河東:サラ着とこれが並んでたときにこっちの方がかっこいいから買いますって話なだけで、別に古着ばっか着るわけではないしね。だいたい新品でこれが買えるのなら、それはそっちの方がええわけで

その通り。WMTじゃダメなんですか?

WMTWatch

松田:笑

河東:あとは軍物とかってガチな用途があるから、着易さもコストも無視で作ってる分、単純に強めの服が多いよね

松田:それは間違いないな。現代においてパンピーが着るための服としてデザインしても絶対にそのツラにはならへんから、ディテールを求めて今ここではないコンテクストを頼るっていうのはまあ妥当ではあるよね

倉留:うんうん。

河東:ディテールがおもろい服が古着にちょくちょく見られるって話なだけで、それをサラ着と混ぜて着てるだけやもんね。別に古着にもゴミみたいな服はあるし。

松田:うんうん。

河東そういう服を使った方が、身体という限られたキャンバスにいろいろと盛り込めるしね。だからあの話は全体としてはほんまその通りやと思うで、ヴィンテージはクソ。

松田:うん、結構しっくりきたわ。だからあかんのは「私古着しか着ないんですぅ〜」みたいなやつやんな。大昔にチョキチョキにスナップされてたようなやつ。

c 00年代ファッションを懐古しながら考える、Vネックの白Tの着こなし方

倉留:「古着の方が味が出てるからかっこいい」って言い張るやつね。

visvimのドライデニムの方がいい味出てます

Product Introspection: DRY DENIM® – visvim

河東:うん、それは全然ちゃうな。同じものがあるなら絶対に新品で買いたいで。だからビームスプラスは偉いって話。

松田:うん、ビームスプラスは偉いね。

BEAMS PLUS
Image: BEAMS

1999年、“永年着られる飽きのこない本物の男服”をコンセプトに、<BEAMS>が培ってきた経験を生かした”アメリカがもっとも良かった頃のスタイル”を提案するためにスタートしました。オリジナル、インポート、一点物のヴィンテージクローズ、雑貨などの品揃えで、当時のオリジナルスタイルを継承しながらも、単なるリバイバルやノスタルジーにとどまらない、次世代へと続くカジュアルウェアのオーセンティックを追求しています。

Source: BEAMS

BEAMS PLUS – BEAMS

河東:古着とそこからサンプリングしたビームスプラスとがあって古着を買うやつ、こいつはアホやね。

松田:そうやんな。てか中垣に聞いて知ってんけど、ビームスプラスってSSENSEでも取扱あるんやろ?

1976 年に原宿のわずか 6.5 坪ほどの店から始まった BEAMS は、40 年余りの時を経て日本が誇る人気ブランドへと成長を遂げました。 数ある BEAMS 傘下のブランドの 1 つ、BEAMS PLUS (ビームス プラス) は、1999年に誕生し、黄金期のアメリカン ファッションに影響を受けたメンズ ブランドです。 戦後アメリカのクラシック スタイルへの敬意を表現するブランドは、ビンテージ シルエットに現代的な視点を加えることで、世代を超えて愛されるメンズウェアを生み出しています。 イタリアで開催されるメンズファッションの展示会ピッティ ウォモのレジェンド的存在で、遊び心と伝統が融合した美意識を掲げるクリエイティブ ディレクターの中村達也は、ストリートウェアの枠を越えた、古典的でありながらも先見性を持つコレクションを作り上げています。 イタリアン スーツや丈夫なワークウェア、そして多目的に着まわせる定番アイテムなど、多種多様な要素を兼ね備えた BEAMS PLUS は、原宿の中心から「アメリカよりもアメリカらしい」世界観を追求し続けます。

Source: SSENSE

BEAMS PLUS – SSENSE

河東:なんか海外では日本よりも高い価格で売られてて、特にアジア界隈で人気みたいやで。

倉留:あー。

松田日本のアメカジから裏原の文脈を引き継いでる人達、中韓にもいるっぽいね。visvimとかゴローズとか着てるよね。

河東:彼らいまだにレッドウィングとLVC履いてるもん。あとはネイバーフッドとかね。

倉留:ダブルタップスとかもそうやんな。オンラインの注文はほぼ中韓かららしい。

河東:あとさ、おれ最近おしゃれになってきたというか、服が似合うようになってきた気がするねんな

倉留:はいはい。

河東:何が境目やったんかは分からんけど、もうミスり尽くしたんかもしれへん。

倉留:中垣もそれ言ってたな。河東とかタカは全部通ってきてるから、おれもいったんは全部通ることにするって

河東:ミーハーなもんを避け過ぎてたって話やろ。

松田:あー、なるほどね。

オーラリー、コモリ、エンダースキーマ

倉留:本人いわく、今はオタクがハットを被ってる状態らしい

秋葉原の彼らって服のことが全然分かんないから、おしゃれにコミットしようとしても細かい参照項が見出せず、いきなりわけ分からんハットとか被っちゃうんですよね。側から見たら頭おかしいんだけど、本人的にはあれくらい甚だしい物を身に着けて初めて、それまでの自分との違いを認識できるんだと思うんです。

2021年1月24日
Starbucks 六本木 蔦屋書店

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