明石:いやー、むずいね。だからこう…
松田:笑
明石:なんですけど…なんて言うか、
明石:なるほど。まあ言いつつね、僕もサウナには行くんですよ。 ピー が久しぶりに営業再開して大変な赤字だっていうから、支えなきゃいけないなと思って。
松田:てか ピー に行ってんのか笑
明石:でもね、それは「おれはサウナ好きだ」とかではなくて、今まさに中垣さんが言ったように…
中垣:“““サウナ”””を卒業したってことですね。
明石:そう、そうそうそれ。おれは“““サウナ”””を卒業して、ただの38歳のおっさんがひとっ風呂を浴びてオロポンを飲んでいるだけで、これはもう“““サウナ”””って感じではないんですよ。一回やり尽くすとそういう距離感が取れるんですよね。
中垣:うん、それはそうですよね。
Source: commmon
松田:さっきまでの話で言うところの、社会にコミットするために選択する一つだけのクォーテーションマークとして、ですよね。
明石:そうそう。で…仕事においてはそれは背負い続けるんだけれど、そうすると今度は
松田:はいはい。
明石:だから、松田さんなんて特にこう…朝令暮改じゃないですか。「持ってるアクセサリー全部飽きました」とか言って、それで次の山を探せるのとかってすごいなって。
松田:笑
松田:それでじゃないねんけど、今日に関してはクロムハーツもシェーヌダンクルも着けてへんねんな。家出る前にそのことを鏡の前で確認して、確信を持って着けずに出てきて…もうしばらくはあんなん着けんとこうと思ってて。
中垣:はいはい。
松田:あいつらは結局さ、どこまでも物が強過ぎるというか…もちろんクロムハーツにしてもシェーヌダンクルにしてもすごくいいとは思うねんけどね。
Source: commmon
明石:だから、歳をとってもそういう感じでいるにはどうしたらいいのかなって…それを年下に聞くっててもうあれなんですけど、どうしたらいいですかね。
松田:あー…まあちょっと知らんけどって感じですね。
明石:笑
松田:要はあれですよね、自分が心地の良いところまで適当にやって残りはやーめっぴじゃなくて、それを超えて、それなりのところまで完遂するにはって話ですよね。
明石:うん。すごいシンプルに言うと、
松田:はいはい。
なつき:昔からやってる趣味とかないんですか?
明石:まあ自転車はもう乗らないし、
松田:あー…分かった、
明石:笑 なるほどね。でもそういうことか、もう東京に飽きてんだな。
むしろあまりに東京に慣れ過ぎちゃったんですよ
松田:そうですね。
明石:そしたら今度は斧にはまったりするんですよね。
中垣:確かに笑
明石:ハンドアックスとか言ってね。
最初からヴィポキルヴェス買ったりしたらあかんで
松田:てかあの人もそうじゃないん? 伊藤さんが毎週日曜にやってたクラブハウスの相手の、ピクシブの創業者の人。
中垣:あ、そうなん?
松田:なんか北海道でフライフィッシングしてんのやろ? あんまよくは知らんけど。明石さんもそうすればいい。
明石:なるほど…なるほど。
中垣:でもちょっと思っててんけどさ、僕は昔レゴが好きでずっと何かを作ってたんですよね。それで最近になって、
明石:はいはい。
中垣:で、それってなんでなんやろうと思って考えてたんですけど、幼いときはレゴこそが自分にとっての世界で、何かを作ろうと思ったらレゴでしかできなかったからそうしていただけで、
オーナーに黙って借りてる部屋の床を全部剥がすことだってできる
明石:うんうん。
中垣:だから、あくまで取り組める範囲は広がっているんであって…そう考えると、
松田:確かに。
働かずに一心不乱にジュエリーをディグる顔
中垣:もちろんそういう状況を前提に、より具体に取り組んでフィードバックを得たいみたいな話はあると思うんですけど。
明石:確かにね、まあそうだよな。
中垣:だからより具体的な何かに触れたいんであれば、もう
明石:なるほど笑 でも確かに、会社の経営ってこう…かなり精神的な部分があるから、もっと肉対的なことをやるべきなんでしょうね。
松田:だからあれやね、下手に趣味っぽいことをやってもしゃあないね。あとは一人でできることじゃないと。
明石:
commmon 合宿へようこそ
松田:そういう感じで二泊三日を過ごす。あとはメリハリをつけるために、強制参加のワークショップもある。
みなと:笑
松田:あらかじめいろんな種類の直方体の木材を買っていくから、各々が好きな木材を選んでのこぎりで角を落とすところから始めて、最後は紙やすりを使って卵の形を削り出すっていう内容やねんけど…
みなと:囚人じゃん。なんか聞けば聞くほど行きたくないな…
松田:そもそも行きたいから行くとかじゃないねん。でもきっと行ったら楽しいよ。
Source: commmon
c 今度合宿をします
中垣:僕はリモート会議中、
なつき:やば…笑
日本磨料工業 ピカール 金属磨き 300g + 専用クロスセット1枚
中垣:前までは手元にあるものをライターで燃やすっていうのをやっててんけど、一回たばこのフィルターを燃やしたら手にペトってついて大火傷して、それ以降はピカールです。
明石:なるほど笑 でも
松田:誰やったっけ、足で絵を描いた人…まあなんしか、そういうことをすればいいじゃないですか。
明石:リモート会議中に足元でね笑
