中垣:
松田:これは難問やね。
河東:これは落合陽一がダサいっていう前提?
中垣:ちゃうねん。ダサいって言うか…ヨウジばっかり着てんねん。
お前ならもっとできるだろう、そういう主旨です
河東:おれもたまに見るけど、なんかロングシャツみたいなの着てるイメージやんね。
松田:あれやねん、
中垣:そうそう、ほんまそうやねん。
嶋田:へー。
中垣:髪型も結構ダサいしさ。
河東:
小畑健(2004)『DEATH NOTE 2』ジャンプコミックス
松田:笑
中垣:シンプルに中二病みたいやねん。めっっちゃくちゃダサいし、
これ担当が悪いんじゃね?
松田:そうやねん。
嶋田:笑
松田:そのために
落合陽一(2018)『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』PLANETS
結構おもしろい本だったので、近いうちに解説します
太郎:想定問答なら全然おれが作るよ。それが仕事だし笑
中垣:とりあえず簡単な質問…というか、簡単なディスりからいこうか。
松田:ほいほい。
中垣:なんやろ…
松田:まあね、彼があの服装をする必然性は無いよね。
嶋田:笑
中垣:そう言われたら落合陽一はなんて返すと思う?
松田:でもなぁ…前提として彼、
中垣:そうやね、言ってたよね。
丸井G社長と語る「小売・百貨店のニューノーマル」 – NewsPicks
河東:じゃあヨウジが好きなんや。
松田:いや、まあそれをもって好きとか言われてもな…
中垣:まあかつては好きやったんじゃない?
松田:うーん。
中垣:でもさ、いまや興味が無いとか言われても、そこはロバート・キャンベルを持ち出せば反論できるよね。
松田:そうやねそうやね。
嶋田:あー。
河東:
彼の姿は、自分の身の回りのことに誠実な好奇心を四六時中向けている人間が大成したらどうなるかっていう、ひとつの理想形として一般化できると思うねん。
Source: commmon
中垣:そうそう。
松田:「自身とその周囲に誠実な好奇心を持ち続けてたらこうなるはずじゃない? どう?」って笑
中垣:そう言ったらなんて返ってくると思う? 言うても彼だって、ロバート・キャンベルと同じでそういう感じあるやん。
松田:なんて返ってくるやろ…
『デジタルネイチャー』のまえがきの参考文献として、井筒俊彦の『コスモスとアンチコスモス』が出てきて、僕はほとほと嫌になりました
井筒俊彦(2019)『コスモスとアンチコスモス 東洋哲学のために』岩波文庫
河東:
嶋田:DM毎日送り続けたら来るんちゃう?
ブロックされるでしょ
中垣:じゃあ今後来てもらう機会があれば、それが最初の話ね。
太郎:彼がここに時間を割くモチベーションがね…想像できない笑
嶋田:でも一日2~3時間しか寝ないんやろ? 一日22時間もあんねんで?
河東:10分くらいやったら来てくれるやろ、なんかそこらへんおりそうやし。てか、
中垣:そうやね。
松田:まあでも確かに、彼が住んでるの絶対に ピー やもん。 ピー の窓口に深夜に行くって言ってたけど、それって都内でも限られてくるし。職場へのアクセスとか、前に銀座のオーバカナルで見かけたときの彼の感じとかも含め、絶対に ピー やと思うで。
中垣:あー。
松田:自分が落合陽一やったら逆にそこ以外どこに住む? 一択やで。
太郎:彼さ、家の中の写真とか結構あげてるよね。弊息子とか言ってさ。
嶋田:家はどんなんなん?
洗練されていて、細く無駄のないかたちのものを形容する言葉。関西地方を中心に使われているとみられる。語源ははっきりとせず、主に人の容姿や着こなしに対する褒め言葉として使用されるが、文字や野菜、建物、仕事ぶりなどにも用いられる場面もある。
Source: コトバンク
松田:でも少なくとも、前におれがテレビで見た部屋は散らかってたよ。
奥の方にプリミティブな音響機器っぽいものがありますね…
ズームバック×オチアイ (4)「教育の半歩先」 – GYAO!
