山本
中垣の大学の友達。「身近で似た境遇の人間、かつ結婚している」というザル過ぎる理由で、金曜日の仕事終わりに愛知から東京に呼び出された。
結婚を信じられない面々が、別に信じて結婚をしたわけではない先人に教えを請う回です。
山岡:なんか、
中垣:あー…
山岡:
中垣:あー、でもちょっと分かるかもな。
松田:なるほど、なるほど。
山岡:あー、就職もそうだったね。
中垣:
山岡:そう、気付いたらいつの間にかどっかに飛んでっちゃうんだよね。そういう性格だから。
中垣:し、どっかにいっちゃうのは楽ではあるんだけど、それが楽しいわけでは案外ないから。
山岡:そうそう。
中垣:うん、それはあるかもな。
山岡:そういうのがめんどくさくなっちゃったんだよね。
太郎:なんか
山岡:社会的にすごくいいことをしてる感じもするしね。
松田:笑
太郎:「周囲からどう思われてんのかな…」みたいなところにどうしても頭を使わないといけなかったのが…
山岡:そう、
中垣:前までは、例の飲食をやってる年上の人と付き合ってて、一緒に住んでるって言ってたよね?
山岡:そうそう。あいつはまだ家に住んでる。
中垣:で、別の人と入籍したん?
山岡:そう。
Source: commmon
いやいや…
c 結婚の形も様々
中垣:きゅーちゃんは?
きゅー:私はそもそもどっか飛んでいく人ではないから。
中垣:そんなことはないと思いますけどね。
きゅー:元々自分に制約を課しちゃう人だと思うけど…そうでもないかな?
中垣:そうでもないと思うけどね。わりとその、
きゅー:うん、まあそうか。そうね笑
中垣:
きゅー:いや、そう思ってあえて制約を課しているわけではない。
中垣:そろそろちゃんとしないと、みたいなのはなかったん?
きゅー:うん、全然ない。あと5年くらいは遊ぼうかなと思ってたけど、その前に…
中垣:
きゅー:
ラブい💕
中垣:ふーん。じゃあ今の人と結婚するとしたら、山岡とはまた違う動機においてする感じになる?
きゅー:うん、そうだね。違いそう。
中垣:きゅーちゃんは結婚したいっていう気持ちはあるん?
きゅー:というより、
中垣:なんでそう思うん? お互いそういう話はするん?
きゅー:そういうビジョンが見える。
松田:笑
きゅー:し、向こうもそういう気でいる。
中垣:じゃあ例えば一緒に家事をするなり生活をしていて…
きゅー:うん。生活をしていて何も違和感がない。
中垣:いや、でもちょっと待ってや。
松田:笑
中垣:だって結婚は与件じゃないからな。
きゅー:うんうん。
中垣:自分一人の方が快適なのであれば、別に結婚しなくてもいいわけやん。
きゅー:うん、それはそうだね。
中垣:
きゅー:そうだね。
中垣:それはなんでなん?
きゅー:…一人が辛いから?
中垣:それはどういう意味?
きゅー:うん、めちゃくちゃさみしい。
中垣:ちょっと待って、
松田:ちょっと今日教わって帰ろう。
中垣・松田が選ぶ彼女に言われて嫌な言葉
第1位「さみしい」
きゅー:笑
中垣:いやね、彼女が「さみしい」とかいって泣くんですよ。
山本:へー。
中垣:それが最近もう激しくて。
きゅー:うんうん。
中垣:なんなら今まではリモートやったから週3~4日一緒にいて、最近は出張が入ってるから減ったくらいやねんな。でも、そうやって
きゅー:泣くの?
中垣:泣くねん。
松田:それはもう最初に週3~4日にしちゃったからやで。そこは不可逆やってんって。
きゅー:それはそうだね。それはあるよ。
中垣:そうやんなぁ…
松田:笑
中垣:いやもちろんね、例えば一週間仕事して土日に全く人に会わなかったら、「おれの人生って…」みたいな気持ちにはなるよ。だからそういうさみしさはあるねんけど…
松田:そのさみしさじゃないと思うよ。
きゅー:笑
中垣:
きゅー:ずっと一緒に住む方がいいよ。
中垣:なんで?
きゅー:笑 うーん、まあ時期によっても違うと思うよ。好き好き期なのかそれを超えているのかもあるし…
中垣:うんうん。
きゅー:好き好き期なら、相手のことが好きなんだからその人と離れてるとさみしいじゃん。
中垣:まあまあ。
きゅー:それとは別に、
山岡:それはめっちゃ分かるな。
中垣:ええ…
全然分からない
山岡:
松田:でもそれさ、一番は彼氏が来てくれることなわけでしょ?
山岡:うん、それが一番いい。
松田:でも遊びに行っちゃうってなんなん?
山岡:いや、でもそのあともっとさみしくなるよ。
中垣:とはいえ今が0よりは…
山岡:
中垣:で、そのマイナス70を繰り返し経験したからそろそろ嫌だなってなって…
山岡:そうそう。
松田:しかしこれがアホの女の子やと、そのことに気付かずいくつになってもマイナス70を経験し続けると。
中垣:そうやね。うーん、でもそのさみしいって気持ちはやはり分からんな。
山本:僕も分からん。
太郎:一人になりてー、って気持ちはないの?
山岡:それはある。うっかり仕事が忙しくて会えないってなったら、それはそれでほっとする。
太郎:あー。
中垣:
ほぼ毎週これ。…あれ?
山岡:
中垣:あ、そうなのね。ふーん。
山岡:そこにひとりでいるのが耐えられなくなるってことがあるの。
中垣:
松田:そう、ほーんとそう。
山岡:友達がいないの笑
松田:あ、でもそれはあるかも。中垣の彼女って友達いる?
中垣:確かにいないな。
山岡:
太郎:それがなんでなのかっていう…
山岡:「あ、男ね、行っといで~」ってなるよね。
ごめんなさい
きゅー:笑
松田:それはどこまで性差に本質的な話なんかな。
太郎:そうだよね、我々みたいな考え方の女性がいてもおかしくはないと思うんだけど。
松田:そう。今のところサンプルはゼロやけど、その可能性は排除されないよね。
中垣:でも小学校くらいのときからそういう感じはあったよね。
山岡:やっぱ本能なんじゃない?
うーん、ザルい
2020年11月20日
新宿 ゴールデン街