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ファッション

【前編】2022年のジュエリー

2 years

松田:この先やってくるジュエリーの一大ムーブメントについて、おれは知ってるから教えてあげちゃおうかなと思うねんけど…

中垣:笑

みなと:知ってるんだ笑

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ことば エンタメ

まじで最近のWIREDはなんなん

3 years

中垣:松田には言ったけどさ、この冒頭の文章、みなとも読んでみてくれへん?

ネイバーフッドの逆襲

「人を場所から切り離して理解することはできない。人間は場所なのである」という哲学者ガブリエル・マルセルの言葉に倣うならば、ぼくの大部分は鎌倉という場所でできている。近所や徒歩圏にこれだけの友人知人がいるなんて小中学校以来だし、ホームコースである裏山のトレイルを走れば隣町に暮らす母のマンションや父が眠る峠の墓地も眺めることができる。何より、「未来のことを考えるなら、自然の中で考えよう」という信念を、『WIRED』編集部の鎌倉分室を起点に実践するフィールドでもある。

鎌倉や逗子の地元コミュニティが心地いいのは、ネイティヴであれ移住組であれ、この土地が好きな人々が集っている点だ。人類が自然の創造物に本能的に向ける愛情を「バイオフィリア」と呼ぶように、人と場所や環境との情緒的な結びつきを、地理学者のイーフー・トゥアンは「トポフィリア」と名付けている。こうした土地(トポス)への愛着は、ネイバーフッドを語るうえで欠かせないマインドセットのひとつだ。そもそも「ネイバーフッド」という言葉は多義的で、近所や近隣の人々、近隣住区、あるいは親しさといったニュアンスを含んでいる。ここでは、ある種の「場所」に根差した人間同士のつながりと定義してみよう。

都市の近代化は、こうしたネイバーフッドをことごとく解体してきた。それは、都市計画の宿命でもあった。建築家の黒川紀章は著書『都市デザイン』のなかで、いまからおよそ100年前のル・コルビュジエと近代建築国際会議(CIAM)の理念を引きながら、機能的な都市における近隣住区というコンセプトの限界をこう表現している。「都市は開いた構造を求めているのである」

パンデミックによるロックダウンは、移動の不自由という制約によって都市を閉じたことで、ネイバーフッドの再発見をわたしたちに促している。これまで都市という欲望を突き動かしてきた経済資本だけでなく、そこで人間同士が紡ぐ社会関係資本やその土地に固有の自然資本、蓄積してきた文化資本といったパラメーターが突如として前景化した。それは同時に、日本における「ネイバーフッドの貧困」を露わにもした。世界中でロックダウン中に自殺率が下がった一方、日本で女性の自殺率が上がったことは、海外でも驚きをもって報じられた。不況のしわ寄せが女性に向かう「She-cession」と呼ばれる状況は各国にあれど、日本ではそうした経済の貧困の先に人間関係の貧困が現れていると、法政大学の保井美樹は著書『孤立する都市、つながる街』で指摘する。

ノーベル文学賞受賞後初の長編『クララとお日さま』を発表したカズオ・イシグロはそのインタヴューで、「縦の旅行」と「横の旅行」について語っている。世界中を飛び回っても同じ価値観の人々としか会わず、グローバルな同質性を強化する一方の「横の旅行」に対し、同じ通りに住んでいる人々でさえ、まったく違った世界に住んでいて、そうした人たちをもっと知る「縦の旅行」が必要ではないか、というものだ。

いまや「縦の旅行」を促すネイバーフッドの再構築が、世界中で始まっている。市民の手で公共空間を真のコモンズ(共有地)へと変えていくタクティカルアーバニズムやウォーカブルシティの構想はすでにパンデミック前から存在した。成長か脱成長かという不毛な二元論を超えて、人も経済もカルチャーもあらゆる関係資本が循環することで、まるで電流から磁場が生まれるように、多様なネイバーフッドが立ち上がっているのだ。

「わたしたちはテクノロジーの影響を短期的には過大評価し、長期的には過小評価する傾向がある」という有名なアマラの法則は、当然ながら都市という太古からのテクノロジーにも当てはまる。パンデミックが都市にもたらした影響について、ワクチンが行きわたった国々で人々が続々と街に戻って賑わいを見せる様子を見ると、この1年で都心の人口が減り、オフィスの売却や縮小が相次ぎ、飲食店が苦境に立たされたのも、短期的で過大な反応だったと思えるかもしれない。でも都市がその機能を止めたことで、人類はまるでSFプロトタイピングのような決定的な瞬間を経験した。結局のところこれは、インターネット誕生後に人類が初めて経験し、共有し、オンラインでつながったパンデミックだったのだ。その長期的な影響を、決して過小評価してはならない。

