中垣:約束…については考えちゃうよね。
みなと:どういうこと笑
中垣:ちょっと慎重に話したいというか、
松田:はいはい。
中垣:ただ整理はしておきたいし、話しておもしろい話であるとも思うから話すけど…
松田:うんうん。
使ってる時計が違うと思ってる
中垣:で、前まではもうしゃあないというか「約束に遅れるとしても今やりたいことを優先するんだ」と思っていたし、その結果縁を切られてもかまわんと、そういう気持ちでいたんだが…
松田:はいはい。
中垣:
みなと:笑
松田:なんかトラブったりしたん?
中垣:いや、むしろそういうトラブルがないこと自体がまずい。このままやと一生このままになる。
太郎:あー…
中垣:「時間すら守れないやつが~」みたいな言い方ってあるやん?
みなと:笑
松田:一応言うとくけど、今のところ新規性のある話は聞けていないで。
太郎:笑
中垣:やっぱ関係あるねん。
松田:うん、分かる分かる。
中垣:まあ気付いていなかったというか、深くは考えていなかったわけ。でも前に自分の中の信用機関みたいな話をしたとき、
松田:あー、はいはい。
心の中にCICにクレヒスを積み上げるんだよ
中垣:そのとき、松田の場合はそれを絶対に下げないというか、やりたくないことをやると言わないことが大事だと言ってたと思うんやけど…
松田:うんうん。
「間違ってることを正しいと謳わない」
中垣:それは結構そうだなというか…約束をしてそれを破るっていうのは、相手が困るからどうというよりは、
松田:うんうん。
嫌だと思いながら、あるいはその判断さえせずに何かに取り組んでいると、ついには自分で自分を決定できなくなるやん?
中垣:そうすると、
松田:「おれがやりたいと思ってやってるわけじゃないし」みたいなことがいつまでも言い得るというかね。
中垣:うん、そうそう。そういう気分になってしまうねんけど…でも一方で、本当にそういう約束を全部守れなくなった人、これがホームレスなのかゴミ屋敷に住んでる人なのかは分からないけれど、自分はそういうふうにはなってないわけよ。
松田:うんうん。
中垣:そこで最後に自分を繋ぎ止めている何か、これが結構悲しいことな気がしてて…なんていうか、自分の中のすごく権威主義的な部分、要は
松田:あー…
中垣:だから会社の定例には…まあそれでもたまに遅刻するねんけど、でも全部に遅刻することはないねん。
松田:あー、でも確かに。中垣そういうところはあるな。
中垣:だから遅刻するときっていうのは、心の奥底で「まあええか」って思っちゃってるわけ。ここをちゃんと見極めないといけないと思ってる。例えばおれは今日11時に来ると言った、だからちゃんとアラームは設定してん。
松田:おお。
褒めて伸ばすタイプ
中垣:寝る前にアラームを設定して「起きないとな」って思ってん。でも起きなかったから、たぶんほんまは起きんとあかんとさえ思ってなかったんやと思う。実際今朝4時くらいまで起きてたし。
松田:はいはい。
中垣:そうなるともうなんなん?って感じやん。
松田:うんうん。
松田:東海オンエアを見ちゃうのとかがそれじゃない? バルクオムみたいな広告とか、広告というモデルそのものをクソだと言ってても、東海オンエアを見ている限りはそういう構造を間接的に肯定することになっているわけやん。
中垣:うん、確かにそれが近いかな。「まとめサイト死ね」って言いながらそういうサイトで情報収集はしちゃう、とかね。
Source: commmon
中垣:鳴ってたアラームもそのために消費された電力も意味が分からんやん、でもこんなことばっかりなのよね。
みなと:笑
中垣:一方でさ、会社の定例に出ることが人生において大事なことなんて思えるわけないやん、それでも出られるっていうのはやっぱり権威主義的な何かのせいなわけ。これはもうおかしくて…
みなと:なるほどね。
中垣:
松田:あー、うんうん。
人間は根源的に与えられている「自由」をどう生かしていけばいいのか。サルトルは「実存主義とは何か」で、「アンガージュマン」(参加・拘束)という概念を提唱し、人間は積極的に《状況》へと自らを《投企》していくべきだと訴える。社会へ積極的に参加し、自由を自ら拘束していくことが、自由を最も生かす方法だと主張するのだ。それは、サルトルが生涯をかけて、身をもって実践した思想でもあった。
Source: NHK
中垣:当たり前やん? そら制度の設計方法としてディスインセンティブを設定するのはまあいいねんけど、それを自分に適用するべきではないというか。
松田:そうやね。
中垣:で…まあこれが仕事の話になるとむずいというか、そもそもよりでかい約束として会社に所属しているんだから、じゃあもう仕事辞めろっていう話になるからね。でも友達との何時にどこっていう約束くらいさ。
松田:間違いなくやりたくてやってることやからね。
中垣:そう。だから
松田:うんうん。
中垣:ここでは別に、松田がいつも待たされてかわいそうやんみたいな、そういう話はないわけよ。
ちょっとは思ったほうがいい
松田:分かるよ笑 別におれもおれで、むかつくんであれば関係を切ればいいと思ってるしね。
そういうことは口にしないほうがいい
中垣:まあもちろん全く思うところがないわけではないが、でもその理屈では少なくとも自分の行動を変えることはないわけ。相手が困るとか、そういうのちょっと鈍いし。
太郎:笑
中垣:会社で同じ部署に同期が5人おるねんけど、このあいだ同期会があったときに、そのうちの一人の飼ってる猫が亡くなったらしくて、その日に火葬やから同期会に行けなくなったって連絡があったのね。
松田:はあはあ。
中垣:で、そしたらみんなが…
松田:笑
中垣:「かわいそう」「あんなに可愛かったのに」って次々言ってて…「ウーム🤔」って思って。
松田:まあそうやんな。
Source: commmon
中垣:でも、いよいよ困る場面が出始めてくる気もするねん。それこそ今彼女が家にいないねんけど、部屋はどんどん汚くなるし寝る時間もどんどん遅くなってるわけ。
子供やん
みなと:笑 それは中垣としては辛いことなの?
中垣:辛いよ。あとはそういう意味で、
松田:はいはい。
中垣:これ分かるかな…なんていうのか、要は子供なのよ。自分のことを子供やと思ってる、
松田:うん。
中垣:で、それはある意味で正しくて、実際に誰かがやってくれるねん。それこそおれが遅れても松田は待つし、いろんな人がいろんなことを許容してくれるし、おれはそのことにストレスを感じていないねん。だから物事は回りはするねんな。
松田:はいはい。
中垣:おれは今その点にフリーライドしていて、別にそうやって生きていくこともできるんだけど、
パパ活女子へ愛を込めて
みなと:うんうん。
松田:中垣ってさ、父親がかなりパターナルな感じあるやん? だからまあ…
中垣:そういうこと、ほんまそうやねん。自分が最後の最後でほんまにあかん自堕落な人にならないのは、自分の中にいる父親がそうさせてるねんな。
みなと:はいはい。
中垣:人生にヘラヘラしてるねん、たぶん。まあ自分に限らずみんなそうっちゃそうやねんけど、でもヘラヘラしてるねん。
松田:うんうん。
中垣:それでなんか前に、かまいたちが自分達の初期のDVDを振り返ってみるみたいな番組を観ててんけど…なんかかまいたちって急にグッときたやん? 昔から知ってはいたけど、でも関西ローカルの正月番組に出てるみたいな、それくらいのイメージやってん。
みなと:あ、そうなんだ。
中垣:でも今は普通に司会とかしてるやん。
松田:まあそもそも昔を知らんねんけど、
中垣:そうやん? でも昔は全然違うねん。昔は呼ばれて行っておもろいことを言う、普通の漫才師やってん。たぶんあれやと思うねんな…
松田:なるほどね。
中垣:まあヘラヘラしてるのがなんであかんのかは、おれにもよく分からんよ。
松田:うんうん。
中垣:ただ…まあ難しいけどさ、何かをやるんだと決めてそれをやりきるみたいなことはしないで、常に探索的にうろちょろしてる、それを突き詰めたらその先には何かあるのかもしれないけど、別に今それができているわけでもないからね。普通に働いてるし。
松田:うんうん。
中垣:世の中にはそういう人もいると思うよ。
みなと:笑
中垣:でもそれができてるわけじゃないからね。
松田:まあ難しいよ。さっき赤坂の部屋にPC置いてから来てんけど、また知らん間に意味分からん置物増えててんな。
中垣:あれやばいでしょ。
まじで意味分からん
松田:
中垣:確かにね。あれは金曜の夜1時になつきに「明日暇?」
松田:笑
中垣:でも00年代は見つからず、謎の置物ばっか買ってきた。あとDVDも大量に買った。
Wi-Fiがなくても映画が観られるってすごいよな📀
2022年2月27日
Aux Bacchanales 紀尾井町