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おもしろ小ネタ お金のこと

お金一年生

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きむ:松田は今どんな感じなの? 最近のトピックは?

松田:あー、なんやろな。最近はね、しょぼい…というか、まあしょうもない小銭稼ぎをして糊口をしのいでるんですわ

きむ:うんうん。

松田:今までならそういうことってできなかったと思うのね、「そんなことおれがするかよ」とか言ってね。

きむ:はいはい。

松田:なんだけど、でもちょっと考え方を変えたというか…まあそんなこと周囲からはなんぼでも言われてたけどさ、いくら自分ではなんと思っていようとも、やっぱシンプルにお金を使って生きてるし、それも最低限の衣食住というだけでなく、普通に高い服も買ったりするわけ。

きむ:うんうん。

松田:だからまあ、そこにある種の不均衡はあったというか、今までおれが「お金興味持てねぇ…」って言ってたのは、中垣が…まあ実際に言ってるかどうかは別にして、「仕事やめてぇ」って言いながら日々 ThinkPad を開いているのと一緒なわけ

きむ:笑 まあそうっすね。

松田:だから、それが正しいかどうかはどうでもいいから、いったんはきちんとコミットしてもいいんじゃないかと、そう思ったのね。

きむ:はい、はいはい。

c 「今持っているものは全て自分が獲得したものだっていう、そういう捉え返しをしようと思ってるねん」

松田:そういう経緯で、糊口をしのぐ系アクティビティを8月の半ばから継続してて…

きむ:うん。

松田:さらにもうちょっと文脈を話すとね、ちょうどその頃彼女とやや揉めるところがあり、それで「めんどくさ」とか思って、彼女が仕事でおらん間に一緒に住んでる部屋出てこかなと思ったのね

きむ:うん。

松田:ただおれヒモやし、自分の持ち物も全部彼女の家に置いてるしやってんけど、それでもやっぱ出ようと思って、中垣に頼んで車を出してもらって、その車に荷物を全部積んでそのまま中垣の家に行ったのね。

きむ:うん。

松田:ほんで荷物はいったん中垣の家において、とりあえずその日一晩は街をプラプラしようと思って、カードとiPhoneとPCと服いくらかだけ持って夜の東京に繰り出してんな。

きむ:はいはい。

松田:で、その晩に思ってんけど…家が無いのはやっぱやばいのよ

きむ:笑

でしょうね

松田:まじでそのことしか考えられなくなるからね。貧困の何がよくないかって、ほんまにそのことしか考えられなくなるの。

きむ:選択肢がなくなるからね。

松田:そう、なんならiPhoneで何かを見ることにさえ違和感があるねん。サーバーの向こうにある何かなんてまじでどうでもよくて、今の今ここで困ってることがあるねん。そのリアリティがあまりに否めなく迫ってきて。

きむ:うんうん。

松田:なんて言うんやろ…今ここから少しでも離れた、見えない知らない世界のことなんて、まるで一気にどうでもよくなるねん

きむ:はい。

松田:ほんで考えたのね、おれは今お金がなくてこんなことになってんのかと。これはえらいこっちゃと。

きむ:うん。

松田:今まではね、「ボロボロの服を着て半ばホームレスみたいな生活を送っていても、おれの崇高な精神は不可侵だぜ」みたいに思ってたけど、そんなん完全に嘘でした。

きむ:笑 はいはい。

松田:その晩は結局ね、シェアサイクルを乗り継いで流れ着いた先のファミリーマートのベンチで、ルイヴィトンのボストンバッグを抱きしめて寝たよ

きむ:笑

松田:あれはまじでやばかった。ほんま無理、あれを回避できるならいくらでもコストは割くわ。

きむ:笑

松田:まじでね、これでも全然言い足りていないくらい超強烈やった。なんしか自分の考えていることのリーチ、自分が影響力を及ぼし得ると思える世界の範囲がすごく狭くなっててん