スマートシティやデジタル田園都市といった「都市計画」は、これから世界中で実装されていくだろう。物理世界とヴァーチャル世界が鏡合わせになったミラーワールドになっても、ぼくたちはささやかなトポフィリアをそこに抱き続けるはずだ。なぜならそれが人間の本能であり、昔もいまも、リジェネラティヴな都市の唯一の原動力だからだ。ネイバーフッドの逆襲は、すでに始まっている。

Source: WIRED.jp

ネイバーフッドの逆襲:雑誌『WIRED』日本版VOL.41の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ – WIRED.jp

みなと:はいはい…とりあえず最初の方で、なんか言葉がいっぱい出てくるね

松田:せやねん、ほんまクソやんな。

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おもしろ小ネタ 人生

子供を育てられる気がせん

3 years

山本

中垣の大学の友達。「身近で似た境遇の人間、かつ結婚している」というザル過ぎる理由で、金曜日の仕事終わりに愛知から東京に呼び出された。
結婚を信じられない面々が、別に信じて結婚をしたわけではない先人に教えを請う回です。

松田結婚してからの方が人生楽しい? もし楽しいのならおれも結婚したい。

山本:え、楽しいか…でも何だろうな、別にそんなに変わらないんだよな

松田:半同棲のときと比べるとどうなん?

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人生 思索

座右の銘「正しいことをする」

3 years

タイトルを見て「でも…正しいことって逆になんだよ?」って思った方、何が正しいかも確信しないまま何かに取り組むだなんて、まさかそんなことないですよね?

ミヒャエル・エンデ(2007)『自由の牢獄』岩波現代文庫
Image: 岩波書店

ミヒャエル・エンデ(2007)『自由の牢獄』岩波現代文庫

c 自分の人生を選ぶ苦しみ

中垣:最近のマイブームやねんけど、悪口を言わないというかさ…

みなと:ほう。

松田:それがブームになるくらいには、悪口を言う衝動があるってこと?

中垣:そういうこと。でもそれはもうさ、明らかやん。

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外国のこと

イスラムにおける「善い行い」

5 years

松田:さっきみんなが来る前、シャルリー・エブド襲撃事件に関する記事を読んでてんやんか。その記事に関してこの観点はおもしろいんじゃねってみなとが言っててんけどさ、前にコーランは読むものではなく口に出すもんやって話をしたやん

シャルリー・エブド襲撃事件 – Wikipedia→

西川:へー。

松田イスラム圏での初等教育って、とにかくコーランをばり読ませるらしいねん。そうやってコーランを覚えるのがまず最初のステップやねんな。ほんでこの覚えるっていうのは、暗記するんじゃなくて暗唱できるようになることやねん。

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食事

食事はやっぱりエッチなんだよ

3 years

匿名:今日のテーマにあった「メディアとコンテンツとしての食事」ってどういうことなの?

中垣:例えばセックスするためにオシャレなレストランに行くっていう場合、食事はコンテンツというよりはメディア、つまり手段なわけやん。

匿名:あー、はいはい。

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shop おもしろ小ネタ ファッション

ロブって何が違うん? / おれが80ってことは君も80やから / ロゴT

2 years

タカ:なんかなつきさ…ええ感じに枯れてない?

なつき:どういうこと笑

タカ:語弊を恐れずに言えば、すごい垢抜けたというか。

松田:笑

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仕事

日系大企業の内部レポート

4 years

みなと:この前太郎から、「大丈夫?(仕事的に)」って連絡がきたんだけど、その日がうちの決算発表だったの

松田:はいはい。

みなと:で、うちの会社すごい勢いで利益を落としたの。数百億円くらいの黒字を出していたはずなのに、大幅に減損して数千億円の赤字になったの

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ファッション 外国のこと

モードと装いの東西

3 years

kotohayokozawa ロゴ

横澤琴葉
ファッションデザイナー

中垣が大学時代にインターンでお世話になったブランド「kotohayokozawa」のデザイナー。
かつては手を動かして物を作ることが大好きだったのに、頭でっかちになり過ぎたせいで何も作れなくなってしまった中垣や松田にとって、多くを学ぶべき相手なのである。

kotohayokozawa.com

kotohayokozawa – Instagram

kotohayokozawa – Twitter

中垣モードな服の楽しみ方がよく分からないんですよね

コトハ:そう言えばこないだ上がってた記事読んだけど、なんかヤバい服載ってたよね。

松田:あー、あのピンクのシャツですか?

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お金のこと ファッション 人生 思索

価値は消費するものではなく生み出すもの

4 years

松田:既存の価値と新しい価値って話があるねんけどさ。

中垣:はいはい。

松田:このあいだスターバックスで茶しばいてたとき、前の席にすごいお洒落な女の子が来たわけ。ほんまに結構おしゃれやってんな