嶋田:そうなんや。
中垣:まあまあ、でもそこはそんな感じするよ。
松田:そうやんな。なんやろ…
中垣:笑
河東:笑
松田:共にiCloudにアクセスする手段、ただそれだけ。
中垣:落合陽一のデスクトップってどんな感じなんやろ。
松田:たぶんアホみたいに汚いな。でも断片化した情報は多いから、検索したら何かしら引っ掛かりはする。
中垣:そうやんね。
松田:まあ知らんけどな。たぶんそう。
中垣:
松田:そうそう笑 その中に無限に入れ子になってる。
太郎:しかし二人の落合陽一への評価、結構意外ではあったよ。
中垣:
松田:まあ服装しか判断する材料がないしな。でも知れば知るほど…
中垣:そうやねん。話してんの聞いて「それはこうなんじゃない?」とか思ってても、ちゃんと後からそこに言及して回収するみたいなことが多過ぎてんな。
太郎:あー。まあ最初はね、メディアへの露出の仕方がどうなん?ってところはあるもんね。でもあれはあれで、ひとつの戦略としてマスにリーチしようとしてるわけなんだろうし。
中垣:でもまあ振る舞いとか、ちょっと子供っぽいところがあるなとも思うよ。
河東:
中垣:変なプライドというか、
松田:しかし『デジタルネイチャー』、まえがきで華厳哲学について出てきたときは焦ったな、まじでなんでも知ってるやん。
中垣:なるほどね。
松田:まあさすがにね、周囲の先生に教えてもらって要所要所をかいつまんで読んでいるだけではあるんやろうけど。
太郎:それはそうなんじゃない? あの手の人間は絶対にそうだよ。
河東:そこの勘所がええんやろうな。タカとかと一緒やねんて、何かを新しく習得するときに、習う相手とそれっぽくなるまでの手際が完璧やねん。
中垣:あー、そうやね。それはあるやろうね。
河東:タカもそうやけど、
中垣:「ターメリック? あー…うん、ターメリックね」
例が謎
松田:笑
嶋田:そういう意味ではめっちゃ筋がいいんやろうな。
河東:
中垣:笑
村上愛子(2015)『鎌倉OXYMORONのスパイスカレー』マイナビ
河東:けど、
太郎:笑
中垣:まあ落合陽一に関しては、昔はずっと本ばっか読んでたとか、そういう経験の深さはかつてはあった感じするけど。
今だって、僕らが偉そうなこと言えるほど浅いということはないのでは
松田:やっぱちっちゃい頃からライカいじってたんかな。
嶋田:ってなったときに、なんでそこまで筋いいやつがそんなダサい格好やねんってなるけどな。
中垣:そうやねん、まじでそこやねん。
河東:あれなんじゃないの?
中垣:それは確かにあると思う。
太郎:むずいし…なんだろうね。意外にアンケートとかとるとさ、落合系ファッションを支持する人が大層でしたみたいな話もありそうで、
中垣:確かに解なしやで、それはそうやねんけど…
太郎:でも確かに、おれは別にファッションに対して言えることはないんだけど、ダサいなって感覚はなんとなく分かるよ。
嶋田:ダサいっていうか、なんか緩いよな。
中垣:そう、
河東:ヨウジを着ることにして、服に関してはそれで終わったんじゃないの?
太郎:絶対そうだと思う。
中垣:でも
松田:まあまあ。
河東:なんか…ひとつのブランドの服をずっと着るってさ、かなり異常性を感じるやん。服好きやから思うけど、結構無理やで。
中垣:うんうん。
河東:正常な好奇心がはたらいていれば、絶対他の服にも興味がいくわけよ。ヨウジヤマモトで新作が出たって言っても、同時にサンローランでも新作が出てるわけよ。
僕はサンローランの方がいいです
松田:あ…
河東:そう、気持ちを抑えてんじゃないの?
松田:ほんまはおしゃれしたいのに、ダサい格好に甘んじていると。
河東:だからそこで初めて頼ったんじゃない? 山本耀司という人間に。
松田:そうか、
中垣:
松田:うんうん。
河東:
嶋田:「ここ削るかぁ…」ってなったんや。泣きながらね。
中垣:笑
2020年11月13日
Aux Bacchanales 紀尾井町
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おまけ
嶋田:今の話にはまじで関係ないねんけどさ、おれ山本耀司に説教されたことあるねん。
松田:どういうことやねん笑
嶋田:学生の頃にアパレル系の通訳みたいなバイトしとって、エキシビションみたいなとこに行ったことがあってんな。そこで通訳してたら、なんか長髪の、トンガリ帽子みたいなんかぶった変なおっさんが出てきて、なんやねんこいつって思ってたら「通訳はシンプルにね」とか言われて。
「通訳はシンプルにね」
Yohji Yamamoto Launches First Official International Web Store, THE SHOP YOHJI YAMAMOTO – HYPEBEAST
中垣:笑
嶋田:3日間の期間のうち毎日おって、暇なおっさんやなとか思っててんけど、それが山本耀司やった。
松田:笑
嶋田:そんな有名なおっさんとは知らんかった。その後、渋谷の三菱UFJでも会ったことある。