なつき:なんかこの前さ、
中垣:うんうん。自分が勝てる環境に行くみたいな話やんな?
なつき:あー、そうそう。お山の大将でもいいんじゃないか、みたいなね。
松田:はいはい。
なつき:つまり、今だとおれより能力の高い人が周りにいっぱいいて、その中で競争をして評価を争っているんだけど、そうじゃない環境に行って、
中垣:うんうん。
なつき:でも…仕事においてそれってあんのかな?って思って。
中垣:絶対あるでしょ。
なつき:なんか…どこに行ってもこの感覚って持っちゃうんじゃないかなって。
中垣:イチローだって、幼少期からプロ野球のリーグに入れられたら一流にはならへんかったでしょ。だって勝たれへんもん。
なつき:あー…
中垣:
なつき:まあそれはそうだね。
中垣:
山岡:笑
If you make your bed every morning you will have accomplished the first task of the day. It will give you a small sense of pride, and it will encourage you to do another task and another and another. By the end of the day, that one task completed will have turned into many tasks completed. Making your bed will also reinforce the fact that little things in life matter. If you can’t do the little things right, you will never do the big things right.
And, if by chance you have a miserable day, you will come home to a bed that is made — that you made — and a made bed gives you encouragement that tomorrow will be better.
If you want to change the world, start off by making your bed.
Source: The University of Texas at Austin
Adm. McRaven Urges Graduates to Find Courage to Change the World – The University of Texas at Austin
なつき:地区大会で優勝…したいね。中垣は地区大会の優勝したことあるでしょ、今の仕事で。
中垣:え、仕事で…?
あっ…
松田:笑
中垣:仕事か…あんまおれ仕事で優勝とか考えへんねんけど笑
なつき:「あ、これはいけましたわ」みたいなのないの?
中垣:仕事では…あんま考えたことないな。むしろそういうのを捨ててから入社しようと思ってたから。
なつき:あー、はいはい。
中垣:大学以前とか大学とかで感じていた焦燥を持ったまま入社したら終わると思って。だからそういうのはあんまないけど、でも勉強とかってそうやし、楽器とかもそうやん。
なつき:まあ確かに。そういう意味ではおれ、
山岡:常に甲子園で一回戦負けみたいな、私はずっとそんな感じかな笑
なつき:そうね、うん。大学に入ってからはそういう感覚があるかな。
山岡:なんでここに入ってしまったんだろうって、ここ10年くらいずっと思ってる。
中垣:なかったけど…それが健全なそれなのかは分からへん。
松田:笑
みんながゼミの課題に打ちひしがれる中、留年して暇を持て余し、大学の屋上でスケボーしてたもんね
中垣:不戦敗か不戦勝をずっとやってたな。
松田:それかさ、大会さえ行われていない、
山岡:確かに笑
Americans mythologize competition and credit it with saving us from socialist bread lines. Actually, capitalism and competition are opposites. Capitalism is premised on the accumulation of capital, but under perfect competition all profits get competed away. The lesson for entrepreneurs is clear: if you want to create and capture lasting value, don’t build an undifferentiated commodity business.
Source: Peter Thiel(2015)『Zero to One』Virgin Books
Peter Thiel(2015)『Zero to One』Virgin Books
なつき:それはそうだよね、確かに。
中垣:それもありやねんけど…でもたぶんさ、なつきは地区大会で優勝したいんでしょ?
なつき:そうだね。地区大会くらいでは優勝して、それから今の仕事を辞めたい。
そのメンタリティが諸悪の根源と気付けな
中垣:いやいや…だから地区大会ってさ、例えば金沢の中小企業で会計をやるとか、なんかそんな話やと思うで。
山岡:うんうん。
中垣:そこで「すごいねなつきくん」ってなってさ。やっぱそれって大事よ、それで好循環になったら自分の頭で考えられるようにもなるし。
なつき:あー…
中垣:やっぱそういうことやと思うねん。
中垣:ただ松田の言った通り、それを言い出したらもうきりがなくて…じゃあ確かにおれは灘東大だけど、別にコンサルはマッキンゼーではないからね。
みなと:そう、そういうことだよね。
中垣:それに今度マッキンゼーだとしても、じゃあ最年少でマネージャーになれるかはまた別やしね…って話はもう延々とあるやん。
みなと:そうそう。
松田:じゃあなんですか、ジェフ・ベゾス以外は全員不幸なんですか?って。
中垣:そういうこと。
Source: commmon
なつき:まあそうね、そうだよね。
中垣:だから、それが自分の能力を規定するとかそんなんないから、
山岡:私の場合はすごく怠惰で、リーグを下げたらそれに見合った練習量になるだけだから、いける中で一番上のリーグで、焦燥感の中で6割しかできないのを続けてるみたいな感じかな。
松田:はいはい。
怠惰を自認する真面目な人、ほんまなんなん
山岡:ただそうしていれば、結局どこかではやるから結果としてはいいんだけどね。でもそれがストレスで、ちゃんと勝てた方がいいサイクルが生まれるんなら、それはそうした方がいいよね。
松田:まあむずいよな。リーグを下げたら、下げたという認識は残るし。
中垣:確かに。
なつき:まあ負け癖というか、逃げ癖というか…
辞めていいらしいよ
「開成に通いながらタトゥーを入れました」異端のベンチャー社長が振り返る“名門男子校で味わった洗礼” – 文春オンライン
松田:だからさ、それを下げると捉えるというよりも…短距離一本でやってきたやつが十種競技に転向するみたいな、そういうノリなんじゃない?