きむ:はいはい。

松田:それがもうほんまに辛くて。だからその後しばらくして再び彼女の部屋に戻って、さすがに全面降伏ですっていう顔はしないけど、「まあおれもおれでな、極端過ぎるところはあったな」みたいな雰囲気を出して…

きむ:笑

松田:で、そのときに彼女が「とりあえずバイトしたら?」って言って、週一だけ ピー 大学の研究室で受付をするっていうバイトのURLを送ってきて、なんか今はそれをやってるっていう

きむ:へー。

松田:拘束時間10時間のうち、やらなあかんことがあるのは2時間くらい。あとはずっと本読んでて、たまに来る学生に「教室変更? ないっすね」って伝える仕事。

きむ:笑 時給はいくらなの?

松田:そら最低賃金やで。まあそういう感じの話が文脈としてあって…で、8月の半ばに考えてん。お金のことも少しは考えんとあかんと。今までおれ以外の全員から言われていたことがようやく腑に落ちて。

きむ:うん。

松田:とりあえずおれが最低限暮らしていくのに必要な金額はいくらやと。ほんで計算してみたところ、月13万円あれば、フラストレーションを感じずに済む生活ができそうやと分かってんな。幸いにして変な見栄はないから案外安く済むなって感じで。

きむ:うん。

松田:でも13万円とか言われても、やっぱちょっとイメージ湧かへんわけ。

きむ:まあそうだね。

松田:で、じゃあ半分…からもう少し減らして6万円ならどうかと。

きむ:うん。

松田:6万円…これもやっぱりね、どうやったら稼げるのかいまいち見えてこなかった。だからその半分の3万円について考えてみてんけど、これならいけそうな気がしてん。だって1万円が3回やろ?

小学生なん?

きむ:はいはい、まあなるほどね。

松田:だから、とりあえずそれでいくことにしてんな。つまり8月後半のおれの人生の目標は3万円を稼ぐことやってんけど…

きむ:笑

松田:これはやっぱ無事達成できたよ。

きむ:おー、おめでとう。

松田妥当性は後から考えることにして、とにかく数字を置くことが大事やね。そうして初めて考えるようになるから。

きむ:そうだね笑

みんな知ってるで

松田:その目標を立てた次の日には ピー やらなんやで一日で30万円くらい稼いだからね。これはえらいやんって感じでしょ?

きむ:なるほどね。

松田:それで次は9月やねんけど、今度は前のタームの倍の6万円を稼ごうと思ったのね。それでもうiPhoneを転がしに転がしたと。

きむ:ほー…

松田:それでまたある程度の金額になって…っていうのが今やね。そういうふうに、お金を自分の主題として捉えられるようになったのが松田のホットトピックかな。commmon の更新が滞ってたのはそこもあるね。えらそうなことを垂れ流していないで手を動かしてもみなさいって、松田が松田に言ってたわ

きむ:うーん、すごい。でも次の目処はあるの?

松田全然ないよ

きむ:笑 まあそうだよな。今の commmon は…別に広告のバナー貼ってるとかじゃないもんね。

松田:見た目があまりに悪くなっちゃうからね。だから Amazon のアフィリエイト一本やわ。

くにお:Amazon のあれって買わないと収入にならないんですか?

松田:えっとね、買わなあかんのは確かにそうやねんけど、commmonAmazon リンクから始まったセッションでカートインした商品は、それがなんであれ手数料収入が発生する

くにお:あー、なるほど。

松田:そのセッション内でカートインしてさえいれば、チェックアウトは翌日でも別セッションでも問題ない。

くにお:パラメーターがついててって感じですか。

松田:そう、だからたまにいかついやつおるよ。こちらの意図を分かってくれてか、新居で必要なもの全部をまとめて買ってくれた人とか、あとは本をまとめて買う人とかね

きむ:てかおれもそうしたらいいのか。

松田:そうそう。だからそうしてくれると…おれの喜平ネックレスがもっと太くなるかもしれない。

あー、じゃあいいです

2021年10月23日
commmonの部屋

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