松田:おれはさ、普段あれを読めとかどないしろとか言うばかりで、みんなには何にも教えてもらってないっていう不満があるの。だから今日は
この日は忘年会でした
なつき:笑
松田:逆におれも、この一年で知ったおすすめサムシングのリストを持ってきてるから、
なつき
忘年会に自家製の発泡性の液体と、あとはシンプルにシャンパンをたくさん持ち込んだ。バーワンちゃんの記事の真似がしたかったらしい🍾
永久保存版!ワイン初心者にオススメの絶対に裏切らない入門ボトル5本! – 東京で一番オシャレなブログ
なつき:
松田:あ、ビールの醸造ね。なんやろ…やっぱ過程が楽しいって感じなん?
日本国内では1%以上のアルコールの醸造は禁止されていますが、ここで話しているのはアメリカの話ですので関係ないですので
c 自家醸造・脱アルコールビール・sober qurious
なつき:うーん、
松田:なるほどね。理想を言うのであれば無菌のアサヒの工場なんだけど、それを自分の部屋でやるのであれば…って話よね。
なつき:そうそう。
松田:ネットで調べたら必要な道具みたいなのは出てくると思うねんけど、別に全てをそれで揃えるわけじゃないんやね。
なつき:揃えてないね。キットみたいなのは全く買ってないから、だいたいは代用した。
松田:その中で一番テクかった代用ってどんなん?
なつき:後にビールになる液体を発酵させる段階で10リットルくらい水を貯めなきゃいけないんだよね。そこで普通はタンクみたいなのを買うといいと思うんだけど、おれは漬物袋を使って…
松田:あー、あの0.1mmくらいの分厚い袋か。
なつき:
松田:なるほどな。じゃあおれもビール作るときは漬物袋で作るようにするわ。
なつき:笑 もうちょっとまともな話の方が良かった?
松田:いやとんでもない、むしろそういうのでいいの。じゃあおれからは…今中垣が薬指に着けてるリングさ、あれおれが着けてたのをあげたやつやねん。
なつき:へー。
嘘です買ってもらいました助かりました
松田:で、それが
なつき:へー。
松田:なんか黒柳徹子とかの衣装も作ってるっぽいねんけど、その中でも、シルバーだけで作ったリングとかペンダントがなかなかいいねん。
なつき:なんか今BASEのお店見てるんだけどこれで合ってる?
松田:それそれ。でもそこに載っているよりはるかにいろんな種類のデザインがあるから、気になるなら一度銀座の店舗に行ってみたらいいと思う。価格もかなりこなれてて、おれの感覚からすると倍の価格でも全然買い得るって感じやわ。
なつき:へー。
繊細な世界観と地金の大胆な使い方とのコントラストが絶妙なブランドです。特にたっぷりとしたボリュームのリング、または小さい中にしっかりとした陰影の表現されたペンダントトップのいずれかがおすすめ。ちなみにデザイナーの活動35周年記念の作品集のタイトルは『もっと美しいものを』ですって、痺れちゃいますね。
松田:だから…
なつき:なんか100倍いい情報を返してもらった気がする。
松田:笑
かのこ
喧嘩して嫌われたと思い込み半年以上来ていなかったが、喧嘩した認識も嫌った認識もありません。
かのこ:
松田:はいはい。
かのこ:日本論みたいな、そういう感じというか。それで修論で扱ったのが矢野英之って人なんですけど…
松田:うんうん…ちなみにこれ、どれくらいの枠で話すつもりでおる?
かのこ:笑 じゃあ修論はいいや。とりあえず60年分を10分で話すと…
松田:ほうほう。
かのこ:と言うのはちょうどその頃、明治維新がとりあえず落ち着いて、いわゆる知識人達が海外に行って「西洋すげぇ」ってなって帰ってきて…
松田:あー、はいはい。
かのこ:それで彼らが「では日本とは」っていうのを始めたのが1920年代で。
松田:あの手のシリーズってあるよね。
かのこ:『「いき」の構造』もまさにそうやし、
松田:なるほどね、あの辺は全部つくられたものなんや。
かのこ:そうそう。それはつまり、あの人達の知識のベースにあるのって実は西洋哲学なのね。例えば和辻哲郎だと、ハイデガーの『存在と時間』を日本に適用したらどうなるかということをやってたわけ。
松田:へー。
かのこ:しかも、本当は具体的に知覚できる日本なんてないわけじゃん。そういう
松田:はいはい。
かのこ:そういうものとして出てきたのが『風土』とかなわけですね。だから、
松田:なるほど。
かのこ:日本というものがあるという前提から出発したその起源が忘れ去られた結果、その前提が疑われなくなっていって…
松田:うんうん。
かのこ:で、例えば20年代くらいから出てきた系譜の中に磯崎新って人がいるんだけど、その彼はフランスで「日本の時空間―間―」展っていうのを作ったと。そしたらもうフランス人は大喜びしちゃって。
松田:笑
かのこ:「素晴らしい、MAだって」みたいな。そういうことを通じてさらに日本というものが強化されていったんだけど。
松田:うん。
おれらもフランスのエスプリみたいなの信じたいし、その辺で手打ちにしようよ
かのこ:しかもそのとき…つまり「日本は西洋とは違うんです」って言うときの西洋は、それ自身は問われないわけ。
松田:はいはい。
かのこ:それは酒井直樹って人が言っているんだけど、なぜならば
松田:うんうん。西洋は原点だからね。
かのこ:そうそう。でも本当は原点ですらないし、西洋も一枚岩でもないし…そういう無いものをあるものとして、それに対置させる形で初めて出てくる日本、それが1920年代から1980年代くらいまであったんですけど。
松田:はいはい。
かのこ:
松田:はい。じゃあさ、そういう本を読んでグッときた僕の気持ちはどうしたらいいの?
