白濱:そもそも今日会って話そうよって言ってたのが、
松田:はいはい。
白濱:高校のときの友達の一人が「みんなで山行こうぜ」って企画をしてそれにのった形で、だから僕の知らない人も来るの。
中垣:うんうん。
白濱:それで、
松田:こういう感じね笑
白濱:まあなんだろうな…
松田:はいはい。
白濱:それで
松田:笑
白濱:それを見たときに、確かに僕も仕事でのコミュニケーションではそういうことをやることはあるけど、今回はプライベートだし、各々が楽しいって思えるのがベストじゃん?みたいに思ったわけ。その気持ちって確かに仕事では持ち得ないものだから、やっぱり
松田:あー、うんうん。
白濱:ただ、たぶんそいつはまだ新卒で、仕事の価値観が自分の価値観を侵食してきているタイプなんだろうなと思いながら見てたの。
松田:はいはい。
白濱:新卒の頃ってそういうのあるじゃん? まあ分かんないけどさ、例えばコンサルに行ってロジカルゴリゴリで議論してるやつが、雰囲気的な意思決定しかしていないジャパニーズトラディショナルカンパニーに行った友達に対して「それはさ~」って突っかかる感じ。
ジャパニーズトラディショナルカンパニーがロジカルでないとかいう偏見
松田:まあまあ、言いたいことは分かりますよ。
白濱:で、そこらへんを松田と話したいなと思って…それで今日なのね。
中垣:でもまあ
松田:知らん人が多い環境で、ある程度一般化された態度を取らざるを得なかったみたいなね。…てかそれ、言ってのけた人とそれを言われた人は知り合いなんですか?
白濱:いや、知り合いじゃない。
松田:笑
中垣:それは結構やばいな笑 でもまあ、マウンティング系の人格の人というか、
白濱:あー…具体的にはどういうシーンで?
中垣:まあほら、
松田:でも僕も個人的には…
白濱:うんうん。
松田:つまり、仕事でできることならプライベートでもそれをやれって話です。
遅れて来た2人を待っていた顔
白濱:なるほどね笑
中垣:でもちなみにね、おれは今日仕事の打ち合わせに30分寝坊したよ。
中垣:じゃあなんですか?おれは会社を辞めたらいいんですか?って感じ。昔から思っててんけど、おれは真面目じゃないねん。真面目な人のことが分からへん、なんでそんなことができるのかも分からへんねん。
松田:うーん。
中垣:なんて言えばいいんやろうな、なんか真面目な人の正論っぽさが分からんというか…
Source: commmon
松田:あー、それなら逆にいいわ。
中垣:笑
自分がもっとも正しい行動を選択していないことを自覚しているにも関わらず、そのことに対する承認を周囲から得ることで、翻って自分の選択を正当化する精神構造が大嫌いなだけ、それだけです。
To arrive at a contradiction is to confess an error in one’s thinking; to maintain a contradiction is to abdicate one’s mind and to evict oneself from the realm of reality.
Source: Ayn Rand(2005)『Atlas Shrugged』Signet
Ayn Rand(2005)『Atlas Shrugged』Signet
松田:なんしかもっとも理念的なところではそのように考えていて…ただ、それを人に強いることは決してないという意味では、彼女と同じ行動はとらないんですけどね。
白濱:なるほどね…まあ僕としての論点は、
松田:あー、はいはい。
白濱:まず1点目に関しては、松田は別に、何かしらの組織に属していて、そこの価値観に同化してそうなったわけじゃないじゃん。
松田:うん、それはそうですね。
白濱:だからまあ、僕としては問題ないと思うんだよ。
松田:なるほどなるほど。あと
中垣:
松田:いらんよ笑 好きなだけ食ってくれ。
中垣の口数が少なかった理由が分かりましたね、ご飯に忙しかったのです
白濱:うんうん。
松田:だってその人だって、
白濱:まあそうだよね。
松田:もちろんね、仕事と余暇によって人格が二項対立的に切り分けられるのが気持ち悪いから、全面的に仕事のメンタリティに適応して、余暇的なものを自分の中から排除しようとする気持ちも分からなくはないですよ。
白濱:うんうん。
松田:…なんだけど、
白濱:うんうん。まあ僕もそいつに会ったことがあるわけではないからさ、結局どんなやつかは分かんないんだけど、でもそこに自己同一化してるのはやっぱり寒いなって。
中垣:まあねぇ…
もぐもぐ
白濱:ただね、
松田:まあそれはそうですよね。あとはよく考えると、今は何やら豊かなる生々しい人格があって、みんなそれを殺しながら仕事をしているんだみたいな前提で話してましたけど、別にみんながみんなそんなこと考えてるわけじゃないですしね。
中垣:笑
白濱:まあそうね、そうだよね。
松田:だからもしかするとその彼は、大学生のときは〇〇大学〇〇学部の学生で、就職してからはその会社の社員でしかなくて、それ以上に解像度の高い人格を自分に見出したことなんてないのかもしれないですし。
白濱:確かに確かに。まあそういう話か…つまり
松田:うんうん。
白濱:まああとはなんだろう、これは人によっても違うからなんとも言えないけど、でも仕事と余暇の目的ってやっぱ違うじゃん。
松田:はいはい。
白濱:KPIがあって効率的に生産量を最大化するのが仕事で大事なことだけど、
松田:はいはい、
白濱:…ってなったとき、やたらと突っかかるようなコミュニケーションって正しくないよね?って話はある。だからなんだろう、「自分の方が正しいよね」的なスタンスでそういう態度に出ていたのであれば、
松田:まあなるほどね。
中垣:せやね…まあ確かに。なんかふたつ思ってんけど、まずは新入社員的にぶっちゃうのはシンプルにダサいよねって話もあるし、あとは風紀委員的な、
白濱:まあ分かんないね。もしかすると松田が言ったように、シンプルにただの効率厨なのかもしれないし。
松田:でも仮にそうだとしたら、それはもっと手前の話としてね…
中垣:
ご飯食べてるからレス雑め
松田:まあそういう話やね笑
白濱:いずれにしてもあんまりイケてはないね。
松田:ていうか、
白濱:確かに笑
松田:そんなんよりスタバで朝活する方が効率的でしょ。
中垣:なんか…普通に社会で過ごしてきて20いくつにもなっていれば、そういうことって当たり前に言わないじゃないですか。
白濱:うんうん。
中垣:そんなときにそんなことを言うもんじゃないわけですよ。
松田:まあせやな。
白濱:うんうん。
次回は、会ったこともない人を一方的にディスったことを反省した上で、建設的で誠実なコミュニケーションのあり方について考えます。
2021年5月14日
中国茶房8 恵比寿店