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みんな何がしたいの?

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中垣:前に、ある学者が政治に関するメルマガでいくら稼いだみたいな話を読んで、確かに commmon も有料記事とかで稼いでもええんかなと思ってんけど、でもそれは違うなとすぐに思ったわけ

松田:うんうん。

中垣:それって…隠したいのか見せたいのかよく分からへんやん? そう考えると、逆にNHKのスタンスは悪くないというか、「ぜひ見ろ、その代わり全員からお金はもらう」っていうのは、ある意味では正しいなと思ったわけ。

松田:はいはい。

中垣:つまり、少なくともみんなに見てほしいという気持ちでやってるし、そうである以上、それを部分的にであれクローズドにするのはおかしいなと思ったって話。

松田:まあそれはそんな気がするな。

中垣あとはシンプルに小物っぽいよね。そういう小さいパイを取りに行くのがというか、そこで止めてしまうのがというか…

コンテンツが貯まってきたところで一部有料化するとか、起業して早いうちにバイアウトしちゃうとかって、中学校を出てすぐに働き出しちゃうのと行動原理は同じですよね?

松田:うんうん。本当にそれがいいと思うのであれば自分以外のあらゆる人に向けるべきだと思うし、あとはほら、閉じたものにすることで世間一般を意識しなくなるのもすごく嫌やしね

中垣:そうそう。まあでも難しくて…例えば前に出た畑の害虫駆除の話なら、そいつが「おれに10,000円払ってくれたらやったるで」とか言い出したらだるいやん。そんなやつのこと超嫌いやん。

中垣:なんか昨日の記事でさ、いいと思うのなら対価を払え、ってやつがあったやん。

松田:うんうん。

中垣:あれは、確かにあの文脈ではまさにその通りなんだけど、みなとと二人でそれについてClubhouseで話してたとき、「読んでいいと思ったのなら金を払えって話だよね」ってみなとが言ってて、それはそうじゃないとおれは思ったのね。

松田:うんうん。

中垣:我々は、そもそもそういう理由でやってはいないわけ。で、そのときおれが言ったのが、例えば村全体で畑が虫に食われて困ってるってときに、ちょっと賢いやつが「これ撒いたら虫いなくなるんじゃね」って言って試して、実際に効果がありましたみたいな話で、それはそれだけで達成なわけ。それに報酬とかは要らんねん。

Source: commmon

c お金と利己心

松田:あー、まあまあ。

中垣:ただ一方で、それだけでは持続可能性がないのも事実やん。で、そこにはギャップがあると思うねん。持続可能性がないということは結局みんなそれを必要としていないのかというと、それはそうではないと思うねん。みんながそれに価値を感じているということとそれに対価を支払うということは、必ずしも一致しないねんな

松田:うん、それは全然ちゃうな。

できるだけ一致させていたいと思うのでラファエルも東海オンエアも見ません

ラファエル Raphael – YouTube

東海オンエア – YouTube

中垣:そこのギャップのせいで、ゴミみたいなマーケティングをして謎の付加価値を付けて人々を煽るみたいな、そういう気持ち悪いことが起こっちゃうねんな。

バルクオムのことです

BULK HOMME

松田:うんうん。

中垣:これはどうすればいいんですか? クラウドファンディングなんですか?

松田:笑 でもほんまにそうやんな。別に価値を感じているから対価を払うわけじゃないし、なくなって困るものにお金を払っているわけでもないねん。

中垣:そうやねん。

松田:しかし世の中にはさ、対価を得られていないということは価値が無いということだみたいな、そういう考え方もあるわけやん。

そういう考え方のやつは死後にサイゼリヤしかない地獄に落ちます

c よいものが売れる vs 売れるものがよいもの

松田:みんなが食べているものが美味しいものなのかと。もちろんそれは一面においては非常に重要な事実なんだけれども、あくまでごく限られた文脈での論理であって、そもそも生産の交換の手段として、お金は十分に不完全なそれなんだから…

中垣:そうやんね。

松田:でもまあ、とりあえずはいいよ。こんなに文字ばっかりで、登場人物のエゴも感じずにはいられず、かつオモコロ的楽しさは皆無のこのサイトを、相当な人数がしっかりとした滞在時間で閲覧しているわけやから。

中垣:だからね、それ自体がひとつのメッセージにはなると思うねん。無料でこの内容の記事が毎日更新されるって、そんなん大企業のサイトくらいなもんなわけ。あるいは狂人の趣味ブログとかもあるかもしれんけど、それは見たらそれと分かるし。だからやっぱり、commmon が存在しているのは明らかにおかしいわけ

狂人の趣味ブログではないとどうして思った?