かのこ:まあ…いつ頃に書かれたものかっていうのは結構大事だと思っていて、例えばラフカディオ・ハーンです夏目漱石ですみたいな時代に書かれたものであれば、それはもう必死の努力の結果生まれたものなわけじゃないですか。
松田:うんうん。
かのこ:だから、そういう
松田:「うわ、こういうの流行ってたんじゃん…」ってなっちゃうわけや。
かのこ:そうそう笑 だから『「いき」の構造』とかもそうで、ひとつのキーワードから日本文化を説明しようみたいなのは当時の流行りだったわけ。
松田:じゃあおれの気持ちはあれなん? してやられたって感じなん?
かのこ:いや…それはちょっと難しくて、『「いき」の構造』が普遍的な価値を獲得せしめたというふうに考えることもできるわけ。ただ
松田:はいはい。
かのこ:だから、今の日本でそれを岩波文庫で手に取ったってことは…まあちょっとどう捉えていいか分かんない。どこまでいっても『「いき」の構造』が出てすぐに手に取ったわけじゃないから。
松田:なるほどなるほど。
全く同じロジックでかのこの服装をディスる修論を心の中で書きました
かのこ:その文脈の中で読んだわけじゃないからね。
松田:じゃあ分かった、10年後に2010年代の音楽シーンを振り返ったとき、
かのこ:そうそう笑 だからまあ、
松田:なるほど。
かのこ:いや、それは文脈ありきの“““日本”””じゃん?っていう。それで私的には、もう日本なんてないんじゃないかみたいな気持ちなわけで…
松田:長いからこの辺にするね。
みなと:笑
ごめんアンサーおすすめ忘れてた
西川
素直の権化やね。こっちがバッド入ってるときに話すと救われる。
西川:私つい最近気付きを得たんだけど…あれだよ? 別に松田にとって新しいかは知らないよ?
松田:うんうん。
西川:でもなんか、
あ、それ知ってたかも…
松田:へー。
西川:今までは本とか教科書とかネットとかで知識は得られると思ってて、なんで講演会とかインタビュー記事みたいなものがあるんだろうって謎があったんだよ。
松田:まあ確かにね、情報として蓄積しておくのであれば、事実だけでよさそうなもんやのにね。
西川:でも最近、講演会みたいなのに行く機会がたまたま何回かあって。で、
松田:はいはい。
西川:その人の人生としてどういう選択をしてどういう事業をしていますって言われると、単に事実としてそういう事業が存在しているっていう以上の部分について思いを馳せられるというか。
松田:うんうん。
西川:刺激を受けるって意味でもおもしろいなって。
松田:うん、なるほどね。それはどんな講演会を聞きにいったん?
西川:それはフードスコーレっていうセミナーで、一枠2時間、全8回で5万円くらいのやつなんだけど。
食は多くの要素からなり、それらが絡み合いながら全体が部分に、部分が全体に複雑に影響しあって成立しています。その時代に合わせるスタイルで、食をどのように選択して、入手して、保存して、変換して、食べるか。これを考え続けてきたのが人間です。すなわち、食べることは「文化」そのものと言えます。
ではこの先じぶんたちは、「どうやって食べていく」べきなのでしょうか。それを捉えるためには、食を文化として学び、食にまつわるモノ・概念を自前の方法論をもって創造する必要があります。こうした食に対するじぶんの考えをまとめるのが、「食の創造論」です。
Source: food skole
松田:それがおもしろいんや。
西川:うん。
松田:じゃあおれも適当な講演会みたいなの、なんか行ってみようかな。
西川:で、その講演会で「へー」ってなってから、最近スペクテイターを買ってインタビュー記事を読んだときも、講演会に似たおもしろさを感じて。
松田:へー…でも確かに生々しさみたいなのはあるよね。一般論としてではなく、その内容の責任を引き受ける人がはっきりしていて、妥当性は置くとしても、事実そいつはそう言っているんだっていうね。
西川:…っていう感じ。
松田:じゃあおれからは…
西川:私その辺に住んでるよ。
松田:でしょ? あの辺り、目白通り沿いの目白駅から椿山荘までと、その南にある神田川の間が、かなりの長さにわたって全て崖になってるねんな。
西川:あ、そうなんだ。
松田:ほんで、いろんな坂があって名前がついてたりするねん。目白通りから神田川まで下っていくあの一帯は、歩き回るだけで一日楽しく過ごせるよ。
西川:やばい笑
松田:ほんまやって。かなりの距離にわたって全部が崖になってるから、
かのこ:へー。
松田:まあどうせブラタモリかなんかで取り上げられてはいるんやろうけどね。でもほんまに分かりやすくいいよ。
シリーズの第一回で取り上げられててわらう
2021年12月17日
commmonの部屋
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