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おもしろ小ネタ

ヴィパッサナー瞑想の変な話

不思議な瞑想プログラムでの不思議な経験を、ゲストの白濱さんが伝聞の伝聞で教えてくれました。

12 months

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白濱
某IT企業 PM

松田の大学の先輩。甘いフェイスでプリーツプリーズを着こなし、しかし内省的に思索する姿は…まさに『ノルウェイの森』の永沢さんですね!
かつて喫煙所で一服のかわりにマラルメを一編読むということをしていたらしいが、それが許されるのは彼くらいのものである(許されない)。

白濱ヴィパッサナー瞑想って知ってる?

日本ヴィパッサナー協会

松田:知ってますよ。母親が瞑想全部興味ある人だったんで。

c 恐怖のオーガニックマザー

白濱:あ、ほんと? 知り合いと登山してるときにその話を聞かされたんだけど、めちゃめちゃおもろくて。

松田:はいはい。

白濱:あれって会話もダメ、目を合わせるのもダメっていう制限の中で10日間、なんならほぼ断食って感じらしいのね

ヴィパッサナーは:

・盲目的信仰による宗教儀式ではありません。
・知的、哲学的な娯楽ではありません。
・休息による癒し、休暇、社交のための場ではありません。
・日常生活における試練や苦悩からの逃避ではありません。

Source: 日本ヴィパッサナー協会

スタンスは悪くない

松田:へー。

白濱:で、僕の知り合いと一緒に参加した人の中にサーファーみたいなロン毛の人がいて、期間中その人はひたすら石を積んでたんだって

松田:はいはい。

白濱:ぽろぽろ崩れながらもある程度高いところまで積んでたらしいんだけど、6日目くらいのある日、それが崩されてたらしいの。明らかに人為的で、誰かが崩したっぽかったって。

松田:ほーん。

白濱:それを見て僕の知り合いは「彼はどういうリアクションをとるんだ…でも目線合わせられねぇ!」みたいな。で、そのまま翌日を迎えたんだけど、そしたらそのサーファーは坊主になってたらしいの

中垣:笑

白濱:「なんだよこれ…」って気になったまま、やっと10日間が終わって話を聞いたんだって。

白濱:で、どうやらその人はやることが無さ過ぎて石を積み始めたらしいんだけど、でも崩されたと。そこで彼は「あれはおそらく師匠が崩してくれたんじゃないかと僕は思う」って言い出したらしいのね。

中垣:はいはい笑

白濱:そこで彼は気付いた…怒るとかじゃなくて気付いたらしいんだけど、瞑想ってひたすら自己との対話で、さらにそこで対話する自己も他者っぽく扱ってはいけないんだと

松田主客分離的ではあかんということですよね。

c 禅がよく分からん

c Let’s 禅

白濱:そうそう、もっとこう…feel しなければいけないのに、自分は石を積む行為に集中しちゃってた。でもそれは止めろと師匠が言ってくれたんだと。だからそれには感謝して、もっと全てを feel できるように坊主にしたんだって

中垣:あー、でもちょっと分かるかも。

白濱:そう、それは確かにちょっと分かるんだけど、でもそれそもそも本当に師匠が崩したんだっけ?とか、いっぱい突っ込みどころはあるっていう。

ヴィパッサナー瞑想 規律
Screenshot: 日本ヴィパッサナー協会

どのみち白濱さんは無理そう

白濱:まあそういう話があったので、シンクロエナジャイザーに並ぶスモールキーワードとしてcommmonにねじこんどいてって話

c シンクロエナジャイザーを知っているかい?

松田:笑

中垣:でも分からんけど、素人的にはすごい禅エピソードっぽく聞こえるよね

松田:まあそうよね。

commmon的悟りブックを3冊紹介して、今回のまとめとします

鈴木大拙(1987)『禅』ちくま文庫
Image: Amazon.co.jp

鈴木大拙(1987)『禅』ちくま文庫

オイゲン・ヘリゲル(1982)『日本の弓術』岩波文庫
Image: Amazon.co.jp

c オイゲン・ヘリゲル(1982)『日本の弓術』岩波文庫

(1989)『臨済録』(入矢義高訳注)岩波文庫
Image: 岩波書店

入矢義高訳註(1989)『臨済録』岩波文庫

2020年10月4日
Aux Bacchanales 紀尾井町