中垣:そこに優劣はないってこと?
松田:うーん、 まあそういうことなんかな。
中垣:でもそうやんね、優劣はないよね。
なつき:うん。
松田:でもさ、なつきは東大卒である以前になつきやねんで? そのなつきがミスをするんであれば、それはもうしたらいいやん笑
なつき:まあ実際するんだよね。
松田:だからあれやん、複数のサンプルから回帰直線を導出したとしても、その回帰直線によって、翻って外れ値のサンプルが否定されることはないわけやん? それと同じで世に数多いるサンプルから回帰的に想定される東大卒像があるわけだけど、それによって不出来なサンプルが否定されることはないねんって。
なつき:あー、なるほどね。
松田:しかも、その外れ値のサンプルをサンプルから排除してしまうと、ごく僅かとは言え回帰直線は異なったものになるわけ。
なつき:まあね。
松田:だからミスしてもいいんじゃない?
Source: commmon
中垣:だって、なんだっていいやん。地方の企業で会計をやって、そのうちにあれもこれもってどんどん頼まれて、いずれ独立して、いつの間にか金沢の会計の主になったら…別にそれで持って自分を評価してもいいわけやん。
なつき:うん、それはそうだね。
中垣:そういうね、
松田:物事を捉える際の解像度が低過ぎて、粒のでかい事実しか見えてへんのとちゃう?
なつき:あー、そうねぇ…
中垣:
なつき:まあそうね、そうっすね。
中垣:だってなつきさ、もう大学の頃からずっと言ってんねんで。大学に入ってから負けてる感じがしたのってさ、それは具体的にどこで感じたん? 優の評価をもらえないこと?
店員さん:お皿ガシャーン
お客さんA:あらあら。
お客さんB:大丈夫ですか?
中垣:大丈夫に決まってるやろ。
松田:笑
なつき:どうなんだろうね、分からん。でも
じゃあもっと勉強しろ
中垣:そんなん感じることある?
なつき:おれ、大学入ってすぐに高山ゼミってとこに入ってたんだけど…
中垣:あー、なんか有名なやつか。
なつき:ぼちぼち有名なのかな。
松田:笑
中垣:なんでそこ入ったん?
なつき:なんかその事実を知らなくて応募したらそんな感じだったんだよね。それで
Wikipediaに土下座でもしとけ
松田:いや、ちゃうって。
なつき:笑
松田:それは、それが自分にとって重要なことではないと分かってるからやん。それができてへんから外コンとか言われて、勝手に一人で負けてんねん。
なつき:あー…まあ確かに。でもなんか大学生のときってさ、何にでもなれる自分みたいなのがあったと思うんだけど、そこで「おれはこれにはなれないんだ」っていう感覚があった瞬間だったんだよね。
山岡:でもなんだろう、
なつき:あー…そうだね。でも当時はそういう考えが全くなくて、ただただ打ちひしがれてたのかな。
中垣:とにかく、こういう話をし出して数年は経つねんで。もうそろそろやめようぜまじで。ほんまくだらんから。
2021年9月5日
Aux Bacchanales 紀尾井町
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アメリカの海軍軍人、ウィリアム・マクレイヴン。最終階級は海軍大将で、統合特殊作戦コマンド司令官としてウサマ・ビン・ラディンの殺害作戦を指揮するなどした。
大きな達成のためにはもっとも小さなタスクから始めることなどを説いた、2014年のテキサス大学オースティン校の卒業式のスピーチで有名。
10 Things to Learn From This Year’s Best Graduation Speech – Inc.com