中垣:ただ
松田:はいはい。
中垣:だから例えば明石さんが北海道で斧にはまっても、「このプロセス何かで経験したことあるな…」ってなって、勝手に「分かった」ってなって飽きちゃう気はする。
明石:確かになぁ。
中垣:「これは全く知らないものだ」っていう感覚ってなかなか得にくいよね。
松田:だからバンコク行けばいいねんって。それかもう…自転車で世界一周するくらいのことしないと。
石田ゆうすけ(2010)『いちばん危険なトイレといちばんの星空』幻冬舎文庫
中垣:途中でやめられへんものはいいね。
松田:せやね、
明石:笑
松田:だからホームレスやればいいんじゃない? 見た目はもうエントリーできてる気がするし…
ド失礼かよ
中垣:うん、とにかく持っているものを手放すところからやね。
明石:笑 でもちょっと思ったんですけど…やっぱ会社って、時間をかければかけるほど良くなるんですよ。インプットとアウトプットがきちんと比例するんですよね。
松田:はいはい。
明石:それに染まっちゃってると、
松田:なるほどね、確かに言いたいことは分かります。
Problem:
Ever since you started getting “serious” about your music-making, you’ve secretly started having less fun with it. You (vaguely) remember a time when you didn’t feel this way; when you had no aspirations to be a professional, making music was always a great way for you to relax. But now that you’ve become concerned with “success,” your sense of childlike joy at just making sounds has disappeared and has been overtaken by your desire to finish songs— or even scarier: get famous.
Source: Making Music book by Ableton
Thinking Like an Amateur – Making Music book by Ableton
明石:でも今日いろいろ話していて、おれもピアスを作るっていうのが一番しっくりきそうだと思ったな。
松田:ほんで、まあ物を買うだけじゃなくて作るときとかもそうやねんけど…例えばおれはこのピアスを、もう何回もゴールドで作っては、仕上がりが気に入らんからってボツにして作り直してるわけ。
明石:笑
松田:だからこれ、どう考えてもまずはシルバーで5~6回練習して、間違いなくいけると踏んでからゴールドで製作するべきやん?
中垣:うんうん。
松田:でもおれは、一回あたり2万円分の材料が必要なこのピアスのために、延々と金を買い続けてるわけ。こんなん意味分からへんやん…なんだけれども、最初から欲しい仕様通りの物じゃないと、そもそも作ろうと思えないねん。これジレンマね。
Source: commmon
松田:笑 でもまあ、彫金とかはいいかもしれないですね。
明石:製作物が残るしね。うん、じゃあおれもピアス作ります。
絶対作ってない
松田:でも…確かにいいかもしれない。最初に道具を揃えるときも、コントロールユニットが別になってる数万円のマイクログラインダーとかは買ったらだめなんですよ。
明石:あー…
松田:最初からいい道具を買っちゃうと、その綺麗な道具を金属粉で汚しながら何かを作ろうなんて思えませんからね。
明石:確かにね。
中垣:でもそれ絶対嬉しいよね。「やっぱりこのリューターじゃだめやったかぁ」「よっしゃもっといいの買おう」って。
松田:そうそう。
明石:いやぁ…
松田:あの自転車、あれはもう…ほんと良くも悪くもって感じありますよ。
明石:あの価値観からの決別ですね。
松田:うん。まあ全て捨て去れとまで言いませんけど、そうじゃない価値観も知らなあかんという話ですね。
明石:確かに。
松田:だってあの自転車…めっちゃおもろいもん。あれで10kmも乗ってへんのほんま何事なん笑
中垣:カプラーまでついてんのに笑
松田:飛行機輪行を流行らせたいとか言うてたみたいですけど、あれで輪行なんて一度もしたことないでしょ?
明石:
中垣:笑
2021年6月6日
Aux Bacchanales 紀尾井町
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1924年兵庫県生まれの抽象画家、白髪一雄。兵庫県立尼崎中学校在学中に絵画部に所属したことをきっかけに画家を志すようになり、京都市立絵画専門学校で日本画を学んだ。
大学卒業後に日本画から洋画に転向し、天井から吊るしたロープを両手でつかみ、床に広げたキャンバスの上に絵具を出し、体をダイナミックに動かしながら足を使って絵具を広げて作品を制作するという「フット・ペインティング」を確立した。
KAZUO SHIRAGA – ArtAsiaPacific