山本:
ルトガー・ブレグマン(2017)『隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』文藝春秋
松田:はいはい。
山本:そんなうまい話、やっぱあり得ないかな。
松田:少なくともおれは知らないけど、
「“週15時間労働”を実現するために必要なこと」ブレグマン×パックン対談 – 文春オンライン
所得8倍でも無くならない経済問題-ケインズの誤算 – ニッセイ基礎研究所
山本:別にやりがいとかなくていい、極めてブルシットでいいからさ。でも今の会社にいるままだと、そこにたどり着くことはできないんだよね。
デヴィッド・グレーバー(2020)『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』岩波書店
松田:まあそらね、ドコンサバ企業やもんね。
山本:笑
松田:まあ前から中垣も言ってるけど、普通にサラリーマンをするのであれば週5日の最低40時間は働かないといけないわけで。でもそれで年収1000万円なら、働く時間を半分にしてもらう額も半分にしたいよね。
山本:そうそう。そうなんだよ。
松田:もちろんこの先、働き方がそう変化していくのは間違いない…
山本:伝達コストとかね、手間は増えるもんね。健康保険料とかの福利厚生費も一人分で済むし。
松田:そうそう。でも
山本:うんうん。
松田:あとは
山本:そうだよね。今は週5日、一日8時間働くというのが当たり前になってるしね。
松田:でもおれも、そこはすごい疑問やで。
山本:
松田:うんうん。会社からしたらそういう制度にするインセンティブはないもんね。
山本:どうしても競合との競争もあるわけだし…
松田:commmon で上手い具合にできたらいいのにね。それなりにいろんな人がいるんだから、
山本:それはある意味、サラリーマンという形ではなくて…
松田:うん、やっぱそうじゃない?
山本:まあそうだよね。
松田:サラリーマンって、要は仕事に人が合わせてるわけやん。それとは逆に
デジタルネイチャーとは、生物が生み出した量子化という叡智を計算機的テクノロジーによって再構築することで、現存する自然を更新し、実装することだ。そして同時に、<近代的人間存在>を脱構築した上で、計算機と非計算機に不可分な環境を構成し、計数的な自然を構築することで、<近代>を乗り越え、言語と現象、アナログとデジタル、主観と客観、風景と景観の二項対立を円環的に超越するための思想だ。
Source: 落合陽一(2018)『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』PLANETS
落合陽一(2018)『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』PLANETS
山本:まあ僕が甘えたことを言ってるのは百も承知なんだけど。それに週5日、一日8時間働くことで、この先の雇用がある程度担保されているということもあるし…
松田:まあそれはそうやけど笑 でもさ、それを甘えって言ったって、あくまで資本主義のチキンレース基準での甘えなのであって、
山本:
松田:でも底の底ではそれが本音やもんね。
山本:まあね、
松田:うんうん。
山本:でも現状そうではないし、とは言え何かひとつに決め打ちもできなくて…難しいよね。
松田:いやー、分かる分かる。
山本:別にお金が…それは
松田:うんうん。
2021年2月7日
Aux Bacchanales 紀尾井町
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