松田:まあまあ。

中垣:まあね、それでもWikipediaは常に寄付のお願いをしてるけど…でもいずれそこが一致するようになれば、もっと気持ちが良いとは思うねんなぁ

寄付のお願い (ウィキペディア) – Wikipedia

松田:うんうん。

中垣:しかし価値を感じたから対価を払うわけではないっていうのはほんまそうやんね。

松田:だからさ、別に対価って言っても多様なものがあり得るわけで、なんかええ感じのお金の代案ってないんかな。みんなが持て余してる何かをもらえばいい。

中垣米は?

松田:あー、そうそう。お米はいいね。

中垣:でもあれやね、仮想通貨をローカルで発行するのって、つまりはそういうことなんやろうね。

若林恵(2018)『NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える』日本経済新聞出版
Image: Amazon.co.jp

若林恵(2018)『NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える』日本経済新聞出版

松田:うんうん。まあ commmon がICOとか言い出したらそれはちょっとやば過ぎやけどな笑

中垣:確かに笑

松田:でもお米以外にもなんかありそうやけどな、その人的にはほとんど価値も換金可能性もないもので…

Googleがそういうことじゃん

Google プライバシー

中垣自分の好きな料理とその作り方とかね。

松田:笑

中垣:でも…全然話は変わるねんけど、お金お金って言うけどさ、可処分所得だけじゃなくて可処分時間も大事やんな。松田は可処分所得は全然ないけど、可処分時間ならめちゃめちゃあるわけやん。

松田:うんうん。

中垣:それは羨ましいとは思うよ。しかしこのモヤモヤはなんなんやろうな…

松田:それ、六本木のブックファーストがなくなるっていう張り紙を見たときのおれのモヤモヤに近いと思う。あのゴミみたいな蔦屋は存続し続けるのに、ブックファーストはなくなっちゃうねんから。いったいおれらはどうしたらええんやろうね

c 六本木の本屋を案内するよ

中垣:とりあえず「commmon はここにいるよ」って言い続けないと。

松田:笑

中垣:でもやっぱおかしいよ。みんながみんな、お金がお金がってさ。

松田じゃあここでゴシップやねんけど ピー ピー が引っ越したみたいで、その引越し先が青山一丁目のパークコートっていう。

中垣:パークコートってあれか。まじで?

パークコート青山 ザ タワー
Image: 三井の賃貸 レジデントファースト

パークコート青山 ザ タワー – 三井の賃貸 レジデントファースト

松田:そうそう、あのうねっとしたやつね。で、なんで今その話をしたかって…やっぱ辞められへんよなとも思うねん。「お金って言うけどさ…」って言うけどさ?って感じ。

あと個人的には、今パークコートを買うなら虎ノ門一択です

パークコート虎ノ門 – 三井不動産レジデンシャル

中垣:いやー、でもそれは結構衝撃的やね。だって、この前六本木であいつを見たって言ったけど、まじでデブで姿勢の悪い、落ち着きのないおっさんやったわけ。そんなところに住む前に、メンズTBCに行くとか、もっと先にやるべきことはあるわけ。

松田:笑 うんうん。

中垣:ほんまに…みんな何がしたいんやろう? 何を正しいと思って生きてるんやろう?

松田:うーん…

中垣:前までなら半分は言葉遊びとして豊洲のタワマンとBMWをディスってたけど、最近はほんまに分からへん。みんな何がしたいの?

何がしたいんですか皆さま?

2021年3月15日
Clubhouse

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