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プライベートでも仕事みたいなノリのやつ、まじなんなん?

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白濱:そもそも今日会って話そうよって言ってたのが、明日から友達と登山に行くんだけど…って話なんだよね

松田:はいはい。

白濱:高校のときの友達の一人が「みんなで山行こうぜ」って企画をしてそれにのった形で、だから僕の知らない人も来るの。

中垣:うんうん。

白濱:それで、その日程がどうとか持ち物がどうとかについて、参加者全員がいるチャットで質問するやつがいてさ、それに対して結構こう…肘を当ててくるというか、そういう感じでレスをするやつがいたのね

「プライドの高い人のイラスト」の検索結果 – いらすとや

松田:こういう感じね笑

白濱:まあなんだろうな…「え? それもうノートに上がってるじゃん?」みたいな、仕事的なスタンスの、「先に手前で確認してからレスしろよ」っていう思想に基づいた、ちょっと嫌味っぽいレスだったの。

松田:はいはい。

白濱:それで質問をしてきたやつにはノートを丸々コピペして送るみたいなことをやってて、「おいおいやってんな…」って感じだったのね。

松田:笑

白濱:それを見たときに、確かに僕も仕事でのコミュニケーションではそういうことをやることはあるけど、今回はプライベートだし、各々が楽しいって思えるのがベストじゃん?みたいに思ったわけ。その気持ちって確かに仕事では持ち得ないものだから、やっぱり仕事とプライベートのキャラとか価値観は分けていた方が、個人的にも社会全体としても幸福の総量は上がるよねと思っていて

松田:あー、うんうん。

白濱:ただ、たぶんそいつはまだ新卒で、仕事の価値観が自分の価値観を侵食してきているタイプなんだろうなと思いながら見てたの。

松田:はいはい。

白濱:新卒の頃ってそういうのあるじゃん? まあ分かんないけどさ、例えばコンサルに行ってロジカルゴリゴリで議論してるやつが、雰囲気的な意思決定しかしていないジャパニーズトラディショナルカンパニーに行った友達に対して「それはさ~」って突っかかる感じ。

ジャパニーズトラディショナルカンパニーがロジカルでないとかいう偏見

松田:まあまあ、言いたいことは分かりますよ。

白濱:で、そこらへんを松田と話したいなと思って…それで今日なのね。

中垣:でもまあその人もね、本当に仲の良い友達とならそんな態度は取らないかもしれないですよね

松田:知らん人が多い環境で、ある程度一般化された態度を取らざるを得なかったみたいなね。…てかそれ、言ってのけた人とそれを言われた人は知り合いなんですか?

白濱:いや、知り合いじゃない。

松田:笑

中垣:それは結構やばいな笑 でもまあ、マウンティング系の人格の人というか、他人のしばきどころを探している人は一定いますよね

c 路上喫煙の注意の仕方

白濱:あー…具体的にはどういうシーンで?

中垣:まあほら、例えばツイッターとか。あとはおかんって結構そういう感じじゃない? 喧嘩してても「…そこで怒るか?」みたいなところで怒ったりするやん。あれはもう怒りたくて怒ってるんやろうなって。

c ブランドビジネスとデザイヤー

松田:でも僕も個人的には…もちろん彼女のような形で表現することはないんですけど、その彼女のような思想はありますよ

白濱:うんうん。

松田:つまり、仕事でできることならプライベートでもそれをやれって話です。

遅れて来た2人を待っていた顔

白濱:なるほどね笑

中垣:でもちなみにね、おれは今日仕事の打ち合わせに30分寝坊したよ。

中垣:じゃあなんですか?おれは会社を辞めたらいいんですか?って感じ。昔から思っててんけど、おれは真面目じゃないねん。真面目な人のことが分からへん、なんでそんなことができるのかも分からへんねん。

松田:うーん。

中垣:なんて言えばいいんやろうな、なんか真面目な人の正論っぽさが分からんというか…

Source: commmon

c 人間的な豊さに目を向けるには

松田:あー、それなら逆にいいわ。

中垣:笑

自分がもっとも正しい行動を選択していないことを自覚しているにも関わらず、そのことに対する承認を周囲から得ることで、翻って自分の選択を正当化する精神構造が大嫌いなだけ、それだけです。

Ayn Rand(2005)『Atlas Shrugged』Signet
Image: Amazon.co.jp

To arrive at a contradiction is to confess an error in one’s thinking; to maintain a contradiction is to abdicate one’s mind and to evict oneself from the realm of reality.

Source: Ayn Rand(2005)『Atlas Shrugged』Signet

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Ayn Rand(2005)『Atlas Shrugged』Signet

松田:なんしかもっとも理念的なところではそのように考えていて…ただ、それを人に強いることは決してないという意味では、彼女と同じ行動はとらないんですけどね。

白濱:なるほどね…まあ僕としての論点は、仕事での価値観を個人的な価値観に統合しちゃうことの是非がまずあって、あとは余暇において、どこまで効率とかみたいなことを言い出すべきなのかなっていう2点かな

松田:あー、はいはい。

白濱:まず1点目に関しては、松田は別に、何かしらの組織に属していて、そこの価値観に同化してそうなったわけじゃないじゃん。

松田:うん、それはそうですね。

白濱:だからまあ、僕としては問題ないと思うんだよ。

松田:なるほどなるほど。あと前者に関しては…やっぱりごっちゃにするべきじゃないとは思いますね


中垣松田このパクチーいらんの?

松田:いらんよ笑 好きなだけ食ってくれ。

中垣の口数が少なかった理由が分かりましたね、ご飯に忙しかったのです

中国茶房8 ベルト麺
Image: 中国茶房8

ベルト麺 – 中国茶房8


白濱:うんうん。

松田:だってその人だって、もっともリアリティのある内的な衝動の表れとして仕事をしているわけじゃ別にないじゃないですか。あくまで社会のロールの中から適当なものを選んでプレイしているだけなので、それを完全に内在化させちゃうと、そんなん生きてる意味ないじゃんっていう。

白濱:まあそうだよね。

松田:もちろんね、仕事と余暇によって人格が二項対立的に切り分けられるのが気持ち悪いから、全面的に仕事のメンタリティに適応して、余暇的なものを自分の中から排除しようとする気持ちも分からなくはないですよ。

白濱:うんうん。

松田:…なんだけど、それを言い出すのであればそもそも仕事をしていること自体が間違いなわけで、とは言え働かずに生きていくこともできない以上、とりあえずはその二項対立には甘んじることが筋だと思うので、やっぱりその人の態度はちょっとどうなんだろう?とは思うかなぁ。

白濱:うんうん。まあ僕もそいつに会ったことがあるわけではないからさ、結局どんなやつかは分かんないんだけど、でもそこに自己同一化してるのはやっぱり寒いなって。

中垣:まあねぇ…

もぐもぐ

白濱:ただね、一方で仕事とプライベートで人格を分けるのって結構運用コストが高いんだよね。切り替えがうまくいかなくて、月曜朝とか平日夜映画見たあとの翌日とか頭回らないことってあるし。

松田:まあそれはそうですよね。あとはよく考えると、今は何やら豊かなる生々しい人格があって、みんなそれを殺しながら仕事をしているんだみたいな前提で話してましたけど、別にみんながみんなそんなこと考えてるわけじゃないですしね。

中垣:笑

白濱:まあそうね、そうだよね。

松田:だからもしかするとその彼は、大学生のときは〇〇大学〇〇学部の学生で、就職してからはその会社の社員でしかなくて、それ以上に解像度の高い人格を自分に見出したことなんてないのかもしれないですし。

白濱:確かに確かに。まあそういう話か…つまり自己同一化も何も、そもそも自分の価値観が確立されていないやつだった、くらいの話なのかもしれない

松田:うんうん。

白濱:まああとはなんだろう、これは人によっても違うからなんとも言えないけど、でも仕事と余暇の目的ってやっぱ違うじゃん。

松田:はいはい。

白濱:KPIがあって効率的に生産量を最大化するのが仕事で大事なことだけど、でも余暇はさ、そこにコミットする個人の各々の主観的幸福量を最大化できればいいから

松田:はいはい、

白濱:…ってなったとき、やたらと突っかかるようなコミュニケーションって正しくないよね?って話はある。だからなんだろう、「自分の方が正しいよね」的なスタンスでそういう態度に出ていたのであれば、そもそも仕事とは目標が違うんだから、その態度は合理的じゃないっていうリジェクトもできるなって

松田:まあなるほどね。

鷲田清一(2011)『だれのための仕事』講談社学術文庫
Image: Amazon.co.jp

鷲田清一(2011)『だれのための仕事』講談社学術文庫

c 雑誌も動画もあんま好きじゃないんだよな

中垣:せやね…まあ確かに。なんかふたつ思ってんけど、まずは新入社員的にぶっちゃうのはシンプルにダサいよねって話もあるし、あとは風紀委員的な、分かりやすい正しさで人に斬りつけるみたいな感じにも違和感はあって

白濱:まあ分かんないね。もしかすると松田が言ったように、シンプルにただの効率厨なのかもしれないし。

松田:でも仮にそうだとしたら、それはもっと手前の話としてね…

中垣死ね

ご飯食べてるからレス雑め

松田:まあそういう話やね笑

白濱:いずれにしてもあんまりイケてはないね。

松田:ていうか、もうそういうこと言うんなら山なんか行くなよって話ですよね。だって山ですよ?

白濱:確かに笑

松田:そんなんよりスタバで朝活する方が効率的でしょ。

c スターバックスカードをハックする

中垣:なんか…普通に社会で過ごしてきて20いくつにもなっていれば、そういうことって当たり前に言わないじゃないですか。

白濱:うんうん。

中垣:そんなときにそんなことを言うもんじゃないわけですよ。にも関わらずそれが許されちゃうのって、やっぱり変な正しさを被っているからだというか…そこは気持ち悪いなって思いますね。

松田:まあせやな。

白濱:うんうん。

次回は、会ったこともない人を一方的にディスったことを反省した上で、建設的で誠実なコミュニケーションのあり方について考えます。

c 無駄がなくかつ豊かなコミュニケーションの方法

2021年5月14日
中国茶房8 恵比寿店