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結婚も実は悪くない説

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中垣:なんかさ…結婚ってもしかすると悪くないのかもしれないというか、結婚することによって思い通りになることもあるんじゃないかと思ってさ

結婚が悪いものとかいう偏った前提

松田:はいはい。

中垣:例えば今髪型を坊主にしてるけど、これを自分でやるのがうまくいかなくても、変になってへんか彼女に見てもらったり、代わりにやってもらったりできるわけやん。

c 【シリーズ】今日のファッション #6

松田:あー、そういうことね笑

中垣:そういう、一人やとできひんけど他に人がいたらできることって他にもあると思うねん。

松田:うんうん。しかもそれ、シンプルに便利っていうだけじゃなくて、もうちょっと意味のあることな気がするな。

中垣:それでこれが彼女との話なら、言うてもずっと一緒にいるかは分からへんから、綺麗に刈れているかを10年後も彼女に見てもらう想定はできひんやん

松田:うんうん。

中垣でも結婚してさえいればそれができるわけ。そういう、一生相手と一緒にいることが期待できるからこそ想定できることとか、可能になるアクションとかってあるわけやん。

松田:うん、分かる分かる。個人的にも、彼女と一緒に住むようになってからスパンの長い何かへのコミットメントが容易になったという実感はあるな。具体的に何があったっけな…

中垣:やっぱそうやんね。

松田:まあ例えばやけど…比較的製品寿命が長い何かを買い替えるときも、ただ付き合ってるだけやと多少の不便に甘んじても今ある物で我慢するっていう判断をし得るけど、この先もずっと一緒にいることを想定できたら、それを前提にしたその場しのぎ的でないスパンの長い投資ができるよな。

中垣:そうそう。だから最も理想的には、あらゆるリソースが2人分になると言えるよね

みなと:あー、はいはい。

マット・リドレー(2013)『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』早川書房
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交換と分業、またそれによる知識の蓄積によって文明が駆動されてきたことを示し、現在の人類の繁栄を説明します。 いつの時代も存在する悲観的未来予測を一蹴し、積極的楽観主義を提案する一冊です。

マット・リドレー(2013)『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』早川書房

中垣:目黒で山原とルームシェアしてるときもそれは思ったな。2年っていう短い期間でも、それが誰であっても、確実に一緒にいることを想定できることで判断しやすくなることってあると思うわ。

松田:あとはだからこそ、意気投合している限りにおいてというのではなく、ある種の契約として一緒にいることに決めるのにも、一定の意義はある気がするねんな

エーリッヒ・フロム(2020)『愛するということ』紀伊國屋書店
Image: Amazon.co.jp

自己への信頼と他人の可能性への信頼に基づく最も人間らしい技術として、愛するということを説きます。フロムの代表作であり世界的なベストセラーです。

エーリッヒ・フロム(2020)『愛するということ』紀伊國屋書店

中垣:うんうん、そうやと思う。そう考えると結婚も結構肯定的に捉えられる気がするよね。

みなと:なるほどね。

中垣:あと逆に言えば、そういう意味においては離婚なんてもってのほかやとも思う

松田:うんうん。

c 愛の対象をめぐる問題

なつき:個人的には最近彼女に子供の話をされてて、いよいよ結婚が現実味を帯びてきてるね。

中垣:はいはい。

なつき:それで彼女には30歳までには子供が欲しいって言われてて…まあ妥当な数字だとは思うけど、あと3~4年かと思うとあれだよね。

どれ?

中垣:どうすんの?

なつき:…まあ早めに結論を出して、もし30歳までに結婚する気がないのであれば別れるべきだよねとは思ってる。

中垣:そう言うってことは結婚する気はないってことやんな。

なつき:うーん…まあそうだよね笑

松田彼女このURL知らない? 大丈夫?

みなと:笑

松田:しかしあれやね…前までは結婚というと、何かこう未来が拘束されるようなものだという認識があったけど、今のところ悪くはないよね。

中垣:それは、彼女と一緒に暮らすようになってからってことやんね?

c 賃貸と街の話

松田:そうそう。身動きが取りづらいとか不自由を感じたりっていうのは今のところないな。むしろ、いろいろと見通しが立つようになった効用の方が大きい気がする。

中垣:うん、やっぱそうやんな。これをベン図で考えるとさ、自分の可能性と彼女の可能性があったとき、それが狭い範囲でしか重なっていないと一緒にいることで自由が奪われるように感じるけど、その両者の範囲ができるだけ重なるようにしたら、そこはすごく磐石になるというか…

ベン図 – Wikipedia

野矢茂樹(2019)『論理学』東京大学出版会
Image: Amazon.co.jp

野矢茂樹(2019)『論理学』東京大学出版会

松田:重なってる部分は二重やもんね。

中垣:そうやんね。単純にリソースが倍やし…それもある種の妥協とかじゃなくて、もっと生産的に範囲を重ねていける気がするねんな

成長しました

松田:はいはい。

中垣:それこそ、松田が彼女と二人で坂をめぐる散歩に行くとか、そういうのって一人じゃやろうと思ってもなかなかしないわけやんか。

松田:確かにね。

神田川と目白通りに挟まれた、学習院から椿山荘までのエリア、弱い土地から強い土地へのグラデーションが分かりやすくて楽しいです

昭文社地図編集部(2020)『東京23区凸凹地図』旺文社

中垣:つまり、リソースだけじゃなくて動機も二人分になるから、片方が何かをしたいって言ったらもう一人もそれにのることができるし…

松田:うんうん。

中垣:前に彼女に服を買ってあげたときにも思ったな。相手の動機を自分の動機と同じように扱えるのはいいというか

松田:それに中垣からしたらそもそも服には興味があるねんから、自分に加えて彼女の服に興味を持っても、追加のコストってあんまかからへんわけやん。

みなと:あー、なるほどね。

松田:そういう意味でも、お互いの動機を都合よく使える感じはあるよね。

中垣結婚も…悪くはなさそうやんね。坊主はまさにそうやったもん、最初は彼女にやってもらったし、一人なら永遠にできてなかったと思う。

2021年3月21日
Aux Bacchanales 紀尾井町

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