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人生 仕事 生きづらさ

公共が主題になる人と、自分が主題になる人

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中垣:前に嶋田はさ、国際機関とかで働きたいって言ってたやんか?

嶋田:あー、言ってたね。

中垣:それってさっきおれが言っていたような、今の環境ではできないことを実践したいみたいな話ともまた違うと思うねんけど、どういうモチベーションなん?

c スコープと意思決定にまつわるコンサルのジレンマ

嶋田:まあ官僚の前で言うのもあれやけど、今の仕事ってお客さんはみんな大きい会社で、そこそこ儲かってるけどこの先が危うい彼らをよりグレートにするみたいな仕事なわけで、それってあんま幸福度は高くないなと思って。

中垣:それは自分にとって?

嶋田:いや、お客さんにとってもさ。だってその人らって別に困ってはないもん

藤木:死にそうになってるやつを助ける方がいいと。

嶋田:うん、享受者が広い方がいいなって感じやな。特定の企業のためというよりも、もう少し幅広く…それこそ仕組みとかってみんなが享受できるものやから、いずれはそっちに関わりたいなと思ってる

太郎:そうね、それはおれも分かるな。

松田:公共性を主題にする人と自分を主題にする人で3:3に分かれたね。

松田・中垣・河東、自分のことでいっぱいいっぱいの3人である

太郎:笑

河東:期せずしてね。

太郎:でもどうなの、藤木は仕組みに関われてる感はあるの?

藤木:仕組みに関われてる感ね…でもさっき河東が言っていた、TVは関係者が多いせいで謎の力学がはたらいていて、どこから手をつけていいかが分からんみたいな話と似てるんだけど、うちはうちで誰が言ったかがすごい大事な世界なんだよね

太郎:例えば「官房長官が言った」みたいなのが、元を正すと本当にそれ官房長官が言ったのか?みたいなことは…まああるよね。

藤木:そう。例えば秘書がすごい力を持っちゃってるとかね。

嶋田:なるほどな。

藤木:秘書から電話がきて「〇〇はこう言っています」って言われると、それはもうそういうことになっちゃうからね。

太郎だから民主主義って…相当アレだよね

藤木:うん、相当アレだね笑

太郎:国民から選ばれた人が言ってることにはなってるけど、国民から選ばれた人が言っていることにしてる、国民からは選ばれていない人がいっぱいいるから。

藤木:うん、それはすごい思う。

嶋田でも逆に言えば、そこのレバレッジも官僚はすごいよな

太郎:まあそうだね。

嶋田特定の何人かさえ押さえれば、一億人に刺さる話をできるわけやし

藤木:それを効率がいいと見るか…まあ実際、効率がいいからそうなってはいるわけじゃん。でもおれの個人的な意見としては、確かに効率がいいとは思うんだけど、それに対しての明確なスタンスはまだ取れないね。民主主義のあり方としてはよくないけど、でも実際にもっといい方法を提案できるかというとそれもできないから

嶋田:なるほどね。

中垣うーん、効率よくて全然いいやんって思っちゃった

藤木:笑

中垣:やっぱりね、そこがこちらとそちらの違いなんやろうね。

c ご飯は一人で食べるのが一番美味しい

松田:そうね。

河東:我々はもう、自分本意なもんですから。ただ嶋田自身はさ、さっき言ってたようなことが自分の幸せと一致してんの? 嶋田自身の幸せもそこにあんの?

中垣:確かにそれは気になる。

嶋田:まああるけどな…

松田:というより、そこは不可分に自己同一化されてるんじゃないん?

嶋田:うん…だから極端な話をすると、おれは何をしててもおもしろいって思えるねんな。

中垣:あー、はいはい。

嶋田物とかコンテンツとか、そういう自己完結してるものに興味が無いんやと思うねん。別に、毎日少しづつ違うことが起こっていればそれで楽しいと思えるし、自分が何かした結果で周りが変わるっていうのがおもしろいと思えるねん。

松田:あー…

嶋田:物理的欲求みたいなんがないんかな。

羨ましい

河東:ふーん。

中垣:なんかこういう人を見てるとさ、そもそも変な自己同一化がなくて、「全体がいい方がいいよね、普通に」くらいの感じでおるんかなって思うねん。おれ的にはどうこう、みたいなのはないんかもしれん。

松田:だからさ、中垣が「嶋田自身の幸せ」って言うときの「嶋田自身」って、別に本人的にはそんなものないのかもしれない。

嶋田:確かに。

松田私とそれ以外っていう対立がそもそもなさそうな気がする

河東:…なんかアホ丸出しの質問してもうたな。

太郎:笑

嶋田:でも、だから松田とかはすごいと思うねん。おれはこれは好きとか嫌いとかってはっきり言うやん。おれにはその感覚がなくて、全部そこそこ好きで、別にそれでええかなって思えてるから。

太郎:うん、それはおれもかなり近いことを感じていて、commmonに来るとみんなそこを持ってるから、言葉を聞いていても芯がある感じがするし

そうなんですよ〜😅

河東:まあな、自分のことをかっこいいと確信してる人達やからな。

松田:…まあそうやな。

嶋田なんで話せば話すほど3人ともうつむいていくん?笑

公共性の高い志に恐縮する、独善的な自意識なのでした

中垣:いや、自分がちっさいなぁと思って。

太郎:笑

松田:彼らの背後には一億二千万人がおるからな。

中垣:でもこのあいださ、仕事終わりにタクシーの窓から街を見て「綺麗やなぁ」とか思っててんけど、そのときは自分自身がおしゃれかとかってどうでもいいなと思えててん

松田:あー、うんうん。

中垣:車の中におるし、別に自分が社会に対してさらされていないやん。

嶋田:はいはい。

中垣:そういう感覚って自分にはあまりないけど、普段からそんな感じでおる人っているんやろうなとは思うな

松田:あー、確かに。確かにね。

中垣:一生タクシーの中にいる感じ。車の中から外を見てたら、別に自分のことはどうでもいいやん。そういう感覚で周囲に興味を持ててる人っておるんやと思う。

松田:いや…うん、その説明は結構しっくりくる。

嶋田:確かにな。

松田:前に、n-1人を母数として社会を想定するやつはどうだとかいう話題が出たけど、そもそも自分が1だとかいう感覚ではいない人がおる可能性だってあるよな

c 社会を変えるんじゃないんだよ、お前が変わるんだよ

中垣:そうそう、それをこの前すごい思ってん。おれも小学生くらいまでは、電車に乗っても外の景色しか気になってなかったのに、高校に入ったくらいのときからか、周りを見ては「…はい、おれの方がおしゃれ」「…たぶんおれの方が賢いな」って

(僕もです)

太郎:それで言うと、確かにおれはずっと景色だな

嶋田:おれもそうやな。

藤木:うん。

中垣:おれも景色を見続ける人になりたい…

嶋田:笑

松田:まあでもさ、中学生のときにスゥーっといけてたら景色を見続けられてたんじゃない? おれは中学校には全然馴染めてなかったけど、あそこで不可逆に変わった気はするで

中垣:まあそれはあるかもな。自分を意識せざるを得ない機会があったっていうのは大きいのかもしれん

河東:でも逆に松田、高校で馴染めてたと思ってるん?

嶋田:笑

中垣:鋭い笑 たぶん馴染んでなかったな。

河東:松田がどう思っていようが、たぶん…

松田:分かった、分かったって笑

河東:おれは三年間ずっと好奇の目で見てたよ。

2020年11月13日
Aux Bacchanales 紀尾